Renさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.5

映画コメンテーターの有○昆氏が散々酷評した今作だが、個人的にはPOVホラーかつおうちホラーとして出色の出来だと思ったし、シャマランの中でもめちゃくちゃ面白いと思った。普通に怖い。

母元を離れ1週間程
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ハプニング(2008年製作の映画)

2.5

上映時間が91分と短いのが救い。悪い方のシャマランだった。毎回自宅を担保にして製作費を調達したりとかそんなことばっかりやっていれば失敗もするよね、という悪い意味での納得。

前半〜中盤でテーマに沿った
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サイン(2002年製作の映画)

3.0

出来としては悪くないと思っている。過剰なサプライズに頼らず、設定を頼りにじわじわメッセージを伝えようとしていく語り口。変な話、こういうのもできるんだ!と感心すらしてしまった。

徹底して4人の一家にの
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デイ・シフト(2022年製作の映画)

4.0

めっっちゃくちゃ面白かった!2022年のNetflixアクション映画の中でもウェルメイドだと思ったし、単純に楽しめた。『グレイマン』よりも『カーター』よりもまずはこれを!

アバンタイトルの何の説明も
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

4.0

これでポン・ジュノ監督作品を全制覇。洗練されていなかったりする部分もあったけどこの頃からポン・ジュノはポン・ジュノであったし、テンポのズレたコメディセンスは健在で楽しめた。

ポン・ジュノは自身のこと
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少年マイロの火星冒険記 3D(2011年製作の映画)

2.0

あまり使ってはいけない言葉だけど使わせてほしい。気持ち悪い。これがコケるのはそりゃそうだろって感じだし、ディズニー配給の黒歴史で確定でよかろうと思います。迷作や珍作という言葉がとてもよく似合う。

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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.5

過去3作しかないアカデミー賞主要5部門を独占した作品のひとつ。そしてクリストファー・ロイドのスクリーンデビュー作。『17歳のカルテ』を鑑賞した際にこれも観ておこうと思い、初鑑賞した。

いきなり違う映
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危険な遊び(1993年製作の映画)

3.5

『ホーム・アローン』シリーズの大成功により名実共にトップ子役となった麻小齢軽禁ことマコーレー・カルキンと、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのイライジャ・ウッドによる子役演技一騎討ちバトル。普通に問>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.0

トランプ元大統領がうにゃうにゃ文句つけて上映禁止になったことで有名な映画。初見は2021年1月、立川のシネマシティだった。Netflixで配信が開始していたので1年半ぶり2度目の鑑賞をし感想書く。>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.0

徹底して人間が悪性のもの、汚いもの、残酷なものとして描かれていて素晴らしかった。制作陣の性悪説を描きたい欲求に混じりっ気が無い。映画でしか観られないとはこういうこと。

人間がただの肉塊と化したときの
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.5

年間ベスト入り確定の大傑作ホラー。単純に、今までに観たことのある映画の中でもトップレベルで怖かった....(自分がホラー弱者だからかもしれないけど)。『哭声/コクソン』は未見なので比較レビューはできま>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画部門ノミネート作品(受賞は『フリーソロ』)。ドキュメンタリーの決定版だった。素晴らしい映画なので、このジャンルの映画に苦手意識のある方もぜひ観てほしい。>>続きを読む

我々の父親(2022年製作の映画)

3.5

『ゲット・アウト』に『ハッピー・デス・デイ』、『透明人間』『ザ・ハント』などホラー映画ファンにはすっかりお馴染みのプロダクション、信頼と実績のブラムハウスが挑んだ「精子ドナー」を巡るドキュメンタリー。>>続きを読む

カーター(2022年製作の映画)

2.5

『バードマン あるいは ~』や『1917 ~』のような擬似ワンカットものを直球アクション映画でやろうというアイデア、並びにそれを形にしたのが素晴らしい。新しいことをやりたいという気概はひしひしと感じた>>続きを読む

ノット・オッケー!(2022年製作の映画)

4.0

2022年新作映画の大穴はこれで決まり。多分 年間ベストにも入れる。もはやSNSや承認欲求というテーマ自体に新鮮味が無くなってはきているが、様々な仕掛けやチューニングによって新鮮に楽しめた。

1人の
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マペット・ムービー/マペットの夢みるハリウッド(1979年製作の映画)

3.5

Disney+の品揃えに感謝しながら鑑賞(観たのは4月。レビュー書き溜めの鬼)。「死ぬまでに観たい映画1001本」にも選出されている作品。じゃあ死ぬまでに観ない手は無い。やっぱりマペットは面白い。>>続きを読む

マペットのホーンテッドマンション(2021年製作の映画)

-

『ホーンテッドマンション』(2003)が「アトラクションのファンへ向けたサービスが豊富」だななどと思っていたら、今作はその比じゃなかった。もはやゴンゾとぺぺがアトラクションを体験しているだけ。清々しい>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2003年製作の映画)

3.0

アトラクションがTDLでも5本の指に入るくらい好き(パークに行ったらマストで乗ってる。お一人様でも乗りやすいのが嬉しい)で、ずーっと気になってはいたけど触手が伸びなかった作品。ガバガバだけどちゃんと観>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

