越年―新しい年を迎える瞬間の高揚はどこから来るのだろう。きっとそれは、新しいことが始まることへの希望。 いきなり女をビンタをした男、初恋の相手に会うために十数年ぶりに帰郷した男、亡き母の家を片付ける女。日本、台湾、マレーシアの年越しの風景の中で不器用な3組の男女が織りなす物語。 愛に生きた作家・岡本かの子が紡いだ傑作小説をもとに、素直になれずにこじれた恋心たちを描く。恋だけが人生じゃない。けれど、こんな恋があってもいいと思わせてくれる恋の物語。年を越えたら、新しい人生に出会えるかもしれない。
恒春で郵便配達のバイトをするアガ。日本統治時代の住所に当てられた届け先不明の小包から、敗戦で台湾から去った日本人教師が台湾人の恋人へ送ったラブレターが。そんななか、彼は日本人歌手を招いたイ…
>>続きを読む台湾に住む元気いっぱいの女の子リン。日本のドラマやアニメが大好きで、通っている大学でも日本語を専攻するくらいの立派なジャパオタ。日本を襲った震災の話で世界が揺れているとき、リンのFaceb…
>>続きを読む第1話:プラハ編(監修/ウェイ・ダーション)/第2話:上海(監修:岩井俊二)/第3話:パリ編(監修/岩井俊二)/第4話:小樽編(監修/ウェイ・ダーション)/第5話:フィレンツェ編(監修/ス…
>>続きを読む『慶州 ヒョンとユニ』など地方都市を好んで舞台に据え秀作を発表しつづけるチャン・リュル監督が、日本統治時代の面影が色濃く残る韓国の群山を舞台に撮影した作品。『殺人の追憶』『別れる…
>>続きを読むマスターの作る味と居心地の良さを求めて、夜な夜なにぎわうめしや。ある日、誰かが店に置き忘れた骨壺をめぐってマスターは思案顔。詮索好きな常連たちは骨壺をネタに、いつもの与太話に花を咲かせてい…
>>続きを読む那覇市から西に約40㎞に位置する慶良間諸島。 耳が良すぎて、少しでも音のズレを感じると頭痛がしてしまう小学生のうみは、三線の名手であるおじいと二人で暮らしていた。ある夏の日、島で開催され…
>>続きを読む寂れた海沿いのリゾート地──そこで日本人の母親が経営するホテル・アイリスを手伝っているマリは、ある日階上で響き渡る女の悲鳴を聞く。赤いキャミソールのその女は、男の罵声と暴力から逃れようと取…
>>続きを読む出版社に勤める香織は、読者の投稿で寄せられた「懐かしマイブーム」を取材することに。彼女は昭和30年代に下関の映画館「みなと劇場」で幕間芸人を務めていた男の行方を捜すが、取材を進めるうちに彼…
>>続きを読む©2019 映画「越年」パートナーズ