『レプリカズ』
原題Replicas.
映倫区分G.
製作年2019年。上映時間107分。

キアヌ・リーブスが愛する家族のために倫理に反した暴走を加速させる科学者を演じるアメリカンSFアクション。
リーブスが主人公フォスターを演じるほか、アリス・イブ、 ジョン・オーティスらが脇を固める。
監督は『デイ・アフター・トゥモロー』で脚本を担当したジェフリー・ナックマノフ。

人間の意識をコンピュータに移す実験成功を目前にした神経科学者ウィリアム・フォスターは、突然の事故により最愛の家族4人を一度に亡くしてしまう。
失意の中でフォスターはタブーを犯し、家族の身体をクローン化させ、意識を移し変えることで完璧なレプリカとしてよみがえらせることに成功する。
家族との幸せな日々を再開しようとするウィリアムの前に、研究サンプルとして家族を奪おうとする政府組織が襲い掛かる。

※悪態多い感想なので、もし気分を害される方が、いましたらお許しください。
また、今作品を愛されてるならスルーしていただきたいかや🙇‍♂️。

今作品で扱うモンは、興味を惹く優れたアイデアで引き込まれる映画やとはおもう。
予算がいくらであろうと、良い可能性を秘めた作品を何もしなかったり、簡単にうまくいくはずのアイデアを台無しにしたりする映画には、見ててイライラさせられるし、そういう映画はこの辺にたくさんある。
今作品はその典型でやと個人的に感じました。
今作品は最高のアイデアを持ち、知的で緊張感のある面白い映画にできたはずなやのに、結局バカバカしくなっちまった。
ただ、評価を下げなかった理由は、そのプロダクション・バリューにあると思う。
この作品では、予算を考慮すると、演出はまぁ巧みなで、驚くほど滑らかで雰囲気があり、途切れ途切れになる気配は全くなかった。
また、音楽も押し付けがましくなく、反復的で単調なものでないと思います。
音楽は特別なものではなく、いつまでも心に残るものではありませんが、少なくとも許容できるもので、逆効果になるどころか、むしろぴったりと合ってたかな。
一方、他のなんか巧く噛み合ってなかった。
演技と脚本を批判する方たちと完全に同意見で、この2つの要素は決して軽率なものではなかった。
誰も自分の役に全く興味がないように見え、せいぜい生気のない演技をしている(多分演出上なんやろけど)。
特にアリス・イヴはロボットのような感じがした。
しかし、登場人物には感情移入する魅力もなく、深みも個性もなく、彼らの行動がどんどんバカバカしくなっていったし、頻繁にイライラしていたかな。
脚本は、ほとんど経験のない人が書いたそうやし、それがはっきりと伝わってくる。
すべてが無理やり、不自然に聞こえ、ストーリーはまったくもってめちゃくちゃだやった。
スタートからして、演技もセリフもキャラも、どんどん悪くなっていく。前半は荒唐無稽やし、また、すべての説明が極端に不足しているから、こじつけや未解決の部分が多く、意味や論理の欠如が見られるので、コンセプトがかなり過剰だったという印象がある。
後半はスリラー要素もあるが、スリリングとは云い難く、緊張感もサスペンスもなく、どんどん退屈なペースになり、混乱と愚かさが熱を帯びてくる。さらに追い打ちをかけるように、第3幕じゃ、まったくサプライズでもなく、知性を侮辱された悔しさで壁に頭を打ち付けたくなるような暴露が試みられている。
ほんで、今作品は、かなり安直で簡単すぎる解決策で終わっている。
結論として、これほど大きな可能性を秘めた作品であり、そうなるべき作品であったにもかかわらず、残念なほど弱い作品でした。

【天災科学者】

冒頭のダサいヘリのカットから不安が的中。事故で失った家族を蘇らせようとする科学者の暴走とあるが、致命的によそ見運転が原因だよね？同情しようにも…まあ、家族を亡くす映画で文句言いたくないのだが、すっかりホラーコメディかスリラーコメディと化した序盤のキアヌが相方に無茶ぶりや無茶指図する感じで、違う方向に暴走してるよね？冒頭の実験シーンとその失敗と顛末は研究のために100歩譲るとしても意味ありげな会話に伏線なんかなくて、結構緊急事態からクローン作成まで17日、手が打てなくて次のプラン、そして家族に成りすまして誤魔化しにメールのやり取りするシーンはコメディだよね？

クローン誕生が開始から半分計画、その中でラボの研究も同時にやらないといけないという任務は強引にゴチャつかせて悪い奴らとの逃走劇へ…って、展開が強引だけど情報開示までの時間の間に葛藤や亀裂も勢いまかせで車走らせて、追っ手も追っ手で詰め甘すぎて取り逃がして、また捕まえてと目を覆いたくなる。

禁忌を犯した者への真理の逆襲も特になく上っ面だけ展開を流してあの結末に持ち込むのって生命倫理云々とか割と関係ない。脚本からしてもう暴走してる。大事なツッコミ役も始末してしまうなんて、僕は相方への同情が100%だよ。クローンの異変を散らつかせて何も起きませんもやめてよ…

結局、レプリカの人生でも楽しめれば勝ちみたいな逃げ理論で物語自体が逃げ切ったのが1番の衝撃。｢ブレードランナー｣とかに申し訳なく思わないの？

この映画自体が過去のSFに対してのレプリカで模造品。それを楽しめるってことは偽物の品に囲まれて生きろよって話じゃない？血が通ってるようには到底思えない作品に未来なんてないのよ。

キアヌ目当てと、題材が気になるので観て来ました😄

あまり辻褄がどーとか、ご都合主義かとか、普段はあまり気にしないんですけど、
今回は珍しく気になっちゃいました😅

キアヌの役も、マッドサイエンティストな科学者👨‍🔬で、
ちょっと今迄のキアヌからは遠いイメージかな⁇🧐

いわゆる禁忌と言われている人間のクローンを作ってしまおうと言う近未来のお話しなんですけど。


キアヌ扮する主人公のウィリアム博士の研究が成功する頃、
家族を乗せた車が事故に遭い、
妻と子供3人をウィリアムは亡くしてしまいます。

横たわる家族を助けたい一心で、失意の中思いついたのが、
脳に残るデータを器に移植して家族ごとクローンを作って蘇らせてしまおう…と言うこのお話🤫


クローンって、植物や動物には既に使用されている技術だったりもするのですが、
流石に人間に…となるとリアル世界ではモラル的にも、実際問題としてもタブー領域を出ることは許されていません。

でも、実はイタリアでは既にクローンとして3つ子を誕生させることに成功しているみたいで、
技術的には映画の世界同様に起こり得ることらしいですよ…😬💦


この映画の研究資金の出資者達みたいに、
戦争をするプロとしてのソルジャークローンとか、
それこそ要人のクローンとか作られ兼ねないと思うとなんだか怖くなって来ますよね🥶

実は既にクローン人間が世界中に紛れ込んでいたりするかもですょ⁉︎🤫し〜っ


けどこの映画、特に倫理観を問うとか、警鐘を鳴らすとか、そんなお話しではございません😑

多分、細かい事はスルーして、
純粋に近未来SFムービーとして楽しむのが正解な気がしましたょ😁

バーチャルコンピューターを指で広げたり操作するキアヌのぎこちなさが、
ある意味新鮮で可愛い💕と感じてしまったのは私だけではない筈…きっと…🤭

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