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充たされた生活
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『充たされた生活』に投稿された感想・評価

菩薩
4.2
煌びやかに飾られたショーウィンドウに映る、結婚3年目、4日間夫が家を空けている妻の疲れきった顔。充たされない生活から、充たされた生活へ、1人になっても続く虚無、その欲求不満の矛先として向けられる安保闘争、これは現代の己の人生が一つもままならないことを全て「アベノセイ」との呪文で片付けようとする成果なき自称意識高い系の心情と共通する部分がある気がする。どこまで行っても己の人生が充たされる事は無いと心の奥では悟りながら、それでも少しながらの冒険と確固たる安心感を求め葛藤する人間の姿。にしたって有馬稲子の存在感がおっそろしい、序盤のアイ・ジョージに抱かれ9割方お乳がポロリしちゃってる感じやら、砂浜・水着着用時の前屈みによって零れ落ちそうになる推定Dカップ、とりあえず一発ヤリたいだけのアイ・ジョージをすんでのところでかわす艶めかしさ、エロい、エロすぎるぞ稲子、度重なるクローズアップにも余裕で耐えうるどころか全てがサービスカット。結局己1人では国が変わらぬ様に生活も変わらぬし、もし変わるのであれば内的より外的要因の方が大きい、それでも晴れやかな笑顔の先に稲子の充たされた生活は待っているのだろうか、人生は手に入るものより入らず諦める物の方が多く、手に入れても失う物の方が多い。
3104
3.9
原作ありのフィクションだが、そこかしこに伺えるドキュメンタリータッチの演出が独特の質感を醸し出している。

一見〝充たされた生活〟に見えるが、拭いようのない虚しさを抱える主人公・朝倉じゅん子を演じるは自ら映画化権を獲得した有馬稲子。
前半は彼女の〝充たされない生活〟が描かれる。ここでのじゅん子(自らを名前で呼ぶ口調が妙になまめかしい)の彷徨、焦燥のようなものがとてもいい。有馬稲子は不幸な表情のほうが魅力的だ。スタイリッシュな服装やなぜか水着姿と、様々な彼女が観られるのもいい。

後半は60年安保闘争という「時代の風」が大きく採り入れられ、物語の質感や方向性も変化していく。これについては賛否両論かもしれない。それにつれ劇団内での描写が増え、ついにはじゅん子はそこで〝充たされた生活〟を手に入れる。彼女にとっては望んだ道だが、映画的にはどこか盛り上がりに欠ける帰着の仕方である。

聞けばこの映画、少なくとも30分はカットされたらしい。それを聞いたからそう思うのかもしれないが、明らかに説明不足、描写不足の部分があるように感じた。102分という上映時間は適切なのかもしれないが、少し残念なところでもある。


余談:劇中の60年安保の自然成立日が6月19日。この映画を劇場で観たのがその55年後の6月19日。たまたまである。
羽仁進監督の「不良少年」(1961)に次ぐ劇映画第二作。石川達三の同名小説を監督と劇作家の清水邦夫が脚色した女性ドラマ。撮影は写真家で「ふたり」(1991)など大林宣彦監督映画に参加する長野重一。音楽:武満徹。

1959年東京。劇団女優を辞めて結婚した朝倉じゅん子(有馬稲子)は定職のない夫(アイ・ジョージ)との暮らしに空しさを感じていた。ついに離婚を決め安アパートに引っ越し、劇団にも復帰。すると団員仲間の宇田(田村高廣)や劇作家の石黒(原田甲子郎)からアプローチを受ける。街では60年安保反対デモが日ごとに激しくなり、国会前の乱闘では樺美智子という東大生が亡くなった。じゅん子はどのような生き方を選ぶのか。。。

羽仁監督の映画が好きなのでずっと観たかった一本。期待に違わずとても面白かった。

ノーメイクの有馬稲子を街の風景と共に追い続ける、当時の女性の自分探し物語。ワイドスクリーンを活かした大胆な構図が続出して斬新。望遠アップに環境音を際立たせることでドキュメンタリー色を醸し出し、内省シーンでは武満徹の不協和音が効果的に使われていた。

自分の周囲しか見ておらず漠然とした空しさを抱えていた主人公が、安保闘争の時代の波に接することで社会との繋がりを発見していく。異性に寄りかかるのではなく、人としてしっかり向き合うことが“充たされた生活”に繋がるのだと。

1960年前後の青春の内省を描いた映画はこれまであまり観たことが無く、思い出すのは同じく安保闘争を背景とした大島渚監督「日本の夜と霧」(1960)あたり。同作に比べたら本作はずっと解りやすく共感のしやすい仕上がりだった。

アイ・ジョージ演ずる元夫や隣に住む全学連学生の、女に甘ったれた態度が気に食わなかった。しかしそんな彼らに母性的に接してしまう主人公のキャラクターは当時の平均的な女性像だったのだろうか。

本作の有馬稲子に「こんなに魅力的な女優だったかな」と驚くほど惹きつけられた。ラストカットのすっかり毒の抜けたような笑顔が印象深いが、実は羽仁監督と雑談しているところを撮影したのだそう。流石の即興演出と言える。

同様のテーマと作風として昨年の「ナミビアの砂漠」(2024:山中遥子監督)を連想した。有馬稲子と河合優実、それぞれが演じた女性像の違いに60年間の日本社会の変化が見えてくるようだ。本作の主人公と同じく河合優実が演じたカナも空しさを抱えているが、本作のように他者と理性的に向き合うことで克服する可能性は低い。彼女にとって重要なのは感性と気分のように思えた。ディスコミュニケーションの先に、充たされた生活はあるだろうか。

※冒頭、銀座の町で宝石店の中にいた客は当時の有馬の夫だった中村錦之助と羽仁進監督。ビアホールで田村高廣の隣にいたのはチーフ助監の土本典昭。

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