Renさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ボブズ・バーガーズ ザ・ムービー(2022年製作の映画)

3.5

5月27日〜29日の週末全米興行成績ランキング、1位は当然『トップガン マーヴェリック』、2位は『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。3位につけたのが、1260万ドルを稼ぎ出した今>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

3.0

暗所恐怖症、集合体恐怖症の方は当然のように閲覧注意。自分はジャンプスケアが苦手でかつ『リング』や『呪怨』といった所謂Jホラーもほとんど観たことがない(諸々の黒沢清作品と『残穢 ~』くらい)のだけど、話>>続きを読む

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

原作未読だったけど、心の底から読みたいと思った!奇しくも超タイムリーなテーマ。手触りは非常にミニシアター系の作品らしく、低予算だけど頑張ったで賞的な映画。カルト教団を描いたものとして及第点の面白さはあ>>続きを読む

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.0

『リコリス・ピザ』公開前に、PTA作品を初鑑賞した。日本ではAV新法も成立しポルノ業界が取り沙汰されることが増えたことだし、良いタイミングで観られたと思う。が、作品自体は全力で高評価するかどうかかなり>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

2.5

前提として今のところポール・トーマス・アンダーソン(以下、PTA)作品には思い入れも何も無いのだけど、今までのフィルモグラフィーとは雰囲気が違うと評判だったので観てみた。結論やっぱりハマらなかったけど>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

シリーズ最高傑作、そしてフェーズ4最高傑作。素晴らしかった!ご新規に優しすぎる親切設計、予習の要らないストーリーというだけで上出来。サプライズ至上主義に風穴を開けてくれ〜!

「8年ぶりに再会した元カ
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

天才タイカ・ワイティティによるシリーズ再建計画が完全に成功し、MCU作品の中でも屈指の出来となったソー単独作第3作。キャラクター人気はあるのに映画としては出来の良くなかったソーシリーズの地位を一気に押>>続きを読む

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

1.5

ロキが牢屋に入れられていたことしか覚えていなかったけど、今回再見してみても来月には内容忘れているだろうな〜と思ってしまった。面白いとかつまらない以前に、何も無いと感じてしまいまう。記憶に残らない文字通>>続きを読む

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

2.5

ソーシリーズ、今作と『~ ダークワールド』に関しては内容を本当に何も覚えていなかったので、『~ ラブ&サンダー』を観る前に観返しておこうと思い再見しました。薄いけど、シリーズ導入編としては晒し上げるほ>>続きを読む

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.5

好きか嫌いかで言えば好き。だけど、もっと見たことのない何かを期待してしまった身としては、あくまでジャンル映画を満点に近い見せ方で見せるという趣の今作に若干の食い足りなさがあった、というのが本音。

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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.0

『ゴジラ』は1954年版しか観ておらず、ウルトラマンも一切知らない、それくらい特撮・怪獣ものに触れずに生きてきたのだけど、デルトロだし観ておこうと思って初鑑賞した。めっちゃ面白い。

巨大怪獣と巨大ロ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.0

先日久々に観たくなって再見。やはり相当ヘンなバランスの下に成り立っている作品だなぁと実感した。ダークファンタジーとは、と聞かれたらとりあえずこれを観せれば大丈夫であり、『シェイプ・オブ・ウォーター』と>>続きを読む

隣人13号(2004年製作の映画)

3.5

とても面白かった。「復讐」というテーマが1mmもブレることなく話が進んでいくため表層のルールが明快でノりやすい。痛々しいシーンはあるものの、「やり過ぎて最早コメディ」みたいなバランスにもなっていない絶>>続きを読む

殺し屋1(2001年製作の映画)

2.0

皮膚感覚を刺激するグロの応酬は良いものの、天ぷら拷問シーンをピークにどんどん興味を失っていった。

全員痛みや人の死をナメてる。
浅野忠信と大森南朋の衣装がダサい。
などの演出によってリアリティライン
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恋は光(2022年製作の映画)

1.5

心底しんどかった。
数週間前に観ていて感想出すかどうか悩んだけど新作なので一応出す。

状況や心情はおろか、テーマ性までもを台詞で説明してしまう愚行。登場人物たちが「恋とは....」と恋愛に関する啓発
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

『ドライブ・マイ・カー』の対抗馬として注目されていた今作。第一印象として、どことなく邦画っぽさがあった。劇場数が少ないのがネックだけど、じんわりと良い作品だったのでおすすめしたい。「現代を生きる」「自>>続きを読む

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

CGアニメーションはここまで来たのか....。『ウォーリー』の時点でバキバキに仕上がっていたSF的描写が、完全に実写のレベルにまで進化している!ただひたすらに目の前で巻き起こるアクションに興奮するとい>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

同じくソン・ガンホ出演の家族映画『パラサイト ~』ほどラディカルではなく、かつ監督の過去作『万引き家族』よりも丸く優しい印象を受けた。是枝監督はとことん人間の善性と向き合いたい人なのだろうな。

ボロ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.5

震えるほどの超絶大傑作。𠮷田恵輔監督史上最高傑作なのは言うまでもなく、現代の承認欲求地獄を余すところ無く描き切った最強の一作だった。『BLUE/ブルー』『空白』のような真面目な傑作もいいけど、𠮷田監督>>続きを読む

ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年製作の映画)

3.5

夢はあるけどと才能は無く成功できない、多くの夢追い人がそうである現実を描けた映画。全くドラマチックではない凡人たちをときに冷たく、でも温かく映し出した秀作でした。

夢を叶えて大成するか、夢破れ挫折す
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さんかく(2010年製作の映画)

4.0

世界一ダセぇ車ここにあり。日常ラブコメのように始まり、やがて暗部を浮き彫りにしていく語り口は『ヒメアノ〜ル』で一旦完成するけど、その片鱗を大いに匂わせる良作でした。まさかのJホラーも感じる作品とは..>>続きを読む

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

3.5

面白かった〜!これがアカデミー賞を受賞するのは超納得。ブラックミュージックに明るくない自分でも知っているB.B. KingやStevie WonderにSly & The Family Stone、『>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.0

配信待ちでも良いかなとは思っていたのだけど、どうしても気になったので観てきた。1人の男性の人生から社会を紐解く、濃密ながらも決して難解にはならない良質なドキュメンタリー。一見の価値あり。

技術的には
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

4.0

全幅の信頼を置いている藤原季節出演とあらば観るしかなかった。一切の説明的な台詞・描写を用いずに日常を切り取ることに成功した、最悪で最高の青春映画。「こういう映画、何回目だよ....」という観客の懐疑心>>続きを読む

アルマゲドン(1998年製作の映画)

2.5

父の日映画。そもそもマイケル・ベイ作品を『ザ・ロック』しか知らなかったのだけど、何のこっちゃない 莫大な製作費を手に入れた山崎貴だった。映画=リアル、という思考がハナから無い人。了解。

正直なところ
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

3.0

元々こういうパニックもの・惑星接近ものに全然触れて来ず、初めて観たこのジャンルの映画が『ドント・ルック・アップ』だったのが良くなかった気がしてきた。ディザスターによる人間ドラマの側面を抽出した、鉄板の>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

3.5

人生3作目のラース・フォン・トリアー。『ドント・ルック・アップ』が公開されたときにやたら引き合いに出されていたため気になっていた。意外と観たことなかったタイプのディザスタームービー。

トリアー作品(
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.0

ずっと未見だったけど『流浪の月』がきっかけで気になって、同作読了後に初鑑賞しました。なるほど言われてみればタランティーノ。そしてロマンス。

大層なメッセージも批評性も無く、バイオレンス×ラブストーリ
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.0

クラシカルなホラーの恐怖が詰め込まれている一方、不条理かつ理不尽な不快感もある良作だったと思う。ジャンル映画として観たいものは観られたので良かった。

ホラーの苦手な2大要素、ジャンプスケアと人形がい
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.5

素晴らしかった。官能的で耽美的でかつエンタメとしても文句無しに面白い。詐欺師が登場する騙しの映画、コンゲームものを知りたての頃のあの感覚を思い出させてくれた。

よく映像美が抜きん出て素晴らしい映画に
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美に魅せられて(2021年製作の映画)

3.5

面白かったです。ミステリーとしては凡、恋愛ものとしての斬新さもそこまでありませんが、単純にジャンル映画として楽しむぶんには十分だと思います。

変に難しくしていないのが良い。観客を驚かせることに注力し
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Tinder詐欺師:恋愛は大金を生む(2022年製作の映画)

2.5

恋は冷静な判断力を失わせるね、詐欺に合わないように気をつけたいね、捕まってよかったね、生粋の詐欺師に救いはないね、って話。特に学びは無かったし、114分も必要だとも思えなかった。

出会い系サイトで知
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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

4.5

これは....!史上最強のドキュメンタリーの一作では?SNS時代の人間を炙り出した最悪なパーティーの舞台裏話。Netflix加入者は必見です!

ある将来有望な実業家が企画した私有島でのフェスが、目も
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地に落ちた信頼 ボーイング737MAX墜落事故(2022年製作の映画)

4.0

現実の飛行機を学ぶ映画を。タイトルの通り、5ヶ月の間に起きた2件の墜落事故で信頼が地に落ちたボーイング社を巡るドキュメント。『イカロス』にも通ずる、闇暴く系の実録映画です。

快適で安全な空の旅を提供
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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色んな人が色んな言葉で褒めているので、自分が今更新しい視点からこの映画を語ることはできないけど、とりあえず言えることは「ひたすらデカいスクリーンとヤバい音響設備のある劇場で観て」!

36年前の大ヒッ
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トップガン(1986年製作の映画)

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『トップガン マーヴェリック』の前に観返しておこうと思い、数年ぶり2回目の鑑賞。話は全然面白くないけど、トム・クルーズの何たるかを知るためには観ておくべきかと思う。

この映画を「トム・クルーズのスタ
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