"歴代のスポーツ映画の中でも最も素晴らしい" とUSAトゥデイ紙に評されたこともある作品


途中退場をよく食らうジーン・ハックマン演じるコーチなんだけど、それは大切なチームと大切な選手たちのため

様々な事情をそれぞれに抱え込む登場人物ばかりだが、弱小バスケットボールチームの躍進とともに町に活気がもたらされていく様子は既視感抜群の展開にもかかわらず一切鼻白むことなく観られる

• #脚光を浴びせてあげたい映画

愛

名門バスケチームのコーチだった男が、高校の弱体チームを一流チームにするまでを描くスポーツドラマ

これぞ王道

生徒たちとの関係性
実話が基で感動します

乱闘
意外と暴力的ですね

雰囲気が地味に良い

ジーン・パックマンが印象的
デニス・ホッパーも流石の演技でした

1951年にインディアナ州の田舎町の高校バスケットチームが新任コーチのパワフルな指導で州大会で勝利を掴み取るまでを描いた感動的な物語。2001年にUSAトゥデイ紙は「歴代のスポーツ映画の中でも最も素晴らしい」と評した、ジーン・ハックマン主演の強烈な個性派コーチと弱小チームの選手達との交流等を描いていた青春スポーツ映画 。
バスケットボールに熱い視線が注がれるインディアナ州のとある田舎町ヒッコリーに、かつてニューヨークの名門大学チームで起こした暴行事件により長い間バスケットボールのコーチから遠ざかっていたノーマン・デール(ジーン・ハックマン)が、旧知の友人である校長クリータス(シェブ・ウーリー)に誘われて第二のチャンスを賭け高校に赴任する。保守的な町の空気と衝突しながらもチームを指導し始めるノーマンだが、部員は覇気に欠けて花形選手が離脱するなど前途多難。練習試合も連敗を重ねる中で指導能力を疑われて解雇の危機に陥るが、女教師マイラ・フリーナー(バーバラ・ハーシ)やチームOBでアル中の元スター選手シューター(デニス・ホッパー)の協力を得ながらチームを纏め上げ、実力をつけたチームは州大会の決勝まで駒を進める。1954年にインディアナ州チャンピオンになった実在チームの話を基にした青春スポ根ドラマ。デニス・ホッパーが俳優として生涯で唯一のオスカーノミネートに輝いた作品でもある。
過去の天才選手で現在はダメ親父に扮するデニス・ホッパ－などの曲者たち中年親父の魅力はたっぷりなのだが、其の代わり選手に魅力がないのが寂しい限りで、折角スター選手からチビの選手まで揃っているのだから其のキャラクターをもっと生かしたほうが良かったような気がして残念でならない。ストーリーは単純だが散漫な印象も拭えず、シューター(デニス・ホッパー)たち親子の絆は中途半端、重要な役のように見えるジョージ(チェルシー・ロス)も御座成りに、マイラ・フリーナー(バーバラ・ハーシー)との恋愛の要素も取ってつけたような感じで、選手が少ない割に人物描写や設定が雑でスポーツ物かヒューマンドラマ物かはっきりせずに曖昧なまま素っ気なくラストを迎える為に爽快感を感じられない。弱小チームを鍛え上げていくスポ根物からラスト15分の州大会の興奮、田舎町で登場人物が負の歴史から再生を果たしていくドラマなどの其れなりに色々な要素が挿入されているが総花的な印象でヤマもなくてイマイチでもう一捻り欲しかった。
まあ閉鎖的な田舎町を舞台にキレまくりガナりまくるジーン・ハックマンと相変わらず中毒患者役というデニス・ホッパーの伝統芸能の域に達した演技を観られるだけでも価値はあるのだが…