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枝葉のこと
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目次

枝葉のことの作品紹介

枝葉のことのあらすじ

横浜の自動車整備工場で働く隆太郎は、関わること全てに諦念を抱く無気力な男。無駄話に興じる職場の先輩や後輩。ガールズバーで出会った女の子。誰にも心の内を語らない隆太郎は、周囲からも変わり者扱いされている。そんな折、幼馴染の裕佑から1本の電話が入る。「うちの母ちゃんが会いたがっている」裕佑の母・龍子はC型肝炎から発症した肝臓がんで余命数日に迫っていた。6歳で母親を亡くし、幼少期に龍子に世話になっていた隆太郎は、7年前から彼女の病気を知っていたにも関わらず、一度も会いに行っていなかった。これは、龍子に会いに行くことを決めた隆太郎の人生の数日間の物語。

枝葉のことの監督

枝葉のことの出演者

原題
製作年
2017年
製作国
日本
上映時間
114分

『枝葉のこと』に投稿された感想・評価

nana

nanaの感想・評価

3.7

昨日はたくさんの方に優しさをいただきました。
胸がいっぱいになり、それぞれの方にまだお礼が言えていません。
大事な気持ちをくださった。
それだけにみなさんに、ゆっくりお返事をさせて下さい。
無礼をお許し下さい。


今日は頂いた気持ちのように、思いやりと愛情の溢れる作品のレビューです。


「血が繫がらない、家族以上の人」

舞台は横浜。
自動車工場で働く独身の男。
人に心の内を見せず、職場の人間とも必要以上に馴染まず寡黙に働く主人公。
「変人」と思われても平気。
何事にも無関心で波のない彼の日常。

そんな彼が大切だった人の「命」の終わりが近づいている事を知り、変わり始める。

海外からも評価を集め、批評家からも絶賛された今作。
監督·主演を務めた二ノ宮隆太郎の演技がよい。
何を考えているのかわからないような主人公の奥底を覗かせる表現力。


親しくなった女性にも心を開かなかった彼の一生懸命。

家族じゃなくてもそれ以上に家族。
かつての孤独な少年を支えてくれた人への不義理。

大好きだけど…“負い目”って相手以上に感じるもの。いい人ならば尚更。

「カレー」
家庭の味の優しさ。

この作品には絶妙な虚と実が織り混ざる。
やりきれない鬱屈した思い〜不器用に取り戻そうとする“時の壁“と恩人を思う気持ち。

素敵だった。

この作品には真面目な人や純粋な人を揶揄する人物達が登場する。
その泥臭さも含め、作品としてのリアリティが高い。

監督自身の経験を綴った作品ゆえ、美しい心と人間の嫌らしさを描ききっていると感じた。


“悲しい気持ち”の人を“優しさ”で包んでくれる、寄り添ってくれる方がいる。
昨日はたくさん泣いた。優しさに。

一方でその逆の人もいる。
人の綺麗なところ、素敵なところばかりをつい探してしまう私はやはり幼稚なのだろうか?

でも誰かが悲しんでいたら。
私にみなさんがしてくれたように優しい人でいたい。
今度はだれかに“返せる”ように。
こういう時に人の本質はわかる。
子供じみたダメな私に寄り添ってくださった方達に癒やされ、学ばせていただきました。
本当にありがとうございます。
 心をこめて

nana
映画との出会い方っていろんなパターンがありますよね。

この映画と出会ったのはある劇団の公演で配られたチラシによって。その劇団は『ゴキブリコンビナート』と言って、エログロバイオレンス上等、差別用語が飛び交い、謎の液体が飛び散りまくって観劇者はレインコートを着ながら、終始¨なにか¨から逃げまとうアナーキーさ。

その劇団の公演で配られたのがこの映画のチラシで、何故ならば『ゴキブリコンビナート』の看板女優がこの映画に出てるから。

その女優さんは堀内暁子さん。
彼女、凄いよ。あんなに体張りまくる女優さんが日本にいたんだ、ってぐらい。文字通り心も体も裸一貫で演じてる。

で、スクリーンで彼女を観てみたくて、イメージフォーラムまで足を運びました。久しぶりでした。

映画の知識はほぼなし。いろんな賞を獲ってるみたいだけれど。。。

主人公は隆太郎。
車の整備工場で働き、同僚と無駄話したり愚痴を聞いたり。酒とタバコが大好きで、近所のスナックの女と懇ろになったりもしてる。

代わり映えのしない毎日。そこそこ満たされてるけど、基本やる気ない。そんな隆太郎の毎日のルーティーンに加わったのは友人のお母さん・龍子さんのお見舞い。かなり具合が悪い龍子さんは隆太郎が子供の頃に大変お世話になった人だ。

龍子さんと話すたびに、隆太郎のなにかが変わっていく。でもそれは。。。

ってお話。

「枝葉のこと」ってタイトルはよく付けたもんで、隆太郎の行動は他人にとってはどうでもいいことだったりする。逆に隆太郎にとっても周りの人に起きてることなんかどうでもいい。枝葉のことだ。

でも枝葉のことでもたまに、刺さる。

何が刺さるのか。観ながら俺にもブスブス刺してきた。いろんな人物の感情とか行動とかが。

何でもなさそうな話なのに、二時間全く飽きなかった。インディーズゆえの未熟さとか拙さが逆に物語の説得力が出てた気がします。

公式サイトに出てた山下敦弘監督の『初期の1人北野武映画』ってコメントはうまいなー、と思った。

隆太郎の歩き方は「その男、狂暴につき」だよね。

そして、堀内さん。やっぱり体張ってた。なんか怖かったなー。あの蹴り、堂に入ってて恐れ入りましたm(_ _)m
えりみ

えりみの感想・評価

4.3
たまたま見た特報が気になり、公式サイトの山下敦弘監督のコメントに共感したので劇場へ。これを逃すと観られないような気もしたので😅
レイティングが無いのは映倫を通していないから?監督、主演、脚本、編集を1人で行い実名で演じる二ノ宮隆太郎は、妙に手が短くてキンタマみたいな顔してるくせにオナニーどころかSEXもしてるモテ期真っ只中の孤独な27歳🚬🍺
本編では何の説明もされないので、映画を観る前に公式サイトでストーリーをチェックしてから観ることオススメ。あ、ガールズバーやなくて場末のパブスナックね、そこだけは間違ってる🍸
劇中「関内まで行くのが面倒くさい」て云うからどんな田舎なん⁉と思ったけど、地元民が「フタマタ」って呼ぶ古い住宅街の二俣川は、関内まで30分かからん横浜市内の街。駅や電車が一切出てきゃあへんだけでイメージ変わるのね。アップダウンのある街を主人公はひたすら歩いて移動するし。
二俣川在住の人が観てどう思うか感想聞いてみたい。激安の立ち飲み屋「国民酒場じいえんとるまん二俣川店」も実在するし友達の家もそのまま使ってるとか。何なら父親役の人はホンマに実父っぽい(名字が一緒)。
確かに赤の他人には枝葉の事柄ばっかりで何か起きそうで結局何も起きへんねんけど何故か114分全く飽きへんかった(隣の爺ぃは殆ど寝てたけど)。
ここ迄自分の事さらけ出してこんな映画みせてしもたら、次どんな映画やるの!!?てめっちゃハードル上がる😏

龍子おばちゃんも継母もエエ人やったんやと思う。隆太郎はあんな格好してるけど決して育ちが悪いわけではないと思う。目上の人に優しく、字もきれいし(タイトル、クレジットが手書き)。何気に金払いも良かったりする(私らは先輩風吹かせるなら下のモンには奢るの当たり前って世代やけど、今のアラサー世代もそうなん?)。
やっぱり気風の良さがモテる秘訣なの⁉ココリコ田中の元嫁と吉高由里子に似た2人と😍😚😆チキショーーー

キレて暴力に訴えるのはクズのやる事、とハナから殺る気の無いパンチ。
こんなクズ共と俺は違うっていう強い自意識から、喧嘩は売るけどそもそも勝つ気が無い…おったなぁ〜こんな面倒くさい奴、懐かしいなぁ。27歳の頃やなぁやっぱり。

”人の振り見て我が振り直せ”
子供が大人になってから親の過去の失態を責めるのは大人げないのでヤメよう。
いや、そういうオチや無いってのは分かっているけど枝葉のことばっかり目について😌

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