アメリカの偉業“人類の月面到達”を実現させた“アポロ計画”。その成功への道のりを、新たに入手された映像や音声を加え、当時を追体験させてくれるドキュメンタリー。
ナショナルジオグラフィックの作品らしく、“月旅行”が空想の産物だった頃からお話がスタートし、その後の人類の宇宙開発の歴史をテンポ良く辿ってくれるので、非常に見やすいし、タメになる。
あらゆる角度、視点から捉えた様々な映像が残されていて、それは当然“記録”ではあったのだろうけど、一方では先日鑑賞した「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」で描かれたような優秀な“広告マン”が介在し、撮影されたものもいっぱい含まれているのだろうなぁ…といろいろ想像させられる。
個人的に興味深かったのが、アポロ8号の人類初の月周回飛行のインパクト。「地球の出」は、「史上最も影響力のあった環境写真」として知られ、様々な環境運動のアイコンとなったし、更には“地球平面協会”なるものが存在し、その団体が「主張を変更せざるを得ない」と声明を出すに至ったというのが、とても面白い。これこそ“真実”が“フェイク”を凌駕した象徴と言えるのでは。
また、アポロ12号の時点で既に世間からは飽きられ始め、これだけの国費をかける必要があったのか？という“不都合な真実”もしっかりと描かれる。そしてアポロ13号の“輝かしい失敗”を経て、延べ12人を月へ送り届け、宇宙開発は“スペースシャトル”へ…。
“真実”というものの力強さを感じさせてくれた良作。

• #おうち時間2024とらキチ
• #1969！

ワタシが観たのは1時間30分ぐらいの作品です。
明らかに俯瞰では撮ることができなそうなシミュレーション映像と実際の映像が混在していて、「コレ本当？」と思ってしまいます。
ワタシはどちらかと言うと宇宙開発て？？？…派です。もちろんこれまでに色んな面で多大な恩恵を受けているのは事実ですが、この先何百年も地球が同じ環境だとは思えませんし莫大なお金を投じて宇宙に眼を向けるよりもまず先にすることがあるんじゃないかと。

9月12日は「宇宙の日」ということで。

音声は実際の音声のみ、解説は文字のみ、で見やすかったです。
「ファースト・マン」「アポロ13」など、映画で内容は知っていたアポロ計画だけど、本当の宇宙飛行士、管制官、民間人の声を聞くのはまた緊張感・臨場感が違って、気づいたらめちゃくちゃ真剣に観てました。初の月面着陸、世界中の人があんなにテレビに釘付けになって、同じ出来事をリアルタイムで応援してる姿、すごい熱を感じたな。過去に行って体験したい出来事ナンバーワンです。

宇宙関係の作品久しぶりに観たけど、やっぱり私を一番夢中にさせてくれるものだ。