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霧
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目次

霧の作品紹介

霧のあらすじ

「韓国の文芸映画の大家」「韓国のアントニオーニ」などとも呼ばれたキム・スヨン監督が、軍事独裁政権下で経済発展を遂げる60年代韓国社会の不条理と倦怠感を、社長の娘との結婚で出世を約束されながら憂鬱で不毛な日々を送る主人公の姿に込めて描き、高い評価を受けた代表作。小説家キム・スンオクの短編小説「霧津紀行」の映画化で、作者自身が脚本も担当している。第14回アジア映画祭(現アジア太平洋映画祭)で作品賞、監督賞、第6回大鐘賞で監督賞を受賞した。

霧の監督

キム・スヨン

原題
안개/The Foggy Town Mist
製作年
1967年
製作国・地域
韓国
上映時間
78分

『霧』に投稿された感想・評価

AS
4.0
日本の地方都市にもまんま当てはまる鬱屈した閉塞感が霧という現象と相まってただただ気が滅入る。演者に沈黙と寂寥を受け入れさせる事で、観る者に憐憫と滑稽を同時に催させていく人間描写はなかなか。
少なくとも雨と気圧の変化にやられてへこたれまくっているこんな時期に観る映画じゃなかった笑。早く太陽が見たいです…
金持ちと結婚した主人公の男が故郷の霧の多い村に帰る話。勝手にホラーかサスペンスと思い込んでいたので、霧の多い村をもっとロマンチックに撮ってほしかった感はあるが、そこそこ面白かった。ソウルで勉強していた日々に生きがいを見出す音楽教師と、田舎からソウルに移り住んだ主人公との対比がおもろい。「悪いとこばっかだけど故郷は故郷なんですわ」みたいなメッセージを勝手に感じた。
ムジン、霧の深い港町なんでしょうか。俗物しかいない町。何処でもそうなんだろうけど、故郷だとなおさらそう感じる。上手くいってるようで地獄でしかない現在と、後悔しかない過去を交互に描いていくなかで、いきなりドでかいスピーカーからモノローグが聴こえてくるシーンがいい。ソウルに行きたがる音楽教諭の女を裏切って、誰かを裏切るのは初めてじゃないだろうし、あの男はたぶんもう故郷に帰らない。ホステスの自殺絡めて鬱々として素晴らしい。友人が貸してくれた本も酒でビチャビチャに。

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