1945年の沖縄。戦禍からは遠く離れた小さな島に渡って独り暮らし始めた16歳の 少女・洋海(織田梨沙)は、洞窟で脱走兵である日本人・隆康(満島真之介)とアメリカ人・ボブ(ブランドン・マクレランド)という二人の青年に出会う。戦うことが厭になって軍を離れた“卑怯者”同士の日本兵と米兵は、洞窟の中で暮らすうちに心を通わせ合い、彼らを気に掛ける洋海は足しげく洞窟を訪れ、 三人の間には不思議な関係が築かれてゆく。しかしある日、隆康の兄・一(はじめ=三浦貴大)が洞窟にやって来る。足を怪我した一は養生のために隆康やボブらと共に暮らすことになるが、アメリカ兵であるボブは敵であり、隆康は国の裏切り者でしかなかった。ボブと隆康に対する一の敵意は、洋海の目の前で悲劇を引き起こしていく。 2016年東京。友人らともあまり馴染めず、大学にも何となく通っているだけの志保(吉岡里帆)は、卒業論文の題材として戦時中の沖縄をテーマにしてはどうかと教授に示唆され、一冊の日記を手渡される。そこには1945年の沖縄の小島で暮らしていた16歳の少女の見聞きしたことが書かれていた-志保はそれを読み、そこに封印されていた過去の出来事とその真実に迫っていく……。
昭和21年――終戦から、わずか5ヶ月後のその日、一機の飛行機が佐渡島にある高千村の海岸に不時着した。それは、イギリス空軍の要人機《ダコタ》であった。真っ先に駆けつけたのは森本千代子(比嘉愛…
>>続きを読む昭和19年(1944年)12月、奄美 カゲロウ島(加計呂麻島がモデル)。 国民学校教員として働く大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長 朔中尉と出会う。朔が兵隊の教育用に本を借りた…
>>続きを読む原爆投下から3年後の広島、愛する者達を一瞬の閃光で失い、自分が生き残っていることに負い目を感じ続けている美津江の前に、原爆資料を収集している木下が現れた。彼に心惹かれながらも恋心を押さえつ…
>>続きを読む2018年、駆け出しTVディレクターの桜子(阿部純子)は、ロシア兵墓 地の取材を皮切りにロシアに行くことが決定していたが、興味を持てずにいた。しかし祖母(山本陽子)から自身のルーツがロシア…
>>続きを読む僕らは、未来を作っていると思ってた――悩んで、泣いて、笑った3人の300日! 1945年の夏。軍の密命を受けた京都帝国大学・物理学研究室の若き科学者・石村修(柳楽優弥)と研究員たちは原子核…
>>続きを読む女は、半焼けになった小さな居酒屋で 1 人暮らしている。 体を売ることを斡旋され、戦争の絶望から抗うこともできずにその日を過ごしていた。 空襲で家族をなくした子供がいる。 闇市で食べ物を盗…
>>続きを読む1945年8月10日、真柴少佐はマッカーサーから奪った莫大な財宝を隠す密命を受ける。彼は、二人の軍人と20人の女学生、彼女たちの引率教員を動員するが、女学生たちには任務の目的を伏せていた。…
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