2021年 水原希子主演『彼女』との避難
行を描いたロードムービー ＿＿ 🚗✨✨

この作品は まだ観ていなかったので
そろそろ観ようと思った タイミングが
今のNetflix作品になります …… 🙋🏻‍♀️✨✨

生き難い社会 そして行き場を失う2人
同性愛🏳️‍🌈 にDV と 置いておけないテーマを盛り込まれた 今の映画 …… 💥🥹✨

感情的な部分も含めて 女性向けの作品になりますねー やっぱり …… ✨

ちょっと前までは 男性思考なテーマだった思うけど 女性も同じ思いを抱えて闘っていたんだと ずっしりと思う作品でしたー …… 🥹✨✨

そんな感じだと思う 〜 👏🏻😊

　
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

• #netflix-2022

『恋人』
中村珍氏の『羣青』―ぐんじょう―（小学館IKKIコミックス）原作を水原希子、さとうほなみ共演で実写化やそうっす。
ストーリーは、
恵まれとる人生を送っとるに見えて、って、こないなんは意外にある。
隣の芝生は青くみえるもんす。
実は家族に同性愛者であるってことを隠しているてのを悩む永澤レイ（水原）。
旦那からDVを受けている篠田七恵（さとう）。
高校時代から同級生の七恵に恋心を抱いていたレイは、七恵を救済するために夫を殺っちまう。
自分のために殺人まで犯したレイに疎ましさと恐ろしさを抱きつつ助けを求める七恵と、そんな彼女を救うためすべてを受け入れるレイ。
互いに愛を欲しながら、絡み合わない想いをぶつけあう2人。正しいことも悪いことも、善も悪も超えた彼女たちの逃避行を描く。

かなり、役者さんたちは一生懸命体当たりで演じて、表現してたとおもうけど、人を殺すってのに重みを全く無く進むのはチョイ引っ掛かるかな。
相手への強烈で熱烈な情熱てのも伝わって来なかった演出は残念やったかな。
邦画のこの様な題材てのが持っとるの湿り気をもった感じもなく、また、今までにない描きかたを取りたい気持ちも分からないまでも、物足りなさはかなり残った。
長い尺で後半は間延びしてしまいました。

　大都会の夕闇にぽつりと佇む地下のクラブへと女は足を踏み入れる。賑やかな店内を誰かを探すようにキョロキョロ見渡しながら歩いた女は、やがてある男の前で足を留めるのだ。一晩の快楽の後、男は豹変した女の鮮やかな手口で実にあっさり殺されてしまう。永澤レイ（水原希子）の露わになった乳房に男の返り血が飛ぶのだが、女は何事もなかったかのようにその場を立ち去る。よくある猟奇サスペンスの幕開けとしてはこれ以上ない素晴らしい導入部だが映画的快楽で言えば、ここまでで止めた方が良かった。レイは高校時代の同級生である篠田七恵（さとうほなみ）からあまりにも突然な電話を受ける。10年ぶりに聞いた彼女の声は憔悴しきっていて、「助けて」と心が叫んでいるんだけど、浮かない声色のレイを見透かしたようにそれならばいいのと一方的に電話を切るのだ。誰にでも忘れられない恋の1つや2つはあるだろうし、運命の啓示はいつ・どこで訪れるのかわからない。しかし学生時代の延長でずっと燻り続けていたならばまだしも、10年間の空白を経ながらも突然の電話がきっかけで、よく知りもしないアカの他人を（アカの他人だからかもしれないが）、「ほな、行こか」と翌日に殺しに行ける神経が私にはさっぱりわからない。

　2人の女は孤独な都会の喧騒から逃がれるように田舎（静岡方面）へと向かう。テレンス・マリックの『地獄の逃避行』やリドリー・スコットの『テルマ&ルイーズ』のような見事な逃避行だが、逃げる最中にレイがふと七恵の実家が見たいと願うという何とも歪な脚本設定に心底戸惑う。映画はここからエモい青春時代の回想を何度も繰り返す。『800 TWO LAP RUNNERS』や『恋する日曜日 私。恋した』、『ストロボ・エッジ』など多くの思春期・青春映画の巨匠として知られる廣木隆一監督の映画は、淡い学生時代を回想し始めた途端に輝き出す。クレーンの穏やかな動きにステディ・カムの性急さをアクセントとして加え、時にハレーションすらも自らの世界観に取り込む廣木ワールドはすっかり円熟期を迎えているのだけど、これを定年を遥かに超えた67歳の廣木隆一監督が撮るのだからう～んと考え込んでしまう。相変わらずのロング・ショットの美しさや役者の演技を導き出すような長回しは十分に「エモい」のだが、年端も行かぬ少女ならばまだしも、殺人犯と殺人幇助犯に対してこの優しさはあんまりだと思う。逃げる犯人側に対して、追う警察側の動向をまったく描かないから、これは猟奇サスペンスとしては明らかに片手落ちで、レイと七恵の「純愛」のみを描きたいのはわかるが、それならば『ヴァイブレータ』のように車に乗せてもらっただけのタクシーの運転手と事に及ぶのだけは本当にやめにして欲しかった。

　逃避行の終わりは青春時代の終わりとはほぼ等価にレイと七恵に残酷に降りかかる。監督がたまたま差し込んだ奇跡のような朝陽の角度に感銘を受けたのは良いとしても、2人が口ずさんだのがYUIの『CHE.R.RY』だったのには心底参った（しかも丁寧に七恵→レイと繰り返す無駄な器用貧乏ぶり）。あのカーディガンズの『LOVE FOOL』の使い方もきつかったなぁ。良かったのはすっかり年を重ねた烏丸せつこのお元気そうな様子と、端役でありながら主演2人を食う凄みを見せた鈴木杏の演技だけだった。