青森県の下北半島で母とふたり暮らしをする少年は、恐山の霊媒に会いにいき、死んだ父を口寄せしてもらうことが唯一の楽しみだった。ある日、村にサーカス団がやってきて、少年は団員からよその街の様子…
>>続きを読む16歳の優は母と二人暮らし。しかし、そこに再婚を決めた父が強引に介入し、彼の心は再び深い闇に覆われる。大人の勝手な都合に翻弄される子どもの傷心と怒り。それは監督が実体験した苦しみと悲しみの…
>>続きを読む山と森に囲まれ、世間から隔絶された全寮制の学院に、少女のように美しい少年たちが共同生活をしている。初夏のある夜、その中の一人、悠が崖から湖に身投げして死んだ…。夏休みになって、帰る所がなく…
>>続きを読む大学院生の祐一郎は妹・真利江が失踪して以来、「自分は何かを目撃していたのではないか」という自責の念に苦しんでいた。父・祐作は病死し、母・房江は宗教に傾倒し、弟・祐弥は精神を病んでいる。ある…
>>続きを読む戸籍を奪われ、アンダーグランドでもがく大黒。この底辺から抜け出す最後の手段として、裏社会の調達屋、恵比寿の財布を奪うが、予期せずハードディスクを発見する。その中には家出人、ホームレス、風俗…
>>続きを読む大正末年の1926年。新派の劇作家・松崎春孤は、落とした付け文が縁で品子という美しい女と出会う。その後も3度続いた奇妙な出会いを、パトロンの玉脇に打ち明けた松崎は、品子と一夜を共にした部屋…
>>続きを読む