人を利用し 大金を浪費し 世界を旅しても
誰かを真似ただけでは 孤独に苛まれる…

英国では英雄 スペインでは略奪者 として名高い
かのフランシス・ドレークの生涯を 悪役を使って巧く再現しつつ
現代の成功者の愚かな妄執と 夢と浪漫に生きる冒険者の探究心の攻防を
ま ちょっとだけインディー・ジョーンズと
007のテイストを…いや ホントちょっとだけ拝借しながら あくまでＢ級の範疇で こじんまり収めた感じで 個人的には結構楽しめたかなぁ

ドレークってさ 確か実力もないまま 伯父かなんかの資金で渡航して スペインの襲撃を逆恨みするわ
マゼランを模倣して世界一周するも 友人を裏切るわ
卑怯な戦法で英雄になるも 家族もないまま病気で死んで 棺は見つからず 永遠の孤独な海底に沈んだままだったような…
うん やっぱあの兄に相応しい結末

そういえば フィクサーっぽく語られてた日本人はなんだったんだ？
なんか始皇帝のお宝に繋がりそうだったけど
次回作…きっと やんねぇだろうなぁ

サハラ砂漠で歴史を覆すほどの金貨を見つけるものの、仲間の裏切りに遭い、財宝を消失。その財宝を取り戻すため、考古学者と手を組み、金貨を取り戻す、というのが本作のストーリーです。

出だしは面白そう！途中からあれ？となる作品です。
ストーリーは面白そうだったのですが、宝探しと言いながら、結局は兄妹喧嘩になってしまっており、それが低評価に繋がっています。宝探しに特化させたら良かったのに。あとはメインをアクションにするなどでも良かったかも。でも、インディージョーンズなどにはとても及ばず結局はB級で落ち着きそうです笑

エンドクレジット後に続編がありそうな映像が流れますが、結局は本作どまりだったようで、それがこの作品の評価を表しています。。。

邦題からすると犯罪組織から人質を奪還するような、内容なのかなと思いましたが全然違いました。刑務所帰りの考古学者が社長の座を追われた女性とコンビを組んで財宝を盗み出すお話しなので邦題とは違う感じ。

どういう経緯で製作された映画か分かりませんが、世界各地でロケーションを行っているようでB級映画にしては予算をかけている印象。
ワールドワイドな展開にストーリーは追い付かず、終始にグダグダダラダラとした流れで退屈…。

基本はCEO争いのくだらない兄妹の確執なのでドラマ性も薄い。元CEOの女性キャラクターが自己中で腹が立つ…。それを演じる女優さんもトゲのある雰囲を持っておりダブルで腹が立つ状況…。

潤沢な予算もアクションシーンには回されなかったみたいで派手なアクションシーンは期待出来ません。印象に残るのは屋上での追いかけっことクライマックスくらい…。どちらもショボいですけど。

こういうトレジャーハント物の映画では宝を探して謎を追って行く冒険にドキドキするかが大事ですが、もうすでに宝は見つかっていてそれを巡る争奪戦なので謎解きも何も無いので楽しくないです…。

フランシス・ドレイクが物語のモチーフとなっているしゲームの「アンチャーテッド」みたいな物を目指したのかなと個人的には推察。ゲームの方が断然面白いですけど。

良いところは映像が綺麗な事くらい…。他には思い付きません…。こんなに冒険心が、くすぐられない冒険活劇も珍しい…。
観れない事はないですが面白さにかける映画なので、忍耐力が必要になってくると思います。