金陵十三釵を配信している動画配信サービス

『金陵十三釵』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

金陵十三釵
動画配信は2025年8月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『金陵十三釵』に投稿された感想・評価

「初恋のきた道」(1999)などの名匠チャン・イーモウ監督が手掛けた戦争悲劇。2011年の中国での興行第1位。日本未公開。「金陵十三釵」とは「南京の十三人の女性」の意味。

1937年の南京。侵攻してきた日本軍から襲われ教会の中へ逃げ込んだ修道院の女子中学生たちと娼婦らを、米国人の納棺師ジョン(クリスチャン・ベール)は聖職者になりきって匿い救う。日本軍の長谷川大佐(渡部篤郎)は女学生たちを保護する約束をするが、同時にクリスマスイブに開く祝勝会で彼女等が賛美歌を合唱するよう要求する。。。

迫力ある戦闘シーン、教会ステンドグラス、娼婦たちのドレス姿などエンターテイメント寄りの映像で女性ヒューマンドラマが描かれていた。南京大虐殺下の物語なので日本軍兵士は恐怖の存在で、女子中学生たちは襲われ娼婦数人は強姦虐殺される。ただし抗日がテーマの映画ではなく、長谷川大佐は教養のある人物として描かれジョンと女性たちに謝罪する。

女子中学生シュウは後から教会に避難してきた娼婦たちに軽蔑の念を示すが、無意識のうちに娼婦リーダー・ユウに対して憧れめいた気持ちを抱いている事がまなざしから見て取れる。実はユウも少女の頃に修道院に通っていたが義父から性暴行を受けた末に売春婦にされたのだった。“あの子たちに自分のような思いをさせたくない”と、ユウは中学生たちの身代わりになることを決意、娼婦仲間たちに“何もない私達だけれど今こそ英雄になろう”と呼びかける。この自己犠牲的なアイディアに対してジョンはクリスチャンとして葛藤するが、この場を仕切る大人の立場として判断を迫られる。

終盤、中学生シュウは娼婦ユウの生き様から人間にとって真に大切なことは何かを学ぶ。キリスト教的な自己犠牲の精神と儒教的な“名誉と尊敬”との融合が本作の特徴になっている。題名も中国の古典「金陵十二釵」にキリストの十三使徒をかけている。ユダをなぞらえたポジションの役柄も配置されていてクライマックスのカギになっていた。

本作は世界中で公開されアカデミー作品賞にもノミネートされたが日本だけ非公開。南京大虐殺が描かれている事よりも、本作をタブー化している日本社会の現状の方が余程大きな問題だと考えている。


※雑感
先日(9月23日)の国連総会で石破首相は、戦後の日本の歩みについて「アジアの寛容の精神に支えられ、日本は不戦の誓いの下、世界の恒久平和の実現に力を尽くしてきた」「アジアの人々は戦後、日本を受け入れるのに寛容の精神を示した。計り知れない葛藤があったはずだ」と述べた。そして東アジアの安全保障環境がウクライナ・中東の情勢と「密接に関連している」との認識も示し、「分断より連帯、対立より寛容を」と訴えた。

石破首相による「戦後80年談話」は自民党内の調整がまとまらず右派世論が反対しているため現時点では実現不透明。しかし上記のような平和志向の見解は被爆国であり日本国憲法を守り続けてきた日本だからこそ世界にとって意味を持つと思う。

次期首相候補の一人、高市早苗は「安倍晋三元首相の戦後70年談話がベストだと思う。今、新しいメッセージは必要ない」と断言。個人的には視野が狭いと感じている。世界各国が日本の首相候補の発言を聴いている事を自覚しているだろうか?

この例は、世界中で日本だけ本作が公開されない事実と大きく繋がっている。
ぜろ
4.2
普通に日本人の会話の再現度がリアルすぎて鳥肌立った。
南京!南京!の時も思ったが最早中国人のほうが日本人を良く見てるとすら思うときがある。

一般的な認識として
中国=日本嫌い、反日
アメリカ=親日、同盟国

という認識があると思うが実際ハリウッド映画なんかではよく勘違い日本人が出てくる。
それはアメリカ人が本当の意味で日本人を認めておらず見下している証拠だろう。
何故アメリカ人が描く日本人は文化や言葉がおかしかったり考証が適当なのか?それは単に興味がないからだろう。
好きの反対は嫌いではなく無関心である。

中国人のほうが日本人を理解してるなとこの映画でも感じた。
さて、肝心の内容についてたがアメリカ人の神父(クリスチャン・ベール)が南京に入り襲い掛かる日本兵から少女たちを守るような描写がある。

当然日本ではこんな映画、右翼団体等から半端じゃない圧力がかかるだろうし公開は不可能だろう。
しかし考えてみて欲しい。

自国内で平和な世の中ですら痴漢や盗撮や性的虐待、強姦が普通に発生するのにどうして戦時中に100万人以上の日本軍が中国に行って何の犯罪もなく平和に終わると思ってるのだろう?普通に考えれば発生する。
それが侵略戦争の怖いところだ。
どこの国にも常に犯罪は起こる。比較的治安の良い日本でも。
つまり侵略戦争なんてした時点で世界中どこの国家でもこういうことは起きるわけだ。戦争の歴史がそれを証明してる。
いい加減日本軍が清廉潔白という神話が間違いであると気がついて欲しいのだが…

法律などでは犯罪がなくならないことは現代人の我々も良く知るところだろう。

ここが我が国の未熟なところだ。
アメリカでは米軍による虐殺を描いた映画等が普通に公開出来るからその点は羨ましい。
逆に中国でもあまりに反中国的な映画は上映出来ないだろうなあ。
アジアのほうが厳しく欧米のほうが緩いと言える。

それとこの映画、戦闘シーンについても結構迫力ある。
特にスナイパーのとこはカッコ良かったな。
最後の爆発はちょっとやりすぎだと思うがw

これDVDだけの販売でも良いから日本語字幕付きでやってくれないかな?普通に良い映画だし南京のシンドラーは一応DVD化出来たのだから不可能ではないはずだ。期待してる。
特殊な近隣国の方々は相変わらず、歴史改悪がお得意のようで。なんでも政治的な意味合い持たせたる傾向が強くなってきてるけど、実際作ってる監督さんたちはどう思ってるんだろか? と考えちゃった次第。

チャン・イーモウと渡部篤郎の無駄使い。

『金陵十三釵』に似ている作品

バトルシップ・アイランド/軍艦島

製作国・地域:

上映時間:

172分

ジャンル:

3.5

あらすじ

第二次世界大戦末期、約400人の朝鮮人が過酷な環境で徴用労働に従事していた。暴力と抑圧のもと、彼らは日々苦しみながら生活していたが、やがて島の闇が明らかになり、脱出を決意する。

The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ

上映日:

2019年06月07日

製作国・地域:

上映時間:

129分

ジャンル:

3.3

あらすじ

1945年、国民党の将校、レイ・イーファン(ホアン・シャオミン)は、上海の舞踏会でチョウ・ユンフェン(ソン・ヘギョ)と運命的な出会いをする。しかし国共内戦が激化し、レイはユンフェンを残し内…

>>続きを読む

デスティニー・イン・ザ・ウォー

上映日:

2018年12月01日

製作国・地域:

上映時間:

97分
3.1

あらすじ

1942年4月。真珠湾攻撃後、反撃を開始したアメリカ軍。東京初空襲作戦に参加した米軍パイロットのジャック。だが愛機は中国の山間部に墜落、絶体絶命のジャックは1人の女に救われる。彼女の名はイ…

>>続きを読む