小説「We Have Always Lived in the Castle」映画化、邦題も直訳そのまま。2018年9月ロサンゼルス映画祭で初演、2019年5月北米公開。さぁ日本公開と言う時に武漢ウイルス襲来で配給会社は撤退。だがWOWOWストレートながら日本上陸を果たす。2021年1月28日WOWOWシネマ初放送作品。
原作「ずっとお城で暮らしてる」創元推理文庫。恐怖小説界の女帝の異名を持つShirley Hardie Jackson代表作。カルト的な人気を誇る作品と作家だが、彼女の作風は現実の日常と非日常の境界の揺らぎ、普段の生活での人間心理の異質さをカルチャライズ。「山荘綺談」The Haunting of Hill Houseが、1963年「たたり」映画化、後に1999年「ホーンティング」リメイク、キャストは豪華だが、稀に見る凡作。主演女優には縁を感じる(笑)。私の好きなMike Flanagan監督は「ホーンティング」をドラマ化、原作の禍々しい雰囲気を見事、現代に蘇らせてくれた。
Alexandra Daddario、35歳。ニューヨーク出身だが、両親はイタリアとチェコスロバキア。レビュー済「サスペクト 薄氷の狂気」に出演してるが、そのルックスに見合う作品に中々出逢えてない。原作から見れば配役はジャストフィットで、コニーの不気味さ、相反する寛大さ、穏やかさ、美しさを上手く表現してる。微笑みを絶やさない、且つミステリアスな雰囲気は、一家皆殺しの嫌疑が掛かる重要人物。彼女の表情、口吻に込められた意味が、観客のエモーションに掻き立てる。女優2人の素顔は此方、役とは印象が違い過ぎ(笑)。 https://www.youtube.com/watch?v=orRXS75aISA
Sebastian Stan、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー。原作のチャールズは感じ悪い奴で、彼女達の暮らしをブチ壊す従兄を演じる。彼の言動は不粋で、慎みが無く、メリキャットの邪魔者以外の何者でもない。何故コンスタンスが許したのか不明だが、ヒントは「お父様にそっくり」の台詞。原作と違う結末が彼には訪れるが、原作で彼はもっと悪い奴に描かれたので、ある意味納得できるオチかもしれない。