愚かで考え無しな馬鹿どもが至って真剣にボケ倒す白銀鮮血トラジコメディ。コーエン兄弟は『ノーカントリー』しか縁が無く今作も初鑑賞だった。面白いには面白いけどそこまで絶賛に染まる映画でもなかったかなと思っ>>続きを読む

アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.0

数少ない鑑賞済みウディ・アレン作品の一つ。『(500)日のサマー』が「21世紀の『アニー・ホール』」と形容された(出典は忘れた)のも超納得だし、同作をオールタイムベストに入れている自分にとっては今作も>>続きを読む

レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

4.0

王道の続編として、観たいものが観られて大満足!世界観を拡張させてゲストキャラも増やして年月が経ったこともきちんと生かしており、人気にあやからず良い作品を作ろうという意識がちゃんと伝わってくる誠実な映画>>続きを読む

レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー(2016年製作の映画)

2.5

正直、どうしたレゴムービーと思わざるを得ない出来でした。前2作が面白かったので過剰に期待してしまったのかもしれませんが、直前で『レゴバットマン ~』を作ったシリーズの新作とはどうしても思えなかった。>>続きを読む

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

4.0

21世紀になってからでさえ、クリストファー・ノーラン版やDCEU版、2022年のTHE BATMANなど語り直されすぎているバットマンですが、敢えて「アニメーションで」「一作完結で」描くとしたらこれし>>続きを読む

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.5

ほとんど完璧な映画。「普通の人」によるクリエイター讃歌が、『フリー・ガイ』の7年前にこのクオリティで実現されていたとは....!観る人を選ばない極上エンターテイメントの決定版。

自分は新しいものが好
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凶悪(2013年製作の映画)

3.0

邦画に間違いなく存在する「満を持して登場した曲者がリリー・フランキーでした」映画の一角を担う作品。後の『死刑にいたる病』にも通ずる、死刑囚と面会し事件に迫っていく脚本には緊張感もイヤさも十二分にあり、>>続きを読む

DEATH DAYS(2021年製作の映画)

3.5

とても面白かった。圧倒的にYouTube映えする映像作品をYouTubeで観られて良かった!『そうして私たちはプールに金魚を、』に引き続き、インターネットネイティブ世代の巨匠になっていきそうな予感が十>>続きを読む

大人たち(2014年製作の映画)

3.5

『5分後に意外な結末』という文字通りどんでん返しがあるショートショートばかり集めた短編集があるのだけど、今作もまさに「5分後に意外な結末」が待っている作品。

こういう、「思いついたはいいものの長編に
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誕生日プレゼント/誕生日おめでとう(2020年製作の映画)

3.5

夏休みアウトドア特集

息子の誕生日、家に来るまであと2時間。プレゼントを求めてダメ親父と犬一匹が爆走する世界一短いロードムービー。
19分の中に可笑しさと優しさの詰まった素敵なドラマでした。うるっと
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夏とボートと生配信(2021年製作の映画)

3.0

夏休みアウトドア特集

スマホも甘いお菓子も持たず、ゴムボートで孤島を目指そうとする姉妹。ただ自然に溶け込む体験をしようとする姉と、インフルエンサーとして旅行の様子を配信したい妹が....。

スマホ
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海辺のオクトパス(2019年製作の映画)

4.0

夏休みアウトドア特集

海は好きじゃないし釣りにも興味は無いけど、子どもの頃確かに憧れた、そして二度とは体験できない夏がこの映画には詰まっていた。

「大人のつもりか?」の問いに臆することなく「そうだ
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ライムライト(1952年製作の映画)

3.5

真面目でびっくりした。喜劇王は真っ直ぐなヒューマンドラマも描けるよということで、人生賛歌映画の秀作だった。チャップリンはこんな素顔をしていたのね。

コミカルなユーモアは後方に引っ込んで、従来の作品に
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独裁者(1940年製作の映画)

4.5

ほとんど完璧な映画。映画は時代の写し鏡であり、現実を批判する芸術であることを改めて教えてくれた。喜劇とはこうであれ、と思える大傑作!

今までチャップリン作品は『モダン・タイムス』しか観たことがなく、
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.0

数年ぶり2度目の鑑賞。初めて観たのはまだ映画が好きになって間も無い頃で、正直そこまでピンと来てなかった部分もあったのだけど、改めて観てみるととても良く出来ていると思った。

約85年前の映画でモノクロ
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グレイマン(2022年製作の映画)

2.0

想像通りの出来。ハナから期待はしていなかったため別段がっかりもしなかったけど、特に面白おかしく語ることもできない「無」だった。Netflixかつ高額製作費の映画は地雷率が高いため、今後の一つの価値基準>>続きを読む

アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

3.0

犬好きの人、加えて動物が痛い目に合うシーンを一瞬たりとも見たくない人は超閲覧注意。特定の場面だけ目を瞑っていればいいというレベルではないので。それ自体が作品のテーマ性に繋がってしまっているなんとも不親>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

3.5

楽しみ方として合っているのかは分からないけど、世界仰天ニュースみたいで面白いなぁと思いながら観ていた。ジェイコブ・トレンブレイはアカデミー主演男優賞にノミネートされるべきだった....。

自分の全て
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