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目次

ハースメルの作品紹介

ハースメルのあらすじ

女性3人組のパンクロックバンド “サムシング・シー”。アリーナを埋め尽くすほどの人気を誇るサムシング・シーのメインボーカル“ベッキー・サムシング”(エリザベス・モス)は、パンクロック界のカリスマ的存在。 彼女の音楽性と過激なパフォーマンスは熱狂的なファンを生む一方で、その言動は 常に世間の注目を集めることとなり、周囲からの批判やプレッシャーよって、ベッキーは心身のバランスを崩し始める。 人気にも陰りが出て、その焦りから呪術師に心酔し、ドラッグやアルコールに溺れ ていくベッキー。バンドメンバーとの間にも大きな亀裂が生じ、関係者も徐々に彼女 を敬遠し始める。そして、常軌を逸した行動が引き金となって、ついに、舞台から引 きずり降ろされる。 それから数か月後、バンド活動を休止し、表舞台から退いたベッキーは、アルコー ルやドラッグを絶ち、少しずつ自分を取り戻そうと日々葛藤していた。そんな彼女を 救ったのは、最愛の娘タマの存在。ベッキーは自分の過去と向き合い、バンドメン バーやかつての仲間の力を借りながら、再び、ステージに立つことを誓う。

ハースメルの監督

ハースメルの出演者

原題
Her Smell
製作年
2018年
製作国
アメリカ
上映時間
134分
ジャンル
ドラマ音楽

『ハースメル』に投稿された感想・評価

磨

磨の感想・評価

3.0
かつて大ブレイクした女性3人組のパンクロックバンドのボーカルがプレッシャーや焦りから心身共に壊れていき、その後彼女が立ち直っていく様を描いたドラマ作品。

主演は「透明人間」の演技も記憶に新しいエリザベス・モス。共演者にはダン・スティーヴンスやアンバー・ハードの名も。エリザベス・モスは製作にも参加。自身の両親が共に音楽業界の人間ということで、その辺りも作品に反映されてるのだと思う。

ハッキリ言ってキラキラした映画ではない。ライブシーンよりも控室でのドタバタシーンが多く、BGM含めて重く暗鬱な印象を残す。中盤までならまだしも後半まで不穏な雰囲気なので、ラストの前向きな展開の中ずっと嫌なものを想像していた(笑)
それにしても内容の割に長尺で、もう少し短くできたのではないかと思う。

呪術師(霊媒師)に傾倒していく様に、某俳優や某歌手、某タレントなど様々な“洗脳疑惑”を思い出した。
 エグい! 予想通りの強烈キャラのエリザベス・モスでした…💦 

 ガールズパンク、というより、どっちかっていうとグランジに近いのかな…自分的にはグランジの女王様は“Hole”のコートニー・ラブ様なんですけど、こっちのベッキー(エリザベス・モス)女王様の暴君ぶりが半端ない😩 女王通り越して、もはや魔女だわ!…怪しいモノを鍋でグツグツ煮込んでる時の顔だよ、あのゲスイ顔😈わ…💦
 予定通り!の墜ちるトコまでトコトン落ちて…一転!まさに一転! カット割の間に「中略」入れて欲しいくらいの変貌ぶりの後半、ちゃんと反省😔したみたいですね…愛娘と母子のひととき…🤗
 心を入れ変えたベッキーのラストライブ! 両脇にアンバー・ハード様、カーラ・デルヴィーニュ様 二人の美女を従えてのパフォーマンス🎵 贅沢すぎっしょ! モスおばちゃ…いやモスお姐さん😅

 もう少し音楽性があれば、と思ってたけど、人間性重視で仕方ないか…でも、娘に弾き語ったブライアン・アダムスの「Heaven」 ココはアガリましたね〜名曲は誰が歌っても名曲だ!
 お洒落なエンドロールに合わせた「ハリウッド・ドリーム」って曲も良かったです!🎶
GreenT

GreenTの感想・評価

1.5
女性パンクバンド、Something She のライブで幕を開け、すぐに公演後の楽屋裏に移ります。ボーカルのベッキー・サムシングは、コートニー・ラブを彷彿とさせる自己破壊的なパンク・ロッカーで、バンドのメンバー、別れた夫、マネージャー、お母さん、全員に迷惑をかけまくり、自分の乳幼児を抱いたままゲロ吐いてぶっ倒れる。このシーンが45分くらいあっていい加減イライラしてくるのですが、この「早く終わらないかなあ~バカげているなあ~」っていうのがベッキー・サムシングの周りにいる人が感じていたことなんだろうなあと思いました。

ストーリーは、90年代にスピン・マガジンの表紙を飾り、ゴールド・ディスクを獲得したSomething She のカリスマ・ボーカリスト、ベッキー・サムシングが、新人バンドに追い越され、夫とは別れ、ジャンキーになり、リハビリをやり、復活するという王道ロックスターものなのですが、監督・脚本のアレックス・モス・ペリーは、ベッキーのキャラのモデルはアクセル・ローズで、一つのシーンをダラダラ撮るのは2015年の『スティーブ・ジョブズ』の影響を受けたとインタビューで語っていたそうです。

90年代の女性パンクバンドのリアリティがあり、『ボヘミアン・ラプソディ』や『ロケットマン』など、男性中心のメインストリームのバンドとは違う「ロックスター伝記もの」だと思いました。もちろん、この映画はフィクションですが、『ボヘミアン・ラプソディ』や『ロケットマン』だって、「実在したロックスターを基にした創作」とも言えますよね。どこまで本当かわかんないし。

Something She の楽曲は、 Bully's という実在するバンドのAlicia Bognanno という人が手掛けているらしいので、こういう音楽好きな人や、また元スーパーモデルのカーラ・デルヴィーニュ、ジョニデの元妻アンバー・ハード、そしてもちろんエリザベス・モスの芸風が好きな人はハマるかもしれません。

余談ですが、エリック・ストルツがバンドのマネージャー役で出ていてビックリ。

エリザベス・モスはプロデューサーでもあるので、かなり彼女の色が濃くなっていて、ベッキー・サムシングは『ハンドメイズ・テイル 侍女の物語』のジューンと全く同じ、「フェミニスト・キャラ」だなあと思いました。

エリザベス・モスのフェミニスト・キャラは

肌が汚くて太っている
男に支配されない
主張を曲げない

キャラで、こういう女性を否定することで社会はフェミニズムを抑え込んでいるんだから、そういう人を主人公にして描くことで偏向した女性のイメージを払拭し、「等身大」の女性とはどういうものなのかを提示しているのかなあと思った。

その心意気は買いたいんですけど、ちょっとやりすぎというか、暑苦しいというか、ウンザリするレベルまで引っ張るんですよね~この人。この映画のベッキーのキャラは、「ああ、ここまでウザい女だったんだ」ってことを表現したいのでしょうから、「もう観たくない!」って途中で止めた人の負けっていうか、「みんなが分からないから、敢えて見せているんだ!」ってことなのかな~と。

あと、エリザベス・モスのフェミニスト・キャラのもう一つの特徴は、子供に対する愛情が強いんですよね。すげえ自己中で、他人をキズつけても気にしないのに、子供のことはすごく気に掛ける。これは、「社会的に酷い女と言われているからって、悪い母親とは限らない」みたいな主張なのかな?と思うのですが、なんだろ、「自己投影としての愛情」みたいな、結局は自己愛?

原題の『Her Smell』も、自分の娘の匂いのことらしくて、ロックスターとして復活できるかもしれないけど、子供の匂いを嗅いで思いとどまる、みたいな。

子供の件だけじゃなくて、全てが自己陶酔的で、全然共感できないんだけど、ロックスターってこういうナルシストばかりなんだろうから、これがリアリティで、自分も若い時あれほどロックに心酔していたのは、虚構の世界しか見ていなかったってことなんだろうなあ。

オリジナルの楽曲も最悪で、それなのに1曲丸ごと演奏するシーンがいくつも入っていてウンザリする。ブライアン・アダムスの『Heaven』も丸々一曲やるのかよ!とウンザリしたけど、これは曲が悪くないから聴いていられたけど。

この、「曲が良くない」って言うのも、ある意味「「パンクバンドのリアル」なのかな?

個人的には質の悪い映画だと思うんだけど、もしかしたらこれって実験的でリアリティを追及しているからそう見えるだけかも、と思わされる不思議な映画だった。ってことはロックスターの本当の姿は、映画にするほど面白くないもので、「楽しめるロックスター映画」はかなり装飾されているのかな?って思った。

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