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『ホーリー・マウンテン』に投稿された感想・評価

4.1
 キリストに似た盗賊(ホラシオ・サリナス)が十字架に張り付けにされ、裸の子供たちに石を投げつけられている。自らの力で十字架から降りた盗賊は、居合わせた奇形の小人と町へ向かう。盗賊は太った男たちに捕えられ、鏡の部屋に閉じ込められてしまう。なんとかそこから脱出した彼は、高くそびえる塔を登り、最上階で練金術師の男(アレハンドロ・ホドロフスキー)と出会う。男の持つ錬金術の力を目の当たりにした盗賊は、その技を手に入れるため、世界で最も力を持つ8人の男女と共に、錬金術師に導かれ“聖なる山"を目指す。今作も前作と同じように、前半部分と後半部分がまったく別の映画を繋ぎ合わせたようないびつな構造になっており、裸、死体、真っ赤な血、虫などの直視出来ない映像のオンパレード。見世物小屋の奇術シーンに始まり、異常者だらけの町に迷い込むなど前作『エル・トポ』と類似点が多い。しかし前作以上に背景の書き込みが密にされており、映画自体が一つの見世物小屋のような怪しい秘宝館のような世界を形成している。

 動物の死骸を積んだ部屋のショッキングさは、映像から強烈な悪臭が漂ってくる気さえする。悪い夢を見ているような錯覚に陥るシュールレアリズム的世界。盗賊は一度は生け捕られてしまうが、脱出に成功しオレンジ色の塔をよじ登る。そこには四次元のような立体的な空間が広がっており、ホドロフスキー自身が演じた錬金術師の男と出会う。ラストには師匠である錬金術師の男と弟子の9人が険しい山を登るのだが、それまでのタロット・カードのような怪しい世界観とは打って変わり、苦行を克服し、悟りを開く。あらゆる欲望を断ち切るために、幻覚シーンがそれぞれに挿入される。前作『エル・トポ』はジャンル映画としての西部劇を目指しながら、最終的にそれとは似ても似つかないところに着地した作品として、得難い魅力があった。今作は物語としての魅力には乏しい作品だが、トータルの画力としては『エル・トポ』を凌ぐ作品になっている。
OSHO
4.6
過去一、狂ってる映画、
先日観た『ミッドサマー』なんて比較にならないくらい狂ってる。
『時計じかけのオレンジ』や『愛のコリーダ』よりも狂ってる。

1973年製作のメキシコ映画。

動物虐待のシーン
少年たちの全裸のシーン
がある。
また、Wikipediaによれば、(究極の状態で撮るため)俳優を1週間寝かせなかったり、俳優にマジックマッシュルームを投与して撮影していたらしいし、
仮にいま同じように狂った監督が現れても、現代では、この『ホーリーマウンテン』くらい狂った映画は作れない。

人を殺すシーンもあるけど、本当に殺していないか、50年前の映画ながら心配になる。(それ以前に明らかに人間以外の生き物は殺してますが…)

それにしても、
『時計じかけのオレンジ』が1971年
本作『ホーリーマウンテン』が1973年
『愛のコリーダ』が1976年
1970年代って映像表現が爆発していた時代だったのですね。

『時計じかけのオレンジ』は現代アートを並べただけという感じだけど、この『ホーリーマウンテン』はもっと本質的なアートを表現している感じがした。(一部のシーンはすごくチャチですが…)

Wikipediaによれば、この映画にジョンレノンたちビートルズが支持、金銭的な支援もしていたとのこと。
確かにお金のかかってると思われるシーンが多々あります。
ジョンレノンとオノヨーコの全裸の写真があるけど、この映画を支援する人は全裸ごときに恐れてはいけないですね。

ジョンレノンたちが支援していたということもあるし、ベタな言い方になるけど、本作は(ラストで視聴者を突き放す点も含めて)宗教や人間の本質を現したかったのでしょうね。

動物虐待や排泄、過激な性描写など、個人的にはかなり苦手なシーンもあるけど、ここまで狂ってるとどうでも良くなってくる。

日本語字幕版は、性器にボカシがかかっているけど、そんなことささいなことだ…と思うくらい狂った映画です。
3.8
「ホーリー・マウンテン」
1973公開 アメリカ・メキシコ作品 2017-57
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1970年代ランキング14位 再鑑賞

カルト映画の最高峰!!
映画は普通にストーリーで観るスタイルの私には強烈以外の何物以外でもない作品です。
この作品で凄まじいのは動物への虐待、現地人メキシコ人への差別と人格否定、サイケデリックの拡大解釈なイメージの多用、そしてエロ・グロ・生死観のオンパレードです。有名なところでは「皮を剥いだ犬を十字架に見立てての行軍」、「睾丸摘出」、「カエルに鎧を着せたメキシコ征伐寸劇」などだけでもわたしは閉口。。
でも死ぬまでに観るべき作品として必ず紹介されますね。。

アレハンドロ・ホドロフスキー監督という奇才の作品。チリ出身の映画監督。1970年に代表作「エル・トポ」を発表。カルト映画の開祖にして金字塔との評価を不動のものとする。続く「ホーリー・マウンテン」は1973年11月から1975年4月まで続くロングランを達成した。

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