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プラスチックの海/プラスチック・オーシャンの作品紹介

プラスチックの海/プラスチック・オーシャンのあらすじ

多くの科学者や識者が警鐘を鳴らす、海洋プラスチック問題。 年間800万トンものプラスチックが海に捨てられているという。 その大半は海底に沈み、海面や海中を漂うプラスチックも永久に分解されず、マイクロプラスチックとなって食物連鎖の一部になっていく。 プラスチックゴミによる海洋汚染の実態とは?そしてプラスチックが海に、プランクトンに、クジラに、海鳥に、人体に及ぼす影響とはー?

プラスチックの海/プラスチック・オーシャンの監督

クレイグ・リーソン

プラスチックの海/プラスチック・オーシャンの出演者

デヴィッド・アッテンボロー

シルビア・アール

原題
A Plastic Ocean
製作年
2016年
製作国
イギリス香港
上映時間
100分
ジャンル
ドキュメンタリー

『プラスチックの海/プラスチック・オーシャン』に投稿された感想・評価

KUBO
3.8
コンビニ袋が海洋汚染の原因になってるっていう話はニュースなどで聞いていたし、日本でも有料化されてみんなでエコバッグ使い始めてるから関心はあったけれど、こうやって映像で見せられると説得力が違う。

シロナガスクジラが悠然と泳ぐいかにも海洋ドキュメンタリーって感じで始まるけど、すぐに、実はこの美しい海は人間が捨てたプラスチックゴミだらけだ、って映像のオンパレードになる。

スリランカ沖の海底に沈むコンビニ袋、プラスチックゴミ。この、世界の海に捨てられるプラスチックゴミは毎年800万トンにも及ぶと言う。

本作で特に怖かったのは、小さく砕けて世界中の海を漂うマイクロプラスチック。これを小魚がプランクトンといっしょに摂取すると、食物連鎖で巡り巡って我々の口にも毒素が入ると言う。

また死んだ海鳥の胃袋を裂くと、中にはプラスチックゴミだらけ、というのにも驚いた。魚や鳥のように丸呑みして消化させる形で食物を摂取する生物の場合、消化されないプラスチックは全て胃の中に残り、死に至る。なんとも辛い画面だった。

マニラのゴミだらけの河岸に暮らす人々の姿にもショックを受けたが、同様の問題を抱える島国ツバルにはそもそもゴミ処理施設がない。当然、土に還らないプラスチックゴミは美しかった島を覆ってゴミの島にしてしまった。

日本でコンビニでエコバッグを使うようになって、逆に家庭でゴミ袋にするコンビニ袋がなくなって不便を感じていたのは事実。都市部に住む我々が出すプラスチックゴミは、行政区によってリサイクルするか、焼却するかの違いこそあれ、海にまで届くものはそうないだろうと思っていたけど、

この問題は、発展途上国の人たちも先進国から輸入される大量のプラスチック製品を消費するにもかかわらず、それを処理する行政システムやゴミ処理場がないためだろう。

作品の終盤には、最新技術によるプラスチックの再利用などが紹介されるが、私はドイツ方式がベストに思えた。ペットボトルを回収ボックスに入れると数パーセントでもキャッシュバックがある。これなら昔の酒屋さんの瓶代みたいで、面倒くさがらずに返すよね。(今、うちの家庭もイトーヨーカドーに行く時に必ず持って行って、ドイツ方式みたいな回収ボックスに入れてるよ)

スリランカ〜タスマニア〜フランス〜フィジー〜香港〜オーストリア〜ミッドウェイ〜イタリア〜ツバル。世界中の海を巡り、潜水艇や無人探査機まで使って撮影された映像は一見美しい海が悲鳴を上げている姿を記録する。

かつては夢の素材であったプラスチックが、今は世界の首を絞めている現状を見ると、原子力発電と似てるいるな〜と感じてしまう。

そう思うと、プラスチックゴミの問題ももちろん大問題だが、日本がやろうとしている放射能汚染水の海洋放出なんてことをしたら、どれだけ世界的な大問題になるか、そら怖しい。

環境問題の活動家にはならんけど、できることからやらなきゃね、って思わせてくれる作品でした。

*Netflix では『プラスチック・オーシャン』というタイトルで配信されています。
masa
4.5
世界の海面には推計5兆個のプラスチックが浮遊している。
この作品を見ると二度とポイ捨てなんかできなくなります。

先日船に乗る機会があり、綺麗な景色と気持ちの良い海風に浸っていましたが、海面を見ると目に付くのは漂うゴミ。現実を見せられてるようで悲しい気持ちになったのを覚えています。

そんな思い出もありながらこの作品を観賞。グサグサと心に刺さる環境問題に深くきりこんだ今見るべき作品でした。

一見綺麗に見える海面にも実はマイクロプラスチックという小さなプラスチックが浮遊している。そしてそれは人間を含むあらゆる生物の生態系に影響を及ぼし、命を奪っています。

海鳥に関しては90%の海鳥が一度はプラスチックを飲み込んでしまっており、中には胃の中から200個以上のプラスチックが発見されるという衝撃的場面もありました。

非常に大きな課題や現実を見せ続けられ、もう地球は手遅れ、このまま環境破壊と共に生命は滅びゆくのかと絶望的な気持ちになりましたが、この作品はまだ再生できるという可能性もしっかり示してくれます。

消費者である我々が出来ることは少しでもプラスチックの排出を減らす。使用後の処理まで考えて、きちんとリサイクル、リユースする。そして地球全体が自分達の住処だと再認識する事。

環境を破壊しないように生きていないのは人間だけ。まさにその通り。他の生物達に謝りたくなるそんな作品でした。
TS
3.8
【自然界に漂う悪魔の破片】81点
ーーーーーーーーーーーーー
監督:クレイグ・リーソン
製作国:イギリス/香港
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:100分
ーーーーーーーーーーーーー
 レジ袋が有料化されてまだ間もないですが、なるほどこれは世界中がプラスチックの増えすぎ問題に目を向けなければならないということなのでしょう。今作を見てちょっとびっくりしました。自分たちが知らない世界でこんなことが起こってしまっているということを、今作を通じて知りました。非常に便利なプラスチック製品も、便利すぎるが故に自然に対して強烈な牙を向ける。諸刃の剣ということなのでしょう。

 今作はタイトル通り、世界中で捨てられてるプラスチックが最終的に海に到達して、その結果どういう影響を自然界に与えてるのかを映したドキュメンタリー映画です。プラスチックはリサイクルをしない限り自然に分解されることはありません。リサイクルされてるプラスチックは約9%程であり、それ以外はただただ廃棄されていってるのです。となると、川などに廃棄されたプラスチックは川の流れにより海に到達し、さらに海流の流れで一定の地域に集中してしまうのです。これを「ごみベルト」と呼び、特に太平洋にあるごみベルトが酷いようです。その大きさはなんとテキサス州の2倍。信じられないです。

 見るからに海を汚していて悪いものではあるのですが、問題はそれらのプラスチックを動物たちが誤飲してしまい、最悪の場合死に至ってしまっているというところにあります。作中に様々な生き物が出てきますが、遺骸を解剖したら出てくるのは夥しいほどのプラスチック。ある鳥の内臓にはパンパンになるくらいのプラスチックが入っており正直かなりショッキングでありました。これは我々が海に出てその現状を見ないと気づけない、大変強烈な現実であります。

 確かに我々は平然と毎日ごみを生み出してはゴミ収集車に持っていってもらってますが、そのゴミがどういう運命を辿るかなんて、業者でない限りあまり考えません。「燃やせば全て問題なし、もしくはリサイクルを」と簡単に思ってしまいますが、それにも限界がある。臭いものには蓋をしているような状況ですが、プラスチックの海を撲滅するにはまずは我々消費者が考えて動かなければならない。正直、レジ袋を使わないようにするだけではほとんど意味がないのかもしれませんが、そうやって小さいことからしていかないと何も始まらない。このままでは地球はゴミの星となってしまうでしょう。

 近い将来、日本もツバルのような状況になってしまうかもしれません。今作の最後では我々ができることは何かということも説明してくれています。起承転結がしっかり出来ている優れたドキュメンタリー映画でした。Netflixで鑑賞できるので是非。

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製作国:

上映時間:

84分
3.7

あらすじ

顧客に絶えず消費を続けさせるために、ブランド各社が行う販売戦略に鋭く切り込む社会派ドキュメンタリー。この策略が私たちの暮らしと世界にもたらしている真の影響とは?