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ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディションの作品紹介

ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディションのあらすじ

劇場公開版:170分/エクステンデッド版:182分

ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディションの監督

ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディションの出演者

原題
The Hobbit: An Unexpected Journey
製作年
2012年
製作国
アメリカニュージーランド
上映時間
182分
ジャンル
アドベンチャー・冒険ファンタジー

『ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディション』に投稿された感想・評価

問い合わせして、すぐに追加して頂きましたありがとうございますFilmarksさん。

6年半前にエクステンデッド版を購入し3D版を鑑賞。

作品についてはあまり覚えていないので、後日「ホビット」3部作のエクステンデッド版を全て鑑賞してからレビューを書かせていただきます。
たむ

たむの感想・評価

3.5
Amazonオリジナルドラマの『力の指輪』も好調なトールキン原作のファンタジーサーガ。
『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚でもある『ホビット』を三部作、その後エクステンデッド・エディションでリリース。
もともと2部作で脚本にも入っているギレルモ・デル・トロ監督作品でスタートしましたが、紆余曲折あり、前作と同じピーター・ジャクソン監督作品として公開されました。
公開当時はハイフレームレートなどの新しい上映方式も話題でした。

公開以来、エクステンデッド版は初めての鑑賞ですが、このシリーズの三部作の第一作目は、キャラクターや世界観の説明にあてている印象があります。
それは三部作として考えると非常に重要で、特にファンタジーの場合、現代とは違う世界の仕組みで動いており、人間以外の生き物もたくさん出てきます。
これはトールキンの原作がその説明で小説を始める、途中で挫折しそうになるほどのディテールのこだわりとも一致します。
このシリーズとハリー・ポッター以外がファンタジー映画として成功が少ないのは、一作目に世界観の作り込みに時間と製作費をかけていない事にあると思っています。
テレビシリーズはそれが出来ているので『ゲーム・オブ・スローンズ』は進むほど面白くなります。

話を戻しまして、ただただ説明しかない映画が面白くなるかと言えば、ならないでしょう。
本作にもスペクタクルがあり、葛藤があります。
ビルボは旅の仲間に認めてもらえるのか?
トーリンは王として仲間を導けるのか?
そしてゴラムの存在。
ビルボとゴラムの戦いとドワーフ達の脱出劇がクロスカッティングで描かれるスペクタクルは流石の大迫力。
クライマックスを構成しつつ、まずは世界観を構築していく第一作目。
よりスペクタクルを増していくシリーズですね。
いや、あれね。しんどい時の方が
逆に入ってくるのかもね。

いやー、面白かった。
いやー、映画館で観れば良かった。
気持ちはすぐ、トールキンの世界に、
2000年初めに引き戻される。

2011年に大震災があって、
その翌月に、息子が生まれた。
それより前から会社を辞めて
独立することを僕は考えていた。
1年悩んで、1年、その居場所で
僕なりに努力もした。激務からか、
悩みからか、10キロ痩せた。
2012年。独立して自分の会社を持った。
世界は知らないことはかりだった。

よく『会社と家の往復』と言うけれど、
僕は昔から、会社と家の間に
『物語の世界』と言う世界があった。
3つ目の世界。通勤時間に読む小説が、
大切な大切な時間だった。
落ち込んだり、ヘマをしたり、
イラついたりしても、ページを開けば
いつもフラットになれた。

会社をやめて、独立して、
会社を軌道に乗せるまで大変だった。
実際、今も軌道に乗っているのか
わからないし、そもそも(軌道に乗った)
とはどういう状態を指すのか、未だに
よくわからなかった。
独立して数年、毎日が非日常だった。
子供が生まれたのに、なのか、
子供が生まれたから、なのか、
悩みは深かった。
今思えば、必死だった。あれ程、
心震わせた(ロード・オブ・ザ・リング)
の前日譚3部作に心躍るどころか
気後れした。そのボリュームなのか、
非日常の日々の中、究極の非日常とも
言えるトールキンの世界にはどうしても
行けなかった。

今、通勤時間がなくなった。
家と会社の境界線がなくなった。
それは家と会社と物語の境界線が
なくなったことを意味した。
本を読む時間がなくなり、
非日常に(ダイブ)しにくくなった。

(ホビット 思いがけない冒険)を観た。
(思いがけない冒険)と言うタイトルも
今の僕の心情にピッタリだった。
少し笑った。

面白かった。凄く凄く良かった。
信じること。試される勇気。
(偉大な者だけが悪を封じられるの
ではなく、普通の人々の日々の行い。
闇を追い払うのは思いやりや愛情。)の
ガンダルフの言葉がどれほど
今のこの状況で、心に響いたことか。

物語のチカラ。

タランティーノは、(イングロリアス・
バスターズ)以降の作品で、あらゆる
ことを、物語のチカラで圧倒しようと
しているように思える。
ノーランは、(TENET)で、彼なりの
映画が紡ぐ物語のチカラで、映画という
この文化を救おうとしているように思える。

観始めてすぐ、トールキンの世界に
引き込まれる。また旅に出る。
今度はビルボの話。今度はドワーフの旅。
また、旅の仲間と共に。
信じること。
一難去ってまた一難。ピンチの連続。
ロード・オブ・ザ・リングより悲壮感も
少なく、より冒険譚として要素が強い。
ハラハラドキドキ。楽しい。
懐かしい風景。懐かしいキャラクター。
英雄っぽい奴が英雄じゃない。
勇気の大きさは、身体の大きさじゃない。
物語のチカラに、魅力に圧倒される。
面白くて、ニヤニヤしてしまう。

うちの息子のような賑やかで、
子供っぽいドワーフたちを見守る
ガンダルフの懐の大きさと、
さらにそのガンダルフを大きく包みこむ
(あの方)の存在が素敵でした。
ガンダルフも恍惚な表情になるわ。
とゆーか、ガンダルフ、こんなに
テキトーなおっさんだったか。
気負い過ぎず、いい加減な感じで
いい感じだったなぁ。
イアン・マッケラン。

WOWOWで。
早く、続きが観たい。
録画はしてある。楽しみ。
いつ、観られるかなぁ。

あっ、ちなみに会社をやめて
一瞬たりとも後悔したことはない。
そして、僕は元気だ。

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