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タイ・カップ/Cobb
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目次

タイ・カップ/Cobbの作品紹介

タイ・カップ/Cobbのあらすじ

スポーツ記者のアル・スタンプは、30年前に引退した伝説の選手、タイ・カップの自伝の執筆協力を依頼される。アルは、美辞麗句を並べ立てるよう依頼されるが、ひそかに彼の真実の姿を綴った別の原稿も進める。誰からも嫌われるタイ・カップだったが…。

タイ・カップ/Cobbの監督

ロン・シェルトン

原題
Cobb
製作年
1994年
製作国
アメリカ
上映時間
128分
ジャンル
ドラマスポーツ伝記

『タイ・カップ/Cobb』に投稿された感想・評価

作品自体は良作なのだが・・・。


■ 概要

大リーグ史上伝説の名打者、タイ・カッブの矛盾に満ちた生涯を描く異色の伝記映画。
監督・脚本は「さよならゲーム」「ハードプレイ」とスポーツ映画を得意とするロン・シェルトン。
主演は「ブルースカイ(1994)」のトミー・リー・ジョーンズ。
共演は「バットマン(1989)」「ミストレス」のロバート・ウール、「わかれ路(1994)」のロリータ・ダヴィドヴィッチほか。


■ あらすじ

時は1960年。
スポーツ記者のアル・スタンプ(ロバート・ウール)は、30年前に引退した伝説の選手、タイ・カッブ(トミー・リー・ジョーンズ)の自伝の執筆協力を依頼される。
カッブは病気がちで、酒を浴びるほど飲み、そして何より怒りっぽくすぐに銃を振りかざす男だった。
カッブはアルに、私生活の事は一切触れずに野球人としての偉大な足跡のみを書くよう強要する。
アルは表向きの伝記とは別に、彼の真実の姿をつづった別の原稿も並行して書き進めていった。


■ 感想

本作は、1920年代に活躍した伝説的野球選手’タイ・カッブ’を描いた作品である。
タイ・カッブの実力は「球聖」呼ばれるほど素晴らしく、


首位打者:12回

生涯の終身打率:.366

タイトル:六冠王(世界唯一)

通算安打:4191本

通算得点:2246点

通算盗塁:808回


といった神がかりな成績を残している。


記者「メジャーリーグ史上最強の選手とは?」


との問いに、メジャーリーグ関係者の80%以上が名前を挙げるのも納得の成績である。
神がかりな成績の一方、素行が非常に悪い面を持ち合わせている。


・'タイ・カッブ'がホームベースを踏む際、相手チームのキャッチャーの股間にライダーキックをかます。

・乱闘の際、相手投手に拳銃を突きつける。

・野次を入れた障がい者を袋叩きにする。


など、同情の余地もないクズ野郎だ。
もし、'タイ・カッブ'が野球の道に進んでいなかったら、ギャングになっていたに違いない。


実際の所は分からないが、一般的に報道されている'タイ・カッブ'とは上のような人物なのだが、本作でも彼のクズさを上手く描いている。
基本的にクズを観ると白けたり怒りが湧いてきたり、はたまた笑えてくるのだが、ここまで徹底したクズだと逆に感動を覚えてしまう。
始めは、トミー・リー・ジョーンズのやり過ぎ演技には少々違和感があるが、よくここまでの濃厚な醜悪な人物を演じ切ったもんだ・・・。

ストーリーも野球映画でよくある明朗快活なものではなく、視聴者に明確な答えを提示しない黒く濁ったものを描いているので、個人的には割と好きな作品だ。

作品自体に特に不満点はないのだが、正直邦題に関してはかなり不満だ。
何故'タイ・カッブ'の奇怪な人間像を描いた作品なのに、邦題が「タイ・カップ」なのだ??

他のならまだしも、濁点を半濁点にしたらダメだろ!!
「プ」と「ブ」じゃ印象が全然違うぞ!!

「ダイの大冒険」に登場するキャラクターの中に、'大魔王バーン'といったクソかっこいい名前の奴が存在する。
仮に'大魔王バーン'の濁点を半濁点にしたら、'大魔王パーン'といった微塵も威厳が感じられない、アホな印象を与えてしまう。
もはやホイミスライムにすら瞬殺されそうなくらい情けなさを感じる・・・。

まあ100歩譲って、架空のキャラクターなら良しとしよう。
ただ、本作に登場する'タイ・カッブ'は実在する人物だ・・・。
幾ら何でも失礼すぎだろ!!!
バカにしてんのか!!


一応調べてみたのだが、どうやら日本で長期間'タイ・カップ'と誤った表現をしていたことから、タイトルを「タイ・カップ」にしたらしい。
だったら、これを期に正式な本名を広めるべきだろ!!!
何考えてんだ!!!
栄光を追うのは罪じゃない―。

伝説の名選手タイ・カップの生涯を、スポーツライターであるスタンプの目を通して描かれた自伝映画だ。
監督のロン・シェルトンは、過去に『さよならゲーム』で我々野球ファンに素晴らしい“ベースボール愛”を届けてくれたが、本作においてはカップの自伝ということもあり、その奇行や愚行ばかりが目立つ作品となってしまったのが些か残念。

ただ、カップというひとりの男を見ていると実に興味深く面白いから不思議だ。
ピート・ローズに破られるまでメジャーリーグ歴代1位の4191本の安打を打ったことでも知られ、“気高く偉大な男”、“天才ゆえに誤解された男”など、数多くの悪評でも有名で、まさに記録にも記憶にも残る選手だったことがよく分かる。
アメリカ野球殿堂入り第1号でもあり、彼の現役時代は背番号がなかったため、背番号による永久欠番はないものの、地元デトロイト・タイガースではそれと同等の扱いを受けていることを知れば、“メジャーリーグ史上、最も偉大かつ最も嫌われた選手”の異名も納得である。

先日、甲子園球場で行われた阪神対巨人では【吉田義男追悼試合】として阪神の選手全員が同氏の永久欠番である背番号23の復刻ユニホームを着用し試合に挑んだ。
こうした試みは、“敵ながら”我が巨人軍としても実に感動的であり、更に云うなれば個人(または故人)を讃えることでプロ野球の歴史を振り返ることの出来る素晴らしい企画であると常々思う。
と、同時に同氏の人柄がいかに愛すべき選手だったかを物語るが、カップはどうだろう。
その甲子園でもプレイしているカップだが、今の時代でこそ危険行為と見なされる彼の殺人スライディングの写真を見るたびに、狂気と美しさすら感じてしまうのは筆者だけではないはず。
それはきっと“今の野球にない野球”がそこにあるからだ。

「野球は熱いスポーツだ。ひ弱な男には出来ない」

メジャーリーグ史上、最も偉大かつ最も嫌われた男の言葉が胸に響く。

76 2024
犬
3.7
メモ

スポーツライターのスタンプは、引退し隠居生活を送っていたタイ・カッブから自伝を書いて欲しいと依頼され....

大リーグの伝説の名打者、タイ・カッブの矛盾に満ちた生涯を描く異色の伝記ドラマ

ロードムービー感もあり
いつしか2人に不思議な友情が

なかなか破天荒
まず、銃で脅します
こんな人間だったんですね

野球を変えた人物
そして、乱闘もしばしば
だってスライディングがチョー危険!

野球観みたいなのはスゴい

笑える場面もあり
雪道の運転は慎重に

トミー・リー・ジョーンズの演技はお見事
奇妙な演技でした

確かに、偉大な人物ではあった

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