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いい意味で小悪魔
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いい意味で小悪魔の作品紹介

いい意味で小悪魔のあらすじ

仲良し女子3人組。話すことといったらファッションとセックスのことばかり。大型のおもちゃ店でバイトを始めたら、イケメンばかりじゃん! セックスと友情と愛情と少しだけマジメな話も盛り込んだ、欧米高校生図鑑!

いい意味で小悪魔の監督

ソフィー・ロレイン

原題
Charlotte a du fun/Slut in a Good Way
製作年
2018年
製作国
カナダ
上映時間
88分
ジャンル
コメディ青春

『いい意味で小悪魔』に投稿された感想・評価

[ある小さなコミュニティにおける"MeToo問題"への一つの解答] 100点(オールタイムベスト)

全く見る気はなかったが知り合いがチケットを余らせているとのことだったので鑑賞。すると、これがホームランを放ってしまった!"いい意味で小悪魔"という題名も最高じゃないか。

高校生のシャルロットは男勝りなメーガンとカタブツのオーブの三人といつも一緒に居る。そんな彼女は付き合っていた彼氏がゲイだったと分かって失恋、気分転換に近くの大きなオモチャ屋でアルバイトを始める。すると、そこは地上の楽園のように美男美女だらけであり、シャルロットは自由気ままなメーガンと生真面目なオーブがドン引きする中、店員のイケメンたちに手を出しまくる。やがて、シャルロットが店の男店員全員に手を出したことが男たちの間で話題になっていることに気が付き、反自由恋愛的な禁欲活動を始める。

少女たち三人が学校やレストランで会話するシーンの構図が空間の奥行きをバッチリ感じさせるものとなっていて非常に印象に残っている。モノクロによる映像も光の扱い方が上手く、特に紙飛行機のシーンは震えた。ただ、少し白色がサチってて輪郭がボヤケたりしていたのは残念だった。多分あれは意図して撮ったものではないだろうから。

シャルロット独りで始めた反自由恋愛的な禁欲活動はやがて男女を分断して、それぞれの一挙手一投足に関心が向かうようになる。男性側は女性陣の一人を落として運動を凍結しようとし、女性陣は頑なに男性陣を拒み続ける。これは完全に昨今の"MeToo"問題と重なるではないか。マクロ視点で男性優位だったオモチャ屋は完全に分断されて冷戦状態に陥ってしまった。しかし、この手の運動にありがちな"言葉"に固執したり(本作品では"依存体質"という言葉を多用していた)、最大多数の最大幸福をそれと知らずに全体の目標として従わない身内を攻撃し始めたりすることで徐々にボロが出始め、シャルロットとメーブが大喧嘩することで運動は崩壊する。このへんの描写も丁寧かつ飽きさせない。

女たち男たちは元の場所に戻っていき、今まで通りの生活が戻ってきた。しかし、決定的に異なるのはそれぞれがそれぞれに敬意を払っていること。勿論ミクロに見れば女性優位のカップルも男性優位のカップルもいるが、全体を見渡してみれば"ある程度"平等になったと結論づけていいと私は思う。真の平等とは互いの存在を認め尊敬することだから。個人的にはラストで全員が誰かと結びつくという展開は微妙だが、続くボリウッドダンスでそんな不満もぶっ飛んでしまった。ラストまで全力疾走だった。素晴らしい!

追記
高校生の恋愛の話だが、大人の存在が感じられない。これが本作品の"天井のない"自由さをアンプしている。最も年齢が上だと想像される妊婦(名前忘れた)が恋愛治外法権としてシャルロットの母親の役割を果たしているのも楽しい要素の一つ。募金の行き先としては誰もが納得する伏線回収なのではないか。

今年のベストには「ブラ物語」と一緒にランクインするだろうな。
lp
3.5
東京国際映画祭にて鑑賞。

ユース部門2本目は『いい意味で小悪魔』。イケメンだらけのおもちゃ屋でバイトを始めた、女子3人組の物語。

映画冒頭。女子3人組の1人が、彼氏にゲイであることをカミングアウトされて振られるけれど、彼女は彼氏のことを引きずったまま・・・。この立ち上がりを少しコミカルに描くうえに、おもちゃ屋のイケメン達があまりにもハッキリと「イケメン」に描かれるので、すっかりラブコメディだと思ったけれど、ここから映画は予想の斜め上へと向かう。

SEXと恋愛を巡る、男女関係の考察へと発展していくのだ。この展開には驚いた。しかし、話の内容としてはバカバカしくも面白く、そして興味深い。男女関係への考察の果てに、ラストで主人公がイケメン達へ放つ一撃は痛烈で、「なるほど!」と膝を打つ面白さだ。
そしてその直後のエンドロール。ボリウッド顔負けの歌と踊りが待ち受けていて、これがまたとても楽しい。宗教上の理由により、インド映画がラブシーンの代わりに歌と踊りを採用していることを踏まえれば、今作がラストに歌と踊りを採用したことにも頷ける。

ちなみに、クリップからも分かる通り、今作の映像は全編モノクロ。今作が繰り広げた考察の普遍性を強調する狙いがあると解釈すれば、時代性を消し去るモノクロ映像を使ったことにも納得。

少し堅苦しく書いてしまいましたが、基本的には独創的で楽しめるラブコメディです。
3.0
【平和的カルメン/果てしなく平行な恋愛闇鍋】
本作は、男女の恋愛感情のディスカッション、吐露を描く極めてヌーヴェルヴァーグ的作品(厳密に言えば、フィリップ・ガレル系映画)なのだが、これが奇妙なことに男女共に一定の距離感を保ったままなのだ。通常、この手の恋愛映画は男女が超絶至近距離で互いの感情を本能むき出しでぶつけ合う。あるいは、女々しくメソメソ自問自答するものなのだが、ここに映る男女はドライだ。ギャルは《大きなイチモツ》のぬいぐるみ(?)を頭に乗せ、公園でドラッグをスパスパやり、ワイワイする下品さを持つが、イケメンの前では目をキラキラさせ清純系を装う。イケメンだらけのおもちゃ屋にいる絵に描いたようなイケメンとギャルが店の中に集まり、テラスハウスみたいな状態になるのだが、ドロドロ昼ドラ的展開になることなく、常に一定の距離感を保ち、仲良くやっている。いや、それぞれの思惑はあるのだが、この世界においては平等なのだ。

恋愛映画において、どうしても薄幸な少女に王子様みたいな段差が生まれがちだ。恋愛とは、男女、あるいは愛する同性同士が、互いの歩数やポジションを合わせていくものだから、露骨なシンデレラストーリーでなくても差は生まれるもの。しかし、本作は究極の男女平等をやろうとした結果、パリピな空間なのに草食系という極めて異常な世界観が広がっていた。

発展しそうで、しない。いや前には進んでいるのだけれども、なぜか透明な壁が男女を阻む。例え、ファム・ファタールものの代表である『カルメン』の曲をバックにヒロインが踊っていようが、インド映画の魅惑のダンスを踊っていようが、果てしなく平行線を辿る恋愛奇譚に、我々が無意識に取っている恋愛のポジショニングというものを気づかせてくれました。

これは日本公開してもいいのではないでしょうか?ヒューマントラストシネマ有楽町あたりでさ。

『いい意味で小悪魔』に似ている作品

ソーセージ・パーティー

上映日:

2016年11月04日

製作国:

上映時間:

89分

ジャンル:

配給:

  • ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
3.1

あらすじ

"ショップウェル”は郊外にあるスーパーマーケット。食材たちは選ばれ、買われることを夢見て毎日陳列されてい る。きっと外の世界は「楽園」に違いないと。ソーセージのフランクは、パンて…

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製作国:

上映時間:

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ジャンル:

3.1

あらすじ

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