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デヴィッド・ボウイ 最初の5年間

『デヴィッド・ボウイ 最初の5年間』に投稿された感想・評価

デヴィッドボウイはどうしても理解しきれないアーティストの1人だ。これだけ評価されているのだからと思いながら色々な時代のアルバムを聴いたが、まだ魅力を理解できたとは言い難い。

このドキュメンタリーを観ていて気付いたのは、彼の大きな特徴であるその時々でスタイルを変えていく手法は同時代を生きた人にはインパクトが大きかったのかもしれないということ。
彼のカタログをどこからでも選べる世代は、一つ一つのスタイルに強く思い入れを持つことがどうしても出来ないのだ。だから彼のようにビジュアルも魅力の一つというアーティストを音だけで理解するのは難しい。

この作品はBBCが作成したことからもわかるように、上っ面をなぞったものなので、ある程度知識がないとわかりにくい。
 間もなく「スターダスト」が公開されるデヴィッドボウイ。彼が亡くなってからもう5年以上も経つなんて信じられない。

 BBC制作のドキュメンタリーがアマプラにあったので鑑賞。なんとも妙な邦題だなあと思っていたら、「最後の5年間」「5つの時代」と3部作になってるんだね。これが最終章らしい。

 原題は「finding fame」のちに自らFAMEという曲も歌うボウイが、下積みを経てジギースターダストとして成功するまでを捉えている。

 ボウイの映像そのものは既発のPVが中心で、少しファンになったことのある人なら観たことのあるものばかりだけれど、前半、60年代スウィンギングロンドンの記録映像としては見応えがある。まるで当時のロンドンに住んでいる全員おしゃれで可愛くてカッコいい人しかいないのかと思ってしまうww

 ソロ以前、無名時代のバンドで(9つもあったとは知らなかった!)一緒だったミュージシャンが次々とボウイ語りをするのは興味深く、ザ・ロウアー・サードでオーディションに落ちた様子とその映像は初見で面白かった。ボウイは70年代のイメージが強いので、60年代にビートルズやフーを遥か上空に見上げながら地を這っていたのかと思うと愛おしくなるよね。
 リックウェイクマンがスペースオディティのメロトロンはイエスにも影響したと言ってるのもびっくりw

 恋人ヘルミオーネとのスナップは全部ポストカードにしたいくらい絵になる。このルックスがあるからこそ、バンドマンというか歌うたいに専念できず、演劇やパントマイム、作家活動などを並行し迷走してしまったのかもしれないな。その時の経験が全部生きていることもまた確かだけれど。

 山本寛斎の衣装を纏って最後のステージに立つジギー。そこには欲しくて仕方なかったフェイムを手に入れた後に、まったく満足できていない孤独な男の姿があった。

 最初の奥さんアンジーも出てきたのでいろいろ暴露してくれるかと思いきや、ゲイリブな側面、3P好きでフリーセックス当たり前みたいな部分はさすがBBCだけに取り上げられていなかった。日本のジャニーズもそうらしいけれど、欧米でも芸能界に蔓延っていたスターとマネージメントとのゲイ関係を赤裸々に綴った映画なんかもこの先出てくると面白いな。

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