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死ぬ間際
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『死ぬ間際』に投稿された感想・評価

菩薩

菩薩の感想・評価

2.5
一方的に他人の人生を掌握する事をそれもまた愛の裏返しであるとしてしまったら、世の中に存在しているあらゆる抑圧がまるで消滅していかないのではないか。しかも創造主がなんたらかんたらって、余計に観念的なムードに持っていく割には結局「いや愛だろ…愛…」の落とし方は如何なものか。その男は逃避の過程の中で誰かの死をもって女性を解放していく訳だが、これは「縁を断ち切る」行為として見るべきなのかな、そして自身の縁も最後には断ち切らあれる事になる。本当に物語る事にはまるで興味がなく、その場その場で最適な画を撮る事に重点を置いているのは分かるのだが、これを劇場で観ていたら俺はおそらく即死していたと思う。どうせならずっと画面奥に向かって逃げて欲しかったけど、ちょこちょここっち側に向かってくる。あと追跡側のズッコケ三人組が三台の車を使用してるのはなんの意味があるのだろう…謎過ぎる….。これは完全に岩波ホール案件、ただその場合場内ではおっさん共のいびきのハーモニーが奏でられるだろう…。ロケーションの勝利。
["死の天使"が田舎を駆けるロードムービー] 60点

麻薬密売の元締めの手下を殺したことで田舎へと逃げることになった青年ダヴドのロードムービー。これまで自身の過去を描いたドキュメンタリーを数本撮ってきた Hilal Baydarov 待望の初長編であり、ヴェネツィア映画祭のコンペ部門に選出された。今年のヴェネツィア映画祭はコロナ禍の影響でそもそも完成した長編映画本数が過疎っていて、大作は軒並み公開を延期したのでアカデミー賞というローカルな祭典に媚びへつらうことのない"国際映画祭"の名に恥のない選出をしていると勝手に思っている。そんな本作品だが、監督は過去二年で製作した『Mother and Son』『Birthday』『Where the Persimmons Grow』の三本を通して Maryam Naghiyeva 演じる母親との関係性を描いており、本作品でも物語を始め、そして終わらせる役割を彼女に任せている。

ダヴドの逃避行は短い挿話の積み重ねによって描かれているが、そのそれぞれに女性が登場し、ダヴドは"死の天使"のように、訪れた場所に死をもたらしていく。最初に逃げ込んだ郊外の家畜小屋では、父親に五年間も監禁されていた少女に遭遇し、彼女はダヴドを助けるという名目で遅れてやって来た父親の喉笛を食いちぎる。道端で座り込む女性は、酒癖悪い夫の暴力に悩まされており、彼女も夫に襲われたダヴドを助けるという名目で夫を撲殺する。ウェディングドレスのままダヴドのバイクに走り寄ってきた女性は、望まぬ結婚を兄弟に押し付けられて逃げ出し、結果的に兄弟に射殺される。挿話の最後は追手であるドクの子分たちが、ダヴド捕獲失敗と遭遇した死について軽くまとめたものをドクに報告して締めくくられる。そして、各挿話の合間にはダヴドが出会った女性たちや死について、未来の妻と息子に語りかけるような映像も挟まれる。それぞれが詩的な物言いの表現を変えて普遍化しようとしているものの、やはり何回も同じようなことを詩的に語られるのには頭が痛くなってくる。まどろっこしい寓話をくどくどと説き続ける感じ、ヴェネツィアっぽいね。

監督はサラエボ・フィルム・アカデミーでタル・ベーラに師事したらしいが、ウェディングドレスを来た女性が濃霧の垂れ込める平原の中にある大木に歩み寄るシーンなど映像的にはアンゲロプロスを目指しているように思える。ただ、全体的にタルやアンゲロプロスへの憧れと自分のスタイルの確立の狭間に思い悩んでいるようで、結局どれも同じような絵面になってあまり印象に残らなかった(それでも上記の"濃霧の花嫁"や"画面外から侵入してきた船に花嫁が撃たれるシーン"など強烈なシーンも少なからずある)。
映像美がすごかったなあ

監督は即興性を大事にしてるらしく、こういう画が撮れたのは自然のおかげ…ていってるけど、いや、それだけじゃないんでは
アゼルバイジャンの自然もすごければ監督の運と直感もすごいってことかな

呑気に喋る追手の下っ端二人の凸凹コンビ感が良かった

最後、主人公ダヴドが、愛とはなんなのかわかった…的なまとめ的なこと言うんだけど別にそんな完全に理解した感出す終わりじゃなくても良いんではとはちょっと思った