
心を病んだ母のもと、幼い頃に引き裂かれた姉妹ホンとラン。 母の死を機に20年ぶりに再会し、他人も同然になった姉妹の奇妙な同居生活が再び始まる。 ある朝 姉のホンが目を覚ますと、そこに妹ランの姿はなかった。 数年後、ホンのもとに知らせが届く。ランの遺体が日本で発見されたと言うのだ。 居てもたっても居られず、仕事も家庭も放り出して日本へ旅立つホン。 初めて訪れる街を彷徨いながら亡き妹の姿を思う。 ある男、ある女、残された日記、懐かしい白のサマードレス… その向こうに浮かび上がる、彼女の謎めいた微笑みと眼差し。
寂れた海沿いのリゾート地──そこで日本人の母親が経営するホテル・アイリスを手伝っているマリは、ある日階上で響き渡る女の悲鳴を聞く。赤いキャミソールのその女は、男の罵声と暴力から逃れようと取…
>>続きを読むルオ・ホンウは、何年もの間距離を置いてきた故郷・凱里へ、父の死を機に帰還する。 そこでは幼馴染 白猫(パイマオ)の死を思い起こすと同時に、彼の心をずっと捉えて離れることのなかった、ある女の…
>>続きを読む最果ての海辺で吉田岬(永作博美)は朽ちかけた舟小屋を改装し、焙煎珈琲店「ヨダカ珈琲」の営業を開始する。「ヨダカ珈琲」の向かいに住むのはシングルマザーの山崎絵里子(佐々木希)と二人の子供たち…
>>続きを読む日本人の父と韓国人の母の間に生まれた一卵性双生児の姉弟の空(そら)と海(かい)。現在、中国・上海に暮らすイラストレーターの空は、出版社に勤める日本人の男性、望月(阿部力)と出会う。異郷の地…
>>続きを読む『慶州 ヒョンとユニ』など地方都市を好んで舞台に据え秀作を発表しつづけるチャン・リュル監督が、日本統治時代の面影が色濃く残る韓国の群山を舞台に撮影した作品。『殺人の追憶』『別れる…
>>続きを読む13年前に突然失踪した父が余命3カ月で見つかった。借金を残し消えた父に母と兄は会おうとしなかったが、キャッチボールをしてくれた優しい父の記憶が忘れられないコウジは病院へ向かい再会を果たす。…
>>続きを読む©Kuan Pictures, Asahi Shimbun, Indie Works, Mam Film