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少女暴行事件 赤い靴
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『少女暴行事件 赤い靴』に投稿された感想・評価

4.7
【街が勃起しちゃうよぉ〜…💦】

すでに時代はバブルなのに何だか70年代のニューシネマみたいな諦念とやさぐれ感がすごく出ているポルノ映画。脚本は佐伯俊道と望月六郎が共同で。助監督に金子修介。🤔

主演のどん詰まった不良女子高生役の井上麻衣さんが実に可愛げがあってキュート。普遍的な青春ムービーとしても楽しめる、SEXと放蕩に身を投じる若者たちの群像劇といった趣きの、早過ぎた『ラブ&ポップ』てな感じも受ける。

茨城県の古河と東京の歌舞伎町デスコを往来する、主人公の女子高生と友人がラストで唐突に男に○○れる一連の流れは不気味だが、同時に少しエモい(今風な)雰囲気にも感じられてとても斬新。まるで『ダーティメリー・クレイジーラリー』のような、一種の潔さ。

実際にあった【新宿歌舞伎町ディスコナンパ殺人事件】を映画で再現しているらしく、若干センセーショナル性も其処彼処に導入されてはいる。一筋縄には行かない脚本で、流石は望月六郎といった所。💋💄

無軌道でアナーキーに生きたいと希求する若者たちの疾走する魂とエロスの根源を生々しく描破した、如何にも日活ロマンポルノらしい【ストーリー性があるようでない】典型みたいな作品。

全編に流れるテリー・ライリーの現代音楽みたいな劇伴も印象深くなかなか乙。80年代を代表するポルノの名作ですね。👌😉
上垣保朗監督作品。脚本は佐伯俊道さん、望月六郎さん。助監督には金子修介監督の名前も。井上麻衣さん、小泉ゆかさん、島崎加奈子さんなどが出演。実際に起きた新宿ディスコ殺人事件を基にした作品。80年代の空気感を閉じ込めたような作品だった。個人的にバブル期に突入する前のディスコが観れたのはテンションが上がった。そして、印象に残るインパクト大なセリフが多い。佐伯俊道さん、望月六郎さんコンビの脚本はこの作品の他にもあるのかな、あれば観てみたい。全体として、少女の残酷な青春を描いており、セリフに登場する言葉や情景は間違いなく80年代であるのに、今観てもしっかりと感情と面白さを共有することができる。約70分という短い時間で良い映画を観た時の満足感を得られるのは、日活ロマンポルノという枠に収まらず、犯罪実話モノとして、青春映画としても良くできた証であると同時に、例えばATG映画の青春映画と遜色ないぐらい良い。赤い靴とともに強烈な印象を与えるラスト、そして行き場のない少女の終着点への哀しみともに、余韻が残る。
矢吹
4.2
いまさらロマンポルノを軽んじてるつもりは毛頭無かったんだけど、このタイトルを用いたとして、他のどんなジャンルの、どんなタイプの映画だって、ここまで重厚に、世間から滲み出て、社会に纏わりついて、生活を搾り取った、人間には簡単に拭いきれない味わいをフィルムに閉じ込めることは、絶対に不可能ちゃうのか。
ロマンポルノが、ピンクが、他を圧倒できるワケの一つ。
濡場というものが存在すること、それ自体が、その意味を零さず運ぶための濡場。
小難しい謎解きやエキサイティングな推理や巧妙な叙述トリックも、驚愕のアトラクションもいらない。
もし人の業を描くのなら、これで十分なのだ。
人の愛を描くったって、それは同じ話だし、前提条件からそもそも違う、ロマンポルノであるということ。特に、日活ロマンポルノは、10分に1回の性行為が定義されてるわけですが、その一つ一つの全部が、物語を加速させていき、最後にソニックブームを巻き起こす。
殊更に今作が、どんな形で、どんな対象であれ、性愛の介在しない恋などありえないのだから。と言いたくなるぐらい、すこぶる秀逸な作品だってこともあるんですが。

ヒロインの女の子の言葉遣いがいちいちずば抜けている。
考えすぎると脳みそスパゲッティになっちゃう。とか、涙腺切れちゃうぜ、とか、キャッチボールのボールになるのに飽きたの、とかさ、
そんなんだったと思うけど。
あと単純に、声の高さと引っかかっり方とか、アイドルや流行としての、発声、立ち振る舞い。どうしても1980年代の良さが詰まっちゃってる。今見せてもらってる上で。この頃の若い子というか、ヒロイン属性の女の子の条件みたいな声色とボキャブラリー。
なんていうか、ビシキマなんだよな。
まあ私の具体でいうと、これは工藤夕貴ちゃんで、このそもそもの歴史を紐解くのは、今度ちゃんとやってみます。有識者の方教えてください。83年あたりの、若い女の子が、ここに至る歴史。今見かけなくなった経緯も含めて。まあこれはいいんだけど、

驚異の青春ポルノラブコメディ
途中、稀に見る最悪のゲームも入ってきて、
若者たちの、友情と愛情と性欲は拗れに拗れて、そして、たどり着いて欲しくない、その事件にやっぱり、至る。
まださっきまでの日常の隣にあって、誰もが気づいていない終焉。
焦らされてもいたけど、完全に終わってしまった物語。
悲しみと悔しさと夜明けのメロディ

新宿も古河も悪いよ。
食い物にする人間がもっと悪いよ。最悪だよ。

実在の事件とは、また別の、今作のフィクションと生活。とはいえ、どう考えても生活感の溢れる人間たち。
実在の事件を交えて考えると、もしかしたら、これが、登場人物、誰にも感情移入してない編集かも知れない。
この世界に起きた1つの事件への眼差し。関わる人々の人生への徹底的な俯瞰。
それゆえに、僕は、ずっと心配させられていましたよ。この子達の心を推しはからずにはいられなかったよ。
10代の、生き様、葛藤、軋轢。
何者でもないからこそ、まだこれから、何者かになれる気がしている、または、ここではないどこかに、そうなれるはずの、そんな場所に思いを馳せちゃう。
ガキの恋とSEXに、周囲の大人の立場とSEX。
この瞬間が世界の全てかのように恋をして怒り悲しみ妬む、この子供達の人生も、どうせこのままぬるっと続いていくんだろうな、というある種の倦怠感までをも覚えさせられる。
制服の黒い靴から始まって、裸足のあまりの美しさに誘導されるまで。
当たり前。飛び出すのも残るのも君次第。2つは選べないから、選んだ方で、胸張って、ぶっちぎれ。
って、もう言えないのが、なによりも辛い。
映画のカウントダウンを予感させる、日と時刻を刻む演出もドンズバだったし、
あとは、夕焼けとバイクと立ちバック。
だってあまりにも綺麗なシーンだったりもしたけれど、
やはり、ラストのシークエンスがとにかく頭から離れてくれない。
赤い靴。

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