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LISTEN リッスン
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目次

LISTEN リッスンの作品紹介

LISTEN リッスンのあらすじ

本作は監督から出演者まで、全員が聾者によって制作された「無音」の音楽映画。出演者は楽器や音声を介さずに、手話を始めとした全身の身体表現により、視覚的に「音楽」空間を創り出していく。彼らはインタビューで各々に「音楽が視える」と語り、「魂から溢れ出る“気”のようなもの」から「音楽」を感じると答える。手話言語を通じて日常的に熟達した彼らの身体表現は、「音楽とは?」という問いのさらに奥深く、人の内面から滲み出る内なる“何か”へと迫っていく。

LISTEN リッスンの監督

牧原依里

雫境

原題
製作年
2016年
製作国
日本
上映時間
58分

『LISTEN リッスン』に投稿された感想・評価

映画人生、史上初耳栓をしての映画鑑賞。

これを味わいたくって、撃沈は承知の上で見てきました。

予告編を見た時と全く同じ感想。
いくら耳栓で聴覚をシャットアウトした所で想像力の足りないワタクシには、演者たちのパフォーマンスから音を感じ取る事はできませんでした。。

即興の動きなんでしょうか?感情や意味を見出すのも困難で、正解があるのであれば解説がほしかったですね…。

とにかく絶対に音を立ててはならない映画と僕らの60分1本勝負。
貴重な体験であった事は間違いありません!!
3.0
聾者にとっての音楽。

題材は面白いし、
とても興味深い。

ただ、観る側として、
音、という情報を抜いた時、
それに変わる圧倒的な、
何かがあったかというと、
あまり感じなかった。

表現したいものは、
何となく分かるが、
そこまで達しなかった感が否めない。
「音のない音楽映画とは」

 効果音、劇伴、生活環境音なしの無音の音楽映画。一体、どういうことか?
 劇場に入る前観客に配られる耳栓、この耳栓を付けてこの無音の映画を鑑賞するとのこと。どういうことか?
 劇場が暗くなり、耳栓を付けると、怖い、物音とか、呼吸の音、自分が足を動かすときの衣服が擦れる音、全てが聞こえなくなる。光るのはスクリーンだけ。とても怖い。
 映画に出てくるのは、耳の不自由な音楽表現者たち。彼らが、手話をしながら体を動かすと、驚く。自分の体がノってくる。画面に流れる「音楽」と同じリズム、ビートで体が動く。これは紛れもない音楽映画、音楽体験映画だと思った。
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 一人一人違うリズムの「音楽」を奏でる15人の聾者たち。この映画は「耳の聞こえない人にも音楽がある」ということを、耳の聞こえる人にも体験させてしまうという驚くべきドキュメンタリー映画だ。
 一人が「音楽」を奏でると、もう一人がその音楽と同じリズムで音楽を奏で、また一人が来て奏で、また一人が……総勢6人の無音のセッションシーンには度肝を抜かれた。

 なぜ、耳の聞こえない人たちが奏でる無音の「音楽」が、私のように耳の聞こえる人にも音楽として伝わるのか?だってダンスだから?いや、確かに彼らの「音楽」は一定のリズムで体を動かすダンスに近いかもしれないが、その身体表現はダンスとは少し違うような。その「音楽」を直接的に音楽として認識できてしまう感覚が確かにあった。(こればかりは言葉で説明しづらい)

 説明した所でこの奇跡に近い現象を矮小化させてしまうだけに過ぎないが、私は光の波動性に答えがある気がした。というのも、音は空気中を波として伝わり、その波の振動を我々は音として認識する。同様に、光、つまりスクリーンから来る光も、1800年初頭ヤングの実験により波ということが証明され、それ自体が振動している。劇中には「空気の振動が邪魔だ」という字幕があるが、音も光も振動にまつわる現象ということに何かヒントがある気がした。音楽表現者たちの奏でる「音楽」はダンスというより、「風の流れ」に近いという感覚がある。

 と、いくら文字で説明しても意味がない。監督の言う通り「感じればいい」私が「音楽」を感じた時点で「耳の聞こえない人にも音楽がある」ということを証明しているし、現にどんな人にも音楽は心の拠り所、表現方法として存在していた。

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