極悪人を倒せるのは勇気ある者だけ
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警察に勤めるイーゴルは、ハンチング帽に革ジャンがトレードマーク。型に嵌まらない破天荒な捜査と単独行動により、いつも首スレスレ。そんな無法者イーゴルの前に、疫病ドクターを名乗る仮面のダークヒーローが現れる。SNSを巧みに使い支持率を上げ違法に殺人を繰り返す疫病ドクターに、無法者イーゴルはどう立ち向かうのか。
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善悪の区別さえ見方を変えたら変わってくると印象を与える脚本は、まさにロシア版バッドマンを彷彿とさせる作品。仮面のダークヒーローが、主人公側だと思ったら、まったくの逆だしたね。型破りな警官が主人公。そりゃそうか、あのままやってたら、もうバッドマンでしかないもんね。そりゃそうと、物語もわかりやすく楽しめました！

ロシア映画を始めてがっつり観ましたが、コメディ要素も散らばっており、主人公イーゴルが行動を起こす直前で考える"想像ループ体験"はお見事な演出で、ホント何度か騙されました。笑

ポストクレジットシーンも含みたっぷりで、もしかしたらシリーズものの予感。

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ロシア発のアクションムービー。
ロシア映画初かも。
刑事グロムだけで選んだ作品。粛清の疾病ドクターって後から知ったけどタイトルの意味わからん。
犯人逮捕のためなら手段を選ばない型破りな刑事グロムとパートナーになった新人刑事。と悪人を殺害する覆面の男。以前グロムが逮捕して裁判にかけたが無罪になった男を疾病ドクターが粛清する。
ヒロインがいないんだよね。ヒロインいればもっと入りやすかったかも。
ただただ長いもっとコンパクトにできなかったかな。


2023202

ロシアの映画もずいぶんポップになったのね〜。ちょっと前から Netflix で話題になってた『刑事グロム vs 粛正の疫病ドクター』を鑑賞。

(この邦題は最悪。直訳なんだけど、劇場公開するんならきっと配給会社がもっとマシな邦題を付けてたはず)

インド映画かと思うようなハイテンションな刑事もの風で始まり、

ロシアの『ダークナイト』へのアンチテーゼかと思われるような中盤(スーツなんてもろバットマン！　劇中でも名前が出てくるしね)、

さらに『ジョーカー』か(？)と思わせるようなヴィランものになって、

これで終わりかと思ったら、まだまだ捻った脚本と展開。

ロシアがハリウッド映画をよ〜く研究した上で、いろんなモノを詰め込んだ、お腹いっぱいのエンターテイメント。

ただ詰め込みすぎて、ちょっとしつこいくらいで、テンポが悪くなったかもしれない。逆転する時にはもっと気持ちよくひっくり返した方がいい。

それと、次の瞬間をいろいろシミュレートして何度も少しずつ違う映像を流すところがあったけど、あれもやり過ぎるとかえって興を削ぐように感じた。

トータルすごくおもしろかったけど、よくこんな「大衆が体制に対して不満を持っているんだ」って程の映画をロシアで撮れるね。ロシアも変わったものだ。

エンドロール中、エンドロール後の映像とか、もろにMCUシリーズと同じ趣向。続編作る気満々で、期待もするけど、ラストシーンのあの人は◯◯ー◯ーそっくりだなぁw。

『バットマン』が好きな人にはオススメのロシア産エンタメ映画です。