悪に咲く華の作品情報・感想・評価

ラストの銃撃戦でワンシーンワンカットの撃ち合いが終わったトラックバックするカメラがやばい。最初の灯りを倒して、真っ暗になった部屋での撃ち合いも火花しか見えなくてここも鮮やか。
買った女の子のお尻に白粉の手形が残ってるのは笑える。全体的にジョンフォードの唐突なギャグを楽しむ感じ。扉を強くしめると物が落ちてくるとか、判事が死んだ仲間の名前覚えてなくて指摘するところとか。
まあ、時計の映画。冒頭の街頭にある時計から始まって、時計をいじってアリバイ作る

面白くない。
フォードでは『肉弾鬼中隊』並の失敗作。
同じダーティな作風にしても『男の敵』とは空気の質感が段違い。
唯一、最後の一騎討ちでのカメラの引きと締まる扉だけは素晴らしかった。