1960年(昭和35)、オリンピック開催を間近に控えた日本ン。終戦から15年が経ち、誰もが上を向いていた時代。人々は開発の熱気に満ち溢れていた。そんな日本を飛び出し、ダム建設調査の為、ラオスに渡った日本人がいた。将来の成功を夢見た青年の名は「川井」。しかし川井は調査中の事故で消息を絶つ。当時、内戦中だったラオスの首都ビエンチャンでは戦闘が勃発、政府による川井の捜索も打ち切られてしまう。2015年急激な都市開発が進むラオス。家族とのすれ違いで故郷を飛び出したラオス人女性「ノイ」は、慣れない都会暮らしに埋もれていた。そんなある日、友人からのナムグム湖観光の誘いをきっかけに、1960年のラオスへと迷い込んでしまう。ゆるやかな川のほとりで二人は出会い、辺鄙な農村で、暢気な村人たちとの共同生活が始まった。
腎臓の病に冒され、死を間近にしたブンミは、妻の妹ジェンをタイ東北部の自分の農園に呼び寄せる。そこに19年 前に亡くなった妻が現れ、数年前に行方不明になった息子も姿を変えて現れる。やがて、ブ…
>>続きを読む郊外の村で育ったフォンは、歌手になる夢を叶えるため、祖母の反対を無視して台北へと向かう。しかし騙されて、娼婦として日本に売り飛ばされてしまう。数年後、台湾に戻った彼女は、年老いた祖母が認知…
>>続きを読む夜がなくなった眩しい街で、今日は流れ星の雨が降る。「みなさんの願い事が叶うといいですね。」とテレビはにこりと笑うけど。これは眠らない街の眠れない雄鶏のものがたり。
ベトナム・ハノイで日本語教師として働くみさおの元に、父の訃報が飛び込んできた。故郷・新潟で目の当たりにしたのは、認知症を煩い、父の死さえ理解していない母シズエの姿。後妻として家に入った母の…
>>続きを読む会社の拡大にしか興味の無い、IT関連企業CEO・中原佑馬(竹野内豊)の携帯に、ここ数日、かつての親友から何度も着信が入っていた。共に起業して会社を二人三脚で成長させながらも、その会社を追い…
>>続きを読む東京から上海に転任してきた自動車メーカーに勤める早瀬(渡部篤郎)は、半年前の辛い出来事からまだ立ち直れないでいた。婚約者が早瀬の親友の車で事故死したのだ。愛と友情に同時に裏切られた早瀬は、…
>>続きを読む日中戦争下、ソ連と満州の国境近くに勤労動員として送られた新京第一中学校の生徒たち。昭和20 年8 月、ソ 連軍の爆撃が降り注ぐ中、ソ満国境に取り残され、過酷を極める必死の逃避行が始まった…
>>続きを読むガソリンスタンドで働く夏海(文音)は、父の跡を継ぎ一人前の漁師を目指す高校時代からの友達・大和(三浦貴大)にプロポーズされる。 結婚を決めたことを報告するため、2人はまず、夏海の両親のもと…
>>続きを読む©ジャパン-ラオス・クリエイティブ・パートナーズ