夜の浜辺でひとりの作品情報・感想・評価

夜の浜辺でひとり2016年製作の映画)

밤의 해변에서 혼자/On the Beach at Night Alone

上映日:2018年06月16日

製作国:

上映時間:101分

3.7

あらすじ

舞台は、ハンブルクとカンヌンという二つの海岸都市。不倫スキャンダルにより、キャリアを捨て異国に逃げてきたヨンヒ(キム・ミニ)は、訪ねてくると言ったまま姿を見せない恋人を待ちながら、自分の真意が分からずに、後悔と欲望を引きずっている。月日は流れ、韓国へ戻ったヨンヒは、旧友たちと再会したことで女優復帰を考え始める。そしてひとり江陵の浜辺を訪れ、意外な方法で自分の心に向き合うことになるのだが…。

「夜の浜辺でひとり」に投稿された感想・評価

ホン・サンスが「女優映画」に振れるとここまでいくか、その様に感動。フィルムに焼き付くのがキム・ミニへの恋慕でしかないことが、ただの「リアルとフィクションの融けあい」をより複雑なものに……。

このレビューはネタバレを含みます

<鑑賞直後当時のなぐり書きメモ転記>

・観る前にご飯食べたら眠くなっちゃって寝たのでスコアなし…笑

・ホン・サンス映画を観るのは2作目。『それから』のレビューで書いたから省くけど、カメラとか役者の演じ方とか、ホン・サンス節健在。(こっちの方が古いけれど)

・『それから』ではそこまでではなかったけど、本作ではもっとホン・サンス自身、キム・ミニ自身がそのまんま投影されているように感じた。単純に、若い女優と年取った映画監督の話で、不倫どうのこうのと言っているし。(なんか登場人物に不倫を正当化するようなセリフを言わせてなかった?笑)

・正直な所あまり理解できなかったんだけど(寝たら仕方ない)、キム・ミニの語りは好き〜。
2018.8.15 シネマ5
期待していたより面白くなかったけど、序盤の頼りないピアノの音色で泣いてしまった。
「それから」同様キム・ミニが魅力的だった。タバコを吸いに外に出て、花壇に咲いた葉牡丹のような花を両手で包み、顔を近づけ匂いをかおるその何気ないシーンでも指先まで目が離せない。
山崎まどかさんの寄稿文が美しい。https://twitter.com/sangsoo4titles/status/999660219364925440
liftman

liftmanの感想・評価

3.8
それからの雰囲気がよかったので、それ以外も観たくなり鑑賞。

ある意味延々と1人の女性を淡々と追っているだけなんだけど、適度に心地よく、適度に重い。
実際の監督と主演女優の不倫関係を知って映画を観るというのは滅多にないが、それゆえ主演女優の会話のような台詞ははときに辛辣でときに滑稽で、これはこれで面白かった。

いつかみた日本の似たイメージの作品を思い出したが、俄然こちらのほうが色々と濃くて、淡々とした中にも韓国のかた特有の熱量が垣間見えた気がします。

キムミニさん、長回しが普通の生活の延長みたいに見えてちょっと迫力さえ感じられてきました。
さち

さちの感想・評価

4.2
ホン・サンス監督とキム・ミニのスキャンダル背景があるだけに、どこまでがリアルなのかな🤔とつい頭を過ってしまう(そんな必要無いのだろうけど😅)
キム・ミニの魅力これでもか!くらいに炸裂してたのも納得ですね👏
ズームとパンも炸裂してたな〜。
あと、ここは笑うとこですか?窓拭き男に誰も触れない謎wなのにしつこすぎる謎w

わたしもキム・ミニと乾杯したいし酔って絡まれたい☺️
18/08/14 シネリ-ブル神戸にて

今作は..
cafeの前で、
煙草ふかして 歌う キムミニが満点。
またまたホン・サンス監督、キム・ミニ主演作シリーズ。ベルリン国際映画祭の主演女優賞(銀熊賞)受賞作。さすが現役の恋人であるホン・サンスが撮った女優キム・ミニは、その美しさ、可憐さ、艶やかさ、健気さ、豊さ、強さ、弱さ……さまざな彼女の魅力を感じさせてくれる。

お話としては、現実に愛し合うホン・サンス、キム・ミニの二人が歩んできて、繰り返し向き合ったであろう、出逢ってしまった男女の喜びと機敏と澱みとエグみと苦みを女性視点から描き出していると思われる。が、実際はそこには男性側から勝手に想い描いている「こうだったらいいなあ」な妄想であり幻想を端々で感じざろう得ない。

そんなアプローチを現実世界でも受け止めている(いた)であろうキム・ミニがしっかりと演じきっているのは、現実の恋人への愛そのものなのか。とは言え、女優としてそのブレない姿勢が見事。ポスターにある「覚悟しかない」というフレーズがバシッとハマっている。彼女が今観るべき役者であることは間違いない。
2018/8/11
@リーブル神戸

ヨーロッパの公園を歩いているシーンを
観ると、ロメールの映画を連想させる。
でも、酒、男、女、語る。
いやいや、ホン・サンスでした!
MegmiTanak

MegmiTanakの感想・評価

3.8
不倫はね、苦しいもんさ。つかの間の幸せに囚われて、何通りもの夢を見ては、震えて怯えて涙して。ときに自分さえも失いそうになる。周りの人に頼るふりをして、本当は何にも聞いちゃいない、求めてない。普通のカップルを見ては、彼らは本当の”愛”を知らないんだ、と哀れみ蔑む。本当の愛を知らないのは自分自身だと悟りながら。こうやって葛藤しながらも、生きていかないといけないんだ。まあ結局は、時が癒してくれるだろう。時が、いつか、あの時は馬鹿だった何をうじうじ悩んでたんだろう、と思わせてくれる。
Bigs

Bigsの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

多くを語らずとも豊かな映画で、非常に良かった。

各人の関係性、過去に何があったか、今どう思っているか、直接的には言及されないが、生々しいセリフ、表情、音、カメラワーク、、等々によって表現される。しかもドキュメンタリックな手法による生々しい表現により、映し出される光景がほんとに目の前で起こっていることのように感じられる。
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