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アケラット-ロヒンギャの祈りの作品紹介

アケラット-ロヒンギャの祈りのあらすじ

台湾行きを願うフイリンは貯金を失った結果、奇妙な仕事に手を出す。それはロヒンギャ移民に対する残虐行為に関わるビジネスだった。そんな彼女にとって一筋の光は、フイリンを昔の知り合いだと信じている若い病院スタッフのウェイだった…。

アケラット-ロヒンギャの祈りの監督

エドモンド・ヨウ

原題
AQÉRAT/We the Dead/阿奇洛
製作年
2017年
製作国
マレーシア
上映時間
102分

『アケラット-ロヒンギャの祈り』に投稿された感想・評価

masa
4.2
この作品は自分的にはとても痺れた。
監督エドモンド・ヨウ。マレーシア映画。

ロヒンギャの移民問題、ニュースでなんとなく知っていたが、こういう悲惨な現実だとはあまり知らなかった。
ヨウ監督の作品は初めて観たがとてもよかった。
社会問題とラブストーリーの融合。マレーシアの伝統芸能の人形劇なども上手くまぶし、自国だけでなく世界の視点で作品を作り上げる素晴らしい監督だと感じた。

台湾行きを願うフイリンはこつこつバイトして貯めた貯金を失ってしまい、奇妙な仕事に手を出してしまう。それはロヒンギャ移民に対する残虐行為に関わるビジネスだった………

舞台となっている地は多文化多言語が同居しているマレーシアとタイの国境付近。現在ミャンマーから逃れるロヒンギャの人々の「理想郷」だ。
そのロヒンギャの人々をいかに扱うかを描き、現状に対して問題を提起している。
非常に重いが目を背けられない。。
ヨウ監督はそこに、主人公のラブストーリーを融合させ、悲惨さを直情的に観客に訴えようとはしない。そこには隠れたメッセージとして未来への希望の祈りが込められていると思う。

国によって倫理観や考え方はそれぞれ違う。いろんな国の作品を観るとほんとに興味深い。映画の一つの魅力は他の国を知ることができることだと思う。その結果自分の考え方や哲学が広がる。

あと余談ですが、良心との葛藤に悩む主演のダフネ・ローがとても魅力的だった。美しいです。
上映後のサイン会でサインもらってしまった…
家宝にします…
KUBO
3.0
東京国際映画祭10本目は、コンペティション部門の「アケラットーロヒンギャの祈り」。

エドモンド・ヨウ監督は、私が審査員を務めた3年前のTIFFで「破裂するドリアンの河の記憶」で長編デビューした監督。今回は社会問題にもなっている「ロヒンギャ」の問題をテーマに、より社会派の作品を出品してきた。

マレーシアの人たちは「台湾」など他の国に出て行きたい人が多いらしい。その反面、周辺の国々からは「マレーシア」に来たい人が多く入ってくる。そしてミャンマーでの弾圧を逃れてマレーシアに入ってくる子どもや女性が人身売買の犠牲になっていると言うのだ。

作品では、「台湾」に行きたい女の子フイリンが、お金を稼ぐために仕事を引き受け、人身売買グループの犯罪に巻き込まれていく様を描いている。商業映画なら、いくらでもサスペンスフルに作れる素材だが、エドモンド・ヨウ監督は出来るだけ台詞を廃したドキュメンタリータッチで描いている。

どんなに抗ってみても、日常のように流入してくる難民の姿に、彼らの行く末を思いいたたまれない気持ちになる。

今語らなければならない問題をタイムリーに取り上げた問題作です。
Vega
3.9
ロヒンギャの祈りというサブタイトルで、ロヒンギャの難民問題に切り込んでいくものと思い込んでしまうのが難。
後半ロマンスに傾き、作品全体がまとまりを欠くようにも思えるが、しかし時間を置いて反芻するうちに、このとっ散らかりぶりがこの監督の面白さなのかもと思えてきた。
エドモンド・ヨウ監督、見た目ほんわかだけど、かなり尖った人なのかしらん。

マレーシアの森林で200人以上の遺体が発見され、その遺体は移民として渡ってきたロヒンギャ族であり、マレーシア人によって埋められたものだったという事実をニュースで知ってから、この問題を取り扱わねばと思ったと監督が語っていた。

アケラットとはロヒンギャ族の言葉で「来世」のようなものらしい。
光を求めてマレーシアに渡るボートピープルと、マレーシアから出て行く若者たち。こことは違う場所を求める人々。

ロヒンギャ問題は人間の残虐性の象徴として描かれている。
この世界のあちこちに存在する悪におそらく間接的に加担しているのだという落胆と無力感、生きることの息苦しさや気持ち悪さ、縛れれて抜け出せぬ不自由さを感じつつ、詩的で叙情ある画面を眺めるという不思議な作品だった。

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