ずどこんちょさんの映画レビュー・感想・評価

ずどこんちょ

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名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014年製作の映画)

2.5

この当時、ラストの赤井秀一の「了解」の声はファン層衝撃(…というよりも、「やはりか」みたいな衝撃)だったと思いますし、世良やFBIが本格的に関わってくるのが新鮮な劇場版だったと思います。
が、そういっ
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.9

まるちゃんが絵描きのお姉さんと出会う話。
まるちゃんは授業で習った「めんこい仔馬」の歌がとても好きになりました。そんなある日、絵画の授業で自分の好きな歌を描くことになり、まるちゃんはその歌を描こうとし
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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.5

コナン映画の中で一番おもしろいことを請け負います。
当時見てもおもしろかったけど、今見てもすごく良い。ストーリーといい、サスペンス性といい、犯人の意外性といい、最高です。
蘭が記憶を取り戻すきっかけと
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余命10年(2022年製作の映画)

3.9

残りの人生を精一杯生きる。
自分の死を受け入れるということが、まだ若すぎる彼女にとってどれほど苦しく、辛い決断だったことか。その上で、残りの人生をしっかり生きようとした彼女の姿はとても強いと思いました
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.4

ある一組の結婚式の裏側で起こっていたドタバタ劇を描いたコメディです。
結婚式版の『有頂天ホテル』と言ったら、分かりやすいのかもしれません。あぁいう展開が好きな人はきっと大好物です。

様々な準備を整え
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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.3

改めて見ました。
当時小学生。今のようにSNSやネットでネタバレに簡単に触れるようなこともありません。
劇場2作目にして、メインキャラたちが次々と被害にあっていくという予告編を見た時に受けた衝撃たるや
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

2.8

福田監督作品として期待して見ると面白さがいつもより控えめで、ミステリーとして見るとファンタジー感が強めで。
色々な調味料が融合した複雑な味わいが感じられました。いつもの福田監督作品とは違ったかなぁ。
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

はにゃにゃフワ〜〜

浅野いにお原作の前後編アニメ作品の前編。
幾田りらとあのちゃんのキャスティングが最高です。今をときめくこの二人、エネルギーが爆発しています。
幾田りらは『竜とそばかすの姫』でも声
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ゴジラ(1954年製作の映画)

3.8

これが、伝説の始まり。
これが、世界を代表する日本の"ゴジラ"の第一歩目。そしてこれが、日本の怪獣映画の原点でもあります。
あらゆる面で時代を作り出した名作です。

先日、山崎貴監督の『ゴジラ-1.0
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

冒頭、『シン・ゴジラ』というタイトルが表記されるやいなや、すぐに『シン・ウルトラマン』に切り替わります。
「ウルトラQ」から「ウルトラマン」に切り替わるオリジナルのオープニングのオマージュになっており
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裏窓(1954年製作の映画)

3.7

ヒッチコック監督による一風変わったミステリーでした。
主人公のジェフは骨折中の写真家です。自宅から一歩も動けないままおよそ6週間が経過しています。
ギプスで動けないジェフは窓の外からご近所の様子を眺め
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『キングスマン』のマシュー・ヴォーン監督が描く、新たなスパイ映画です。
同シリーズと完全に違うのは、アクションシーンにも血生臭い演出がなくなったこと。およそアクションらしくない音楽と戦闘とのマッチング
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.8

仁川空港発、ホノルル行きの国際便機内でバイオテロが発生。密室の空間で緊迫した大事件が発生します。
韓国発のパニックサスペンス映画です。ソン・ガンホ、イ・ビョンホンと出演者も豪華で見応えがあります。
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.4

原作は1956年のSF小説。舞台と時代設定を日本版に変えて実写化です。
原作は未読ですが三木孝浩監督なら、原作ありの映画も美しい映像に仕上げてくれます。

作品の舞台は1995年と2025年になってい
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オールド(2021年製作の映画)

3.5

ホテルの支配人から誘われ、とあるプライベートビーチに入り込んだ3組の宿泊客たち。
しかしそのビーチは、特殊な鉱物の影響によって細胞に与える時間の流れが異常に早い恐怖のビーチだったのです。
ここでのんび
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.4

長い……さすがに3時間半は長過ぎます……。
タイタニックでさえ194分です。一部劇場公開もされたようですが基本はNetflix限定配信です。逆に映画館でこの長尺を見なくて良かったのかもしれません。
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

エドガー・ライト監督による、ちょっと怖いサスペンスホラー映画です。
『ベイビー・ドライバー』でもカッコいい音楽と共に楽しめましたが、今回は60年代の一昔前の音楽や当時の世界観で楽しめます。

ファッシ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

このシリーズはアニメだけどアニメではありません。色彩、アクロバティックな演出、カッコいい音楽。
続編である今回はスパイダー・グウェンの物語から始まります。
怪物になってしまった親友をそうとは知らずに失
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パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー(2023年製作の映画)

3.3

子供の映画デビューに。キッズも入れる回で鑑賞しました。
普段、Netflixで子供が見てる脇で別作業しながら耳で聞いてる程度にしかパウパトに触れていないため、キャラクターたちの背景とか特徴とかよく知ら
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.6

公開当時からその存在は知ってはいたけど、レンタルショップでも地上波放送でもずっと見るのを避け続けて、気付けばいい大人になりました。というわけで初鑑賞。
誰も知らないというか、知ってはいけない、知ったら
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.3

坂元裕二脚本の豪華客船を舞台にしたドラマです。
エーゲ海に向かう豪華客船で真摯に務めるバトラーの冲方の前に現れたのが、乗客の千弦です。
千弦は彼女の恋人が、婚約目前の冲方の恋人と浮気していると言うので
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.2

昭和の青春。古き良き文化。
なんでも新しければいいってもんじゃないって言うのは、この作品でこの時代を舞台にしたことにも通じるのかもしれません。
文化とは、手付かずでいれば埃が溜まるもの。美しく磨き上げ
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.7

3時間という作品ですが、最後まで飽きることなく楽しめました。心を揺さぶってきます。

インターネット上で知り合った恋人とあっさり結婚した七海。
彼女は非常勤講師として勤務している学校で生徒たちからの嫌
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スーパーの女(1996年製作の映画)

3.7

いやぁ〜物価が安い。卵50円台って、安売りしてると言ってもこんな価格じゃ今は売ってない。時代は変わってしまいました。こういうの見るとつくづく今を生きるのが窮屈になってしまいます。

そんな激安スーパー
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.3

バカリズム脚本のぶっ飛び設定コメディ。
普通の会社で働くOLたちが、喧嘩で覇権を争うヤンキーだったらというユニークな世界観です。男たちは普通の会社員で、あくまでOLだけがヤンキーなんですよね。
コピー
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.4

福島第一原子力発電所事故の事故発生からの経緯を描いたドキュメンタリー調のドラマです。

気を付けなければならないのは基本的な経緯等は記録に基づき事実と沿っているのでしょうが、それぞれの発言や意図、背景
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

大ヒットを記録した「シン・ゴジラ」の次のバトンという重荷を背負いながら、新たな日本版ゴジラが出現したのは、戦後間もない日本でした。
これは素晴らしいアイデア。繁栄を築き上げた巨大なビル群を破壊し尽くす
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.9

名探偵ブノワ・ブランが活躍する「ナイブス・アウト」の続編です。
前回はお金持ちのお屋敷が舞台でしたが、今回はセレブが集まるギリシアの孤島が舞台。実にミステリアスで面白かったです。

世界的な大富豪マイ
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極主夫道 ザ・シネマ(2022年製作の映画)

2.4

連ドラから見てきて、雰囲気はそのままに劇場版となりました。
相変わらずのゆるいコメディです。若干のアドリブも入ったやり取りで、俳優たちも面白がりながら演じている感じがします。連ドラ分の時間を経た空気感
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カーズ2(2011年製作の映画)

3.3

「カーズ」の続編、主人公はマックィーンではなく、親友のメーターです。

本作ではマックィーンがワールドグランプリに出場してレースに本領発揮している最中、メーターがその裏で闇の組織の燃料を巡る陰謀と諜報
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.4

隣国「魏」の侵攻が開始。信は本格的に歩兵として戦場へと歩み出しました。

前作と違って今回の舞台はほぼ全編、蛇甘平原における魏の大軍との戦いです。
荒涼とした平原における魏軍に奪われた丘を目指し、信が
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ある戦慄(1967年製作の映画)

3.9

ものすごく心の底を抉られる名作です。
1967年のモノクロ映画。TSUTAYAの「発掘良品」に選ばれていたのですが、さすがの目利きです。
Netflixだとこういう過去の隠れた名作に出会うことができな
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.6

彼女は戦う女性。かの有名なシャーロック・ホームズの妹、エノーラ・ホームズです。
いいじゃないですか。フィクションの枠を飛び越えて世界一有名になった名探偵に、妹がいるという設定があっても。ユニークです。
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.5

コナン映画の中で初めて警察学校編の同期組が描かれました。
面白かったです。劇場版作品は原作本編の世界線とは違う形でストーリーが展開されることが多かったと思います。これまでのストーリーと齟齬が出ないよう
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.6

あぁ、この夜のマンハッタンから溢れ出るゴッサムシティ感。ゾクゾクします。

ストーリーはよくあるストーリーです。
前半は麻薬の強奪現場に遭遇した警官8名が殺害されるという凶悪事件が発生、その容疑者二人
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.9

原作はポアロシリーズ31作目の「ハロウィーン・パーティ」なるもので、個人的には未読です。これまで「オリエント急行の殺人」「ナイルに死す」とポアロシリーズを代表する作品を映像化してきただけに、今回新作に>>続きを読む

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