世界は、階段でつながった階によってできている。それぞれの階は部屋があって廊下でつながっている。いくつもの階をぜんぶ合わせると世界になる…。というのがトトと少年の考えだ。少年には、トトという兄弟のような、「ふたつめの頭」がある。少年は、生まれてから一度も外出したことがない。どこまでも続く、終わりのない廊下、母とふたりきりの「学校」、父親の霊廟…。少年もトトも、「世界の終わり」がどこにあるかなんて、考えてもみなかった。しかしある日、はじめて見るふしぎな光を目にしてから、「世界の終わり」の向こうには、何かがあるにちがいないと思いはじめる…。
冴えない芸術家デイブは、積もり積もったストレスを晴らすべく、自宅内にダンボールの迷路を作りはじめる。その迷路は、いつしか彼の空想した罠やモンスターがうごめく大迷宮となっていき……。
ブラジル・インディペンデント・アニメーション界の新鋭アレ・アブレウ監督による長編第2作。出稼ぎに出た父親を探しに、少年が広大な世界を旅する物語を、クレヨン、色鉛筆、切り絵,油絵具などを駆使…
>>続きを読む従軍カメラマンとして、原爆投下直後の広島を歩いていたコヤナギは、壁に焼き付けられた親子の人影を撮影する。終戦後、その撮影者として有名になるコヤナギだが、写真の真相を知る者が現れて…。「地獄…
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