多数の人々が集まった広場で市長が演説していると霊柩馬車が通過する。人々が脱帽して黙礼し、市長の演説は中断される。なかなか映画的だ。
ゴーリキーの原作はシンプルで、それをイタリアらしく味付けしているよ…
『外套』という話はなにがおもしろいんだかよくわからないんだけどなんだか心にしみるものがあって、この映画もまあそんな感じではある。ただイタリア人が作っているので妙に明るい雰囲気がある。
外套を誂えたウ…
貧乏な下級役人がひょんな経緯で手に入れた高級な外套に翻弄される姿を描く、ゴーゴリの名作小説の映画化。原作の舞台はロシアだけど、貧乏人が大事な財産を奪われるというプロット(「自転車泥棒」「どっこい生き…
>>続きを読む外套
ゴーゴリをラテン風に脚色するとこうなるのか
老人の請願を上申できなかった主人公への因果応報に話が置き換わっている
外套の持つペルソナ性をもっと盛り込みたい
馬車が広場を横切り皆が脱帽するシー…
冴えないけれど、美しい字を書く男の悲喜劇でした。
貧しい階級と特権階級の対比が鮮やかです。
外套が富の象徴のようです。
主人公の恨みがましい表情が目に焼き付きます。
ラストは希望を持たせます。
一寸…