情熱の狂想曲(ラプソディ)の作品情報・感想・評価

「情熱の狂想曲(ラプソディ)」に投稿された感想・評価

えり子

えり子の感想・評価

3.4
ホーギー、カーマイケルのピアノを聴けるだけでも必見。
ローレン、バコールはハンフリー、ボガードの奥さんだった。
お似合いの夫婦。
ドラマではカーク、ダグラスと喧嘩ばかりの日々。
カーク、が気の毒でした。
クリスチャン・マークレー展の動画コラージュで本作のローレン・バコールがショパンのノクターンを弾くシーンの映像が使われており、自力で探してたどり着いた作品。アマプラ配信で観られたことにも感謝。
実在したトランペット奏者の物語。奥さんとなるエミーと主人公が真反対で上手くいくのかなぁと観ながら思っていたのだが、やっぱり、、という展開だった。エミーはプライド高いけれど、"自分は何も持っていない"と語るところには共感性があった。恩師の温かい人間性や、歌手のジョーの優しさ、ピアノ弾きのスモークの見守り方に愛を感じた。温かい人たちに恵まれていたところが主人公の人生の素敵なところだと思った。
何十年の時を経ても色褪せない魅力を持つクラシックな映画だと思う。
犬

犬の感想・評価

3.5


若くして亡くなったトランペット奏者ビックス・バイダーベックの伝記映画

友人だったジャズピアニストのウィリー・ウィロビーが紹介してくれる
そしてドリス・デイが歌います

才能があるが故に

幼少期から

オーケストラ
音楽が良かったです

ロマンス
私生活での苦悩

時代を感じる

最後はなんとも言えません
tosyam

tosyamの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ジャズ創世時代の歴史薄明期。遥か昔の伝説のジャズマン。ビックスバイダーベックを描いた伝奇sfな音楽映画。そんなに裕福でもない子供時代で腹ペコな筈なのに薄汚れた救世教会の炊き出しイベントそこで食事じゃなくピアノばかりに興味を示し。毎日通って独学でピアノをマスターしたりとパラノイアックな天才ぶりを示す。音を食べて生きるが如きテンセイのミュージシャンズミュージシャン描写はチョットやり過ぎの感さえあるがスーパーマンの子供時代のようでsfばりにワクワクする。プロになってからも人間ばなれな天才ぶりは止まず。指揮者抜きの白人だけのビバップアフターアワーズジャムセッションシーンはロフトジャズニューヨークパンクジャズみたいでヤバい。長生きしてたらどんなに前衛的な自身の楽団を率いただろう。まぁとにかくパンクでかっこいい。ところがローレンバコールが登場するあたりから俄然ダークなフィルムノワール感。リケジョでサイコパス気味のファムファタールは珍しい。自分を乗せに来る救急車のサイレンを一生で求め続けた究極の音楽だと錯乱する最期が残酷でホラー。親友ホーギーカーマイケルの回想形式になっているがどこかミステリーゾーンっぽくsfっぽい。ドリスデイのレコーディングスタジオに亡霊となって現れ共演するラストシーンはモロ伝奇的。前半のスーパーマンさ後半のニューロティックスリラーっぽさsfチックなフィルムノワールとおもえばそんな破綻ではない。さすが監督フィルムノワールのなんたるかをしりつくしている。
天才ゆえに衝突する試練の描写が続く、それなりにドラマティックな作品。
ただ物語よりも撮影の冴えた場面が多々見受けられたのが、印象的。

少年時代の主人公がジャズクラブに潜り込み、演奏に聞き惚れる場面では、ステージ上に据えたカメラによるクローズアップで、トランペットの影だけを巧みに表情へ被せていく。
孤独なトランペットの音色が漂う人気のないダンスホールに、ドリス・デイを歩かせるロングショットには、開放的な叙情が。
ダグラスとバコールが対称となる角度でグラスを飲み干すクローズアップは、構図がシャープだ。
室外設定では背後に据えたスクリーンの前で、役者を演技させた場面も多いが、中には都会の雑踏を活写するロケ場面も。
その雰囲気は作品の主題となるジャズに、よく合致していた。

またコントロール・フリークで気まぐれなバコールのキャラクターは、物珍しい印象を与える。
彼女をレズビアンと捉えた評論家もいるようだが、私には『混乱したエゴマニアで、セクシュアル・アイデンティティを確立できるほど成熟していない存在』に見えた。
ダブルライフを選択する『既婚レズ/ゲイ』の本質は、所詮その程度である。
役名はリック・マーチンとなっているが、サッチモに対抗できた唯一の白人コルネット奏者と言われるビックス・バイダーベックをカーク・ダグラスが演じた一篇。
実際にビックスと親友だったホーギー・カーマイケルが出演しているだけあって説得力のある作品に仕上がっている。
陽のドリス・デイに対し、陰のローレン・バコールの
才能を持つ者に対する妬みのサイコぶりが恐ろしい。
ビックスをはじめ、自滅型のミュージシャンはたくさんいるが、ジャコ・パストリウスの人生とダブる。
ラッパの吹き替えはハリー・ジェームスが担当しているが、ビックスとは演奏スタイルがだいぶ違うのが残念。
「The Very Thought of You」
「Make Someone Happy」
「Too Marvelous」
「With a Song in My Heart」
Makiko

Makikoの感想・評価

3.3
悪くはない印象。撮り方も。
ドリス・デイの歌がなかったら非常に重い映画になっていただろうな、という感じ。

実在のミュージシャンの話が基になっている。伝記映画だと思って観ていたから退屈はしなかったけど、物語としては微妙かな…語り手が主人公の親友なので、主人公の気持ちがよくわからなかった。
むしろ素直で才能のあるジョーと、これといった特技がなくコンプレックスまみれのエイミーの対比で一本作れちゃうんじゃないか?というほど脇役が魅力的(エイミーの絶妙に下手なノクターンのシーンとか最高)。バコール演じるエイミーは原作ではバイセクシャルという設定らしいし、なんかもっとドラマになる話なのになぁという印象は否めない。
当時のハリウッドは規制も厳しいし、2時間に収めるためには仕方なかったとはいえ。
5日に103歳で天に召されたカーク・ダグラスの追悼鑑賞です📮。1920年代に活躍したコルネット🎺奏者、ビックス・バイダーベックをモデルに描く音楽映画。黒人のトランペット奏者に憧れ、腕を磨いたリックは契約する楽団と度々トラブルを起こすが実力は折り紙付き。しかし、ある女との出会いが彼の人生を狂わせる…。

友人役のピアニストに俳優もこなすホーギー・カーマイケル、歌手にドリス・デイ、リックに影響を及ぼす女にローレン・バコールが出演、ジャズ界で活躍しながらも酒に溺れていくリック役をカーク・ダグラスが熱演(演奏の代役にハリー・ジェームス)。

ホーギーとダグラスの掛け合い演奏とドリス・デイの歌が楽しめます。多くの映画に出演して男っぽい個性的な役柄を演じたカークとバコールは演劇学校時代の同級生で、その縁で映画界入りを勧められたエピソードもあるそうです。双葉十三郎氏の「ミュージカル映画ぼくの500本」推奨作。
 ローレン・バコールが素晴らしい。登場から映画のトーンががらっと変わる。「凡庸」な彼女にこびりついた暗さ、そして自意識の低さにはついシンクロしてしまい、そこからしばらくはたいへんハラハラしました。しかし全体的には、カーク・ダグラスのジャズに対する執念が今ひとつ説得力を欠いており、どうにもピンとこない。『ガラスの仮面』なんかねえ、冬の夜に川へ飛び込むんですよ。
 ドリス・デイが馬鹿として描かれており可哀想だが、やむなしという感じもある。

あなたにおすすめの記事