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ずっとお城で暮らしてる
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『ずっとお城で暮らしてる』に投稿された感想・評価

山D
3.2
アメホラシリーズや死霊館ユニバースでお馴染みのタイッサ・ファーミガ主演のサスペンス映画。
1950年代のアメリカの田舎町が舞台。なんとも言えない不思議な映画。田舎特有の閉鎖的で不穏な雰囲気、タイッサ・ファーミガとアレクサンドラ・ダダリオ演じる姉妹に向けられる憎悪が観てて辛かった。
幽斎
4.0
小説「We Have Always Lived in the Castle」映画化、邦題も直訳そのまま。2018年9月ロサンゼルス映画祭で初演、2019年5月北米公開。さぁ日本公開と言う時に武漢ウイルス襲来で配給会社は撤退。だがWOWOWストレートながら日本上陸を果たす。2021年1月28日WOWOWシネマ初放送作品。

原作「ずっとお城で暮らしてる」創元推理文庫。恐怖小説界の女帝の異名を持つShirley Hardie Jackson代表作。カルト的な人気を誇る作品と作家だが、彼女の作風は現実の日常と非日常の境界の揺らぎ、普段の生活での人間心理の異質さをカルチャライズ。「山荘綺談」The Haunting of Hill Houseが、1963年「たたり」映画化、後に1999年「ホーンティング」リメイク、キャストは豪華だが、稀に見る凡作。主演女優には縁を感じる(笑)。私の好きなMike Flanagan監督は「ホーンティング」をドラマ化、原作の禍々しい雰囲気を見事、現代に蘇らせてくれた。

原作は恐怖小説の括りだが、女史の作品はホラーでは無く、今で言うスリラー。初めて読んだ時は何とも言えない、雑味の有る乾いた読後感。ジャンル違いだが太宰治「斜陽」を彷彿、と言えばお分かり頂けるだろう。ドライで達観的な主観は、ミステリー的に言えば被害者不在の不穏な物語。ある作家が原作を評して「本の形をした怪物」と述べたが言い得て妙。本編より、後の姉妹の暮らしを想像する方が遥かに恐ろしい、恐怖小説の金字塔の真骨頂が後を引く。

映画化権を獲得したのが名優兼お騒がせ俳優、Michael Douglas。代表作「氷の微笑」未だに色モノ扱いされるが、優れた脚本と秀逸な映像美で文句なしの傑作スリラー。夫人は「ホーンティング」出演のセクシーアイコンCatherine Zeta-Jones。結婚前はセックス依存症。後に喉頭癌を患うが原因がクンニリングスのやり過ぎと言うのが彼らしい(笑)。私生活とは裏腹にハリウッドの功績は絶大でゴールデングローブ功労賞セシル・B・デミル賞を父親で名優Kirk Douglas、史上初の親子2代で受賞。本作は彼がオーナーを務めるFurther Films製作、原作者の長男も監修を務める。

難しい映画化を任されたのがStacie Passon女性監督、本作が長編2作目。前作2013年「Concussion」レズビアン姉妹を描いた作品だが本作の、家族が全滅した家で仲睦まじく暮らす異様、謎めいた世界観、病的な姉妹愛、2人が閉じ籠る横から突き刺す悪意の槍、完璧に調和した不協和音が忘れられない残響として残る原作を、女優陣の奮闘で綺麗に纏めてる。原作はバーモンド州が舞台だが、ゴシック感を強くする為にアイルランドのダブリンで撮影。企画当初はMichael Douglasも出演するとアナウンスされたが、別の俳優に替わった、誰かはご覧頂ければ分ると思う。

Taissa Farmiga、27歳。ウクライナ系アメリカ人。姉は21歳年上、私の好きなVera Farmiga。歳は離れてるが段々お姉さんにそっくりに。レビュー済「記憶探偵と鍵のかかった少女」「死霊館のシスター」シスターは既に続編が製作途中。役者志望で無かったが、姉さんの初監督作品「Higher Ground」に、どぉーしても妹に出演して欲しくて口説き落とす。彼女は姉の16歳の役を演じ、批評家から絶賛された。原作と違うナイーヴな設定だが、本作では思わぬ意外性を発揮する。

Alexandra Daddario、35歳。ニューヨーク出身だが、両親はイタリアとチェコスロバキア。レビュー済「サスペクト 薄氷の狂気」に出演してるが、そのルックスに見合う作品に中々出逢えてない。原作から見れば配役はジャストフィットで、コニーの不気味さ、相反する寛大さ、穏やかさ、美しさを上手く表現してる。微笑みを絶やさない、且つミステリアスな雰囲気は、一家皆殺しの嫌疑が掛かる重要人物。彼女の表情、口吻に込められた意味が、観客のエモーションに掻き立てる。女優2人の素顔は此方、役とは印象が違い過ぎ(笑)。
https://www.youtube.com/watch?v=orRXS75aISA

Sebastian Stan、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー。原作のチャールズは感じ悪い奴で、彼女達の暮らしをブチ壊す従兄を演じる。彼の言動は不粋で、慎みが無く、メリキャットの邪魔者以外の何者でもない。何故コンスタンスが許したのか不明だが、ヒントは「お父様にそっくり」の台詞。原作と違う結末が彼には訪れるが、原作で彼はもっと悪い奴に描かれたので、ある意味納得できるオチかもしれない。

原作のテラー感を綺麗に纏め過ぎてる感は有るが「ホーンティング」の失敗を教訓に、原作者の長男のアドバイスを参考に上手く立体化してると思う。結末がハッピーエンドで無い事は明らかだが、原作は今で言う「ヒトコワ」なので、ミステリーとスリラーを上手くブレンドした演出力はMichael Douglasが監督に抜擢しただけの事は有る。原作が執筆された1962年では広場恐怖症は画期的なプロットだが、物語のテーマは不安と倒錯の関係性、愛と献身の深い絆。

監督は流行りのモダン・スリラー的な、オカルティックなプロットに逃げず、人が人としての人に対する怖さを、上手く描いた。推理小説風に言えば完全に信頼できない語り手だが、作品をきちんと見て頂ければ誰が本当の「勝者」なのか解る。やはり女性の深層心理を知るのも、また女性なのだ。

ゴシック調ヒューマンテック・スリラー。人はお金だけ有っても幸せには成れない生き物。
TF
2.9
 タィッサ•ファーミガ出演
 シャーリィ•ジャクスンの
 傑作恐怖小説を映画化した
 本格サスペンスという事で鑑賞


 舞台となっている豪邸は
 作品の雰囲気とマッチし
 キャスティングも
 悪くないんだけど
 物語の設定がイマイチ
 しっくりこなかった•••

 私の好みではありませんでした🥲
 

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