江戸艶笑夜話 蛸と赤貝の作品情報・感想・評価・動画配信

「江戸艶笑夜話 蛸と赤貝」に投稿された感想・評価

時代劇もの。
うつらうつらしながら観たせいか、たわわな乙ぱいとケーシー高峰さんしか印象に残らず。イチロヲ氏のレビューで理解した。

でも、何となく愉しい印象。愉しいから眠くなったのかもしれないし、食後に観たせいかもしれない。始めの方のケーシーさんの独演は水を得たもの。流石です。
ハニートラップを利用した窃盗行為を常習している二人組の女性(小川節子&大山節子)が、言い寄ってくる若旦那(柳家かゑる)を言葉巧みに躱そうとする。江戸時代末期を舞台にしている、艷笑喜劇路線の日活ロマンポルノ。小川節子は本作を最後に結婚、引退している(撮影時、すでに妊娠していてヌードを嫌がったという逸話あり)。

柳家かゑる(現・鈴々舎馬風)とケーシー高峰が凸凹コンビになり、主人公の女盗賊を相手取り、腹の探り合いを繰り広げる(三遊亭圓歌も特別出演!)。まるで、古典落語からエッセンスを抽出して、「艷笑もの」に脚色してあるような内容。現在の快楽亭ブラックが考案しそうな、純然たるエロ時代劇。

本作では、薄幸な役柄が多い小川節子が、自由奔放な女性像を演じている。女の七変化を駆使しながら、飄々と世渡りしていく姿が憎々しくも可愛らしい。捨て身の精神で求愛してくる若旦那に対して、四苦八苦する展開もまた最高に面白い。

女盗賊の手口は、小川節子が男の気を引いているあいだに、大山節子がこっそり盗み出すというもの。大山節子は端役の多い女優だが、本作では堂々たる芝居で準主役を熱演。凛とした顔立ちとたわわな乳房の調和が、小川節子とは別種の婀娜っぽさを感じさせる。
これだけの落語家が出た映画は、まずないですね。この作品も山口友三さん助監督の映画で珍しく印象に残ったらしい作品。らしいというのは、あまり多くを語らないが、他の作品はまるっきり覚えていないが、この映画について「だんびら一代記」にあった伊藤大輔監督が観に行って中途半端だと言われたと。そして江戸情緒を出そうとし過ぎてしまったと藤浦監督のコメントがありますと山口さんに聞いたら「そうかもしれないね。」と笑ってましたね。これをきっかけにポルノに邁進していく藤浦監督だったらしい。内容は、古典落語の話を引用しながら主演は、柳家かゑる (初代) ⇒ 鈴々舎馬風だ。馬風師匠で個人的には認識しているのだが、若々しい馬風師匠が観れる。ポルノですから本当の主演は、小川節子で時代劇ポルノの代名詞みたいな人。何かとこの人ばっかり出てくる。ラストは、「お見立て」で「幕末太陽伝」みたいになっている。テンポもいいし、ケーシー高峰と円歌の芸も観れるので個人的に面白く観たが、肝心の濡れ場が今一つ盛り上がらない。こういうのは、怪獣特撮映画みたいなもので本編と特撮が絶妙に混じってないと面白さが増しませんね。(濡れ場が特撮シーンなのか?!)