
「韓国の文芸映画の大家」「韓国のアントニオーニ」などとも呼ばれたキム・スヨン監督が、軍事独裁政権下で経済発展を遂げる60年代韓国社会の不条理と倦怠感を、社長の娘との結婚で出世を約束されながら憂鬱で不毛な日々を送る主人公の姿に込めて描き、高い評価を受けた代表作。小説家キム・スンオクの短編小説「霧津紀行」の映画化で、作者自身が脚本も担当している。第14回アジア映画祭(現アジア太平洋映画祭)で作品賞、監督賞、第6回大鐘賞で監督賞を受賞した。
カナダへ移ることになった映画監督ムンギョンは、先輩の映画評論家チュンシクと会って酒を交わす。やがて2人とも港町トンヨンに行ってきたばかりと分かり、お互いに旅の想 い出を語り合う。トンヨン…
>>続きを読むアイススケートの韓国代表選手だったジュヨンは、高校のカーリング部コーチとして働いていた。そんな中、かつての同僚だったユラが自殺したという報せが入る。ジュヨンには、ユラが自ら命を絶った理由が…
>>続きを読む5年間の結婚生活で一度も離れたことのなかった夫の出張中、初めてひとりになった主人公ガミ(キム・ミニ)は、ソウル郊外の3人の女友だちを訪ね、再会する。バツイチで面倒見のいい先輩ヨンスン、気楽…
>>続きを読む真夏に開催される映画祭の審査員として招かれた映画監督ギョンナムは、コーディネーターのヒョニたちと酒の席を重ね、作品の審査は二の次。そんな中、旧友サンヨンと偶然出会って酒を交わすが、翌朝「二…
>>続きを読む『慶州 ヒョンとユニ』など地方都市を好んで舞台に据え秀作を発表しつづけるチャン・リュル監督が、日本統治時代の面影が色濃く残る韓国の群山を舞台に撮影した作品。『殺人の追憶』『別れる…
>>続きを読む