Renさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

2021年No.1ミュージカル。夢を追いかける若き才能の焦燥と葛藤の話と言うとありきたりだけど、その普遍的なストーリーをジョナサン・ラーソンの素敵な楽曲で彩る、とにかくミュージカルとして魅力的な作品に>>続きを読む

RENT/レント(2005年製作の映画)

2.5

『tick, tick...BOOM!:チック、チック...ブーン!』を観るにあたって再観賞。正直オープニングの『Seasons of Love』以外の記憶がほぼ無かったので、初見の感想だと思ってほし>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

1.5

「酷評は当然で、如何におもしろ可笑しくこき下ろすか大喜利」のネタにされている感が確実にあって、そんな雰囲気の中あえて酷評するのは意味が無いと思ったので長らく感想の公開を保留にしていた今作。でもここは映>>続きを読む

聖地X(2021年製作の映画)

3.5

奇怪な映画観ちゃった。評価低いけど、悪様に言うような映画では絶対にない。ぜひ前情報を入れずに、「これどういう話になっていくの?」を楽しみたい一作。ホラーのふりをしたSFコメディ。

スコアは低めだけど
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白い!自分はホラー(特にジャンプスケア多めのやつ)苦手人間なのだけど、人がホラーというジャンルに惹きつけられる意味がちょっと分かったような。それくらい鮮烈な映画体験!

ジェームズ・ワン
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ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

4.5

超面白い。古くは『下女』、もしくは『ミザリー』や『エスター』に代表される、「おうちにヤバい人がいるんです」系スリラー。サイコ映画のマスターピース。

夫が性的暴力で告発され自殺後さらに流産の二重地獄に
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

2.5

Netflixの資金力をまざまざと見せつけられました。こういう大金かけていてかつ単純な映画を久々に観たので楽しかったです。大スクリーンに向いている気がするんだけど、配信だけなのが勿体ない....。>>続きを読む

猿の惑星(1968年製作の映画)

3.5

初観賞。面白かった!ただ22年間今作のネタバレを完全回避して生きることなどまず不可能だったので、アタマの片隅にオチの予想図を抱えながらの観賞になってしまった。

まず第一に、特殊メイクがめちゃくちゃ凄
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ホーム・アローン5(2012年製作の映画)

2.5

1990年版を水で薄めたシリーズ第5作目。駄作を量産するシリーズにはしたくなかった製作陣が、めっちゃ置きにいって作りました感。笑 長打は狙わずバントで着実に進塁させたような映画。バント映画。前作との>>続きを読む

ホーム・スイート・ホーム・アローン(2021年製作の映画)

1.5

2021年も残り2ヶ月のところでDisney+に現れた、珍作・迷作界のダークホース。Filmarksの評価の低さも正直納得、完全なるnot for meだった。結局何の話でもないじゃん、というダメな帰>>続きを読む

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.5

おもしろい〜!これが観られるなんて狂ってるぜDisney+!人間と結合したかった訳じゃないのに....という絶望のモンスター映画。人間からしてもハエからしても地獄。

見たことない設定と見たことない造
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小さな恋のうた(2019年製作の映画)

3.0

MONGOL800版の『キセキ あの日のソビト』かと思ったら全然違いましたよ映画。米軍基地問題に青春映画の着ぐるみを着せた『小さな恋のうた』のPM (プロモーション・ムービー)。監督は『おくりびと』の>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.0

森山未來が平成を駆ける──。『チワワちゃん』『花束みたいな恋をした』に続く、エモに押し潰されそうになる系映画。Netflixで観られます。

ポスターと粗筋を見て、どうせエモいんでしょ?と思ったあなた
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

個人的にMCU映画のオリジン系の中でぶっちぎりNo.1!前作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』同様、初心者の方ウェルカムな作りになっているので、ここから入る楽しみ方もできる。「サノスっていう宇宙の>>続きを読む

カクテル(1988年製作の映画)

1.5

これは....面白くない&イライラ。序盤5分は、これラジー賞なの?と思っていたが、観終えて納得。トム本人も気に入っていないようだけど確かに擁護しづらいかも。

まず脚本が普通に未熟では?浮気しまくった
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0

【True North】真北。また、方位磁針は常に北を示すことから転じて、「重要な方向」「大切な目標」「生きることの意味」の意。

大傑作。素晴らしい。このアニメ表現を思いつき実現してみせた時点で勝ち
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.0

『あの頃。』で一気に広がったな〜と思っていた今泉監督作品だったが、今作では一転、かなり狭い世界のお話。雰囲気は『mellow』とかに近い?今泉節の効いた恋や家族の話。

家族でなかった人が家族になる瞬
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his(2020年製作の映画)

3.5

ありとあらゆる「好き」を肯定してきた今泉力哉監督が、ポスターに「好きだけでは どうしようもない」と掲げた今作。今泉作品の中でも特に、フワッとしておらずしっかり着地する話だった。

ありとあらゆる「好き
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.0

ありがとうDisney+....。ずっと気になっていたこちらをやっと観賞。『空白』公開時に引用されていることが多かった本作ですが、なるほど『空白』と多くの点で重ねられるのも納得の「復讐」「正義」「赦し>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

「駄作」やら「退屈」やらと賛否両論渦巻く今作ですが、私は概ね称賛派。原作もデヴィッド・リンチ版もホドロフスキーのにも触れていない、完全DUNE初心者目線の感想。

初めに、予習が必要そう....とか、
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ロン 僕のポンコツ・ボット(2021年製作の映画)

3.0

平日の夕方とはいえ、自分含め観客2人は寂しい....。とはいえ映画自体はなかなか面白く、楽しめた。評判通り、完全にSNS世代へ向けたアニメーション映画。

SNSのシステムへの説明を潔く省いているのが
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

ありがとうDisney+....。最高。『マイティ・ソー バトルロイヤル』でも見られたタイカ・ワイティティの演出・脚本の手腕が遺憾なく発揮されていると思いました。やっぱり彼は天才!

○ 子ども目線か
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震える舌(1980年製作の映画)

2.5

これは映画なのか?やってること自体は医療ドキュメンタリーと変わらないじゃん....。噂に違わずキツすぎました。作品自体のパワーが大きすぎる。

とりあえず未観賞の人は観てください。レビュー読むよりその
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

最近、上映時間3時間って言われても意外と集中して観られることに気がつきました。と、いうことでNetflixで観たこちら。上映時間179分。

フランス映画だな〜!という手触りの恋愛映画でした。ドラマチ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

【決闘裁判】証人・証拠が不十分な告訴事件を解決するために、原告と被告の当事者同士で決闘を行う裁判のこと。「神は正しい者に味方する」「決闘の結果こそ神の審判」というキリスト教の信仰が背景にある。501年>>続きを読む

マペットの宝島(1996年製作の映画)

4.0

これは...「デザインをポップにして間口を広げる」の大成功例では?『宝島』を、プロットをそのままに大胆リメイク。子ども向けであることに間違いないのですが、私は好きです。

当然のように人間とマペットが
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.5

Amazon Prime Video作品。ノイズキャンセリング機能付きヘッドホン、もしくは音響の良い劇場での観賞が好ましい一作。音響賞を受賞するのは当然の秀作だった。臨場感が素晴らしかった。

今作の
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整形水(2020年製作の映画)

3.5

韓国発、整形サイコホラー。劇場の大画面で観なくてもいい気はするが、個人的にはしっかり好き。しっかり痛くて、しっかりグロい。

かつて侮蔑と揶揄の意味を込めて「整形大国」と呼ばれていたこともあった韓国が
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.0

初のアジアン・ヒーローを描く、MCU第25作目。作品として洗練されているかと聞かれるとそんなことないんだけど、特に予備知識が無くても大丈夫だし、フェーズ4もしかしたら大丈夫そう?と微かな期待を膨らませ>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

2.5

MCUのシリーズは絶対に公開順で観るんだ!と意気込んでいながらドラマシリーズをクリアしておらず、『ワンダヴィジョン』から『