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ペテロの帰り道
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目次

ペテロの帰り道の作品紹介

ペテロの帰り道のあらすじ

あなたはどこへ帰るの? 通信制の高校に通い、友達もあまりいない水華は、幼い時に父親を病で失っていた。財布を拾った事をきっかけに、「自分は神様なんだ」と名乗るおじさんに出会う。まるで信じていないけど。時々、不思議なこともある。同じ頃、年上の弓香とも友達になる。おじさんと散歩する不思議な時間や今までになかった友人・弓香との時間の中で、水華は徐々に変化を迎える。将来に悩む、大人になりかけの水華の前で、おじさんは「帰るんだ」とじっと空を見上げている。水華はそんなおじさんが何故か気になって仕方がなかった・・・。ある日、おじさんは忽然と姿を消す。果たして彼は何者だったのだろうか?

ペテロの帰り道の監督

オカモトナオキ

原題
製作年
2021年
製作国・地域
日本
上映時間
62分

『ペテロの帰り道』に投稿された感想・評価

3.8
【彷徨う神様】

八百万の神様なんて云うが、僕は、ひとりに一人の神様がいると思う。

ネコババはダメだよとか、
まだ高校生なんだから、夜遊びはやめなよとか、
せっかく家族が応援してくれてるんだから頑張って勉強しなよとか、
社会と向き合ってみなよとか、
ボランティアは良いことだよとか、

これは、一人ひとりが持ってる神様の声だと思う。

何か、道徳心とか、正義とか、優しさとか、希望とか、そういうものの塊が神様なのだ。

残念ながら、無いって人もいるかもしれない。

それに、世の中が複雑になりすぎて、何が正しいのか分からないことも沢山ある。

だから、神様も迷うのだ。
場合によっては、彷徨っちゃうかもしれない。

でも、打算とか、因習や習慣だからってことじゃなく、自分自身に問いかけてみたらどうだろうか。

結構、それなりの答えに辿り着く気がする。

一人ひとりに神様がいる。
絶対、これは正しいと思う。

こうして生まれる調和の方が、宗教に押し付けられた秩序よりも、素敵な気がする。

僕はお寺の血筋で、縁あって神職の資格も持ってるけど、本当にそう思っている。
コロナ禍による度重なる緊急事態宣言発令や、長引く雨で下を向いてばかりで空を見上げることも少なくなっているこの頃だが、本作を観るとヒロインの水華をはじめとしたキャラクターたちのように抜けるような青空を仰ぎたくなる。
水華は幼い頃に父親を亡くし、通信制の高校生ということもあって友人も少なく、たまに放課後等デイサービスで働く兄の満と会うくらいで、住んでいる建物の屋上に自分の居場所である“秘密基地”で過ごしている。
そんな彼女が自称「神様」の不思議なおじさんと出会ったことから少しずつ変化していく。
このおじさんとの交流で触発されたことで年上の友人が出来たりして、以前よりは世界が少し広がる。
17歳の水華は子どもから大人への過渡期にいて、或る意味、とても不安定。
父親という人生の道標となる存在がおらず、これからどう人生を歩んだら良いかビジョンもない。
そんな時に現れた不思議なおじさんは、恰も彼女の人生をちょっと“軌道修正”する役目を負った存在のようだ。
兄の仕事にも触れることで視野も広がったように感じられる水華だが、彼女に影響を与えた「神様」はいつの間にか風のように去っていく。
最後の最後のシーンで水華の視線の先にあるものに優しさや温もりを感じた。
幼い頃に父を亡くしていて、高校は通信制で友達もいない、そんな女の子の水華。
彼女は財布を拾ったことがきっかけで神様を名乗るおじさんと知り合います。最初はボケちゃったおじさんと思っていた水華ですが……というストーリー。
自分がこんなおじさんに出会ったら興味本位で仲良くしちゃうかもなーと思いました。自分の場合、ダブルおじさんになってしまうので二人で喫茶店でクリームソーダを飲んでいたら絵的にちょっとなとか妄想しながら観ていました笑

主演の吉田あかりさんはこの映画が初主演だそうですが、堂々とした演技に見えました。まだ17歳だそうでこれからもっともっと映画で観る機会が増えればいいなと思える期待の新人です。
舞台挨拶で感極まって泣いていたんですが、監督がこういう世界にいるといろんな意味で大人になってしまうからこういう感情を持っているのが素晴らしい的なことを言っていて共感しました。
映画で感動して泣くことはあっても、嬉し泣きなんて何十年してないかなぁ。

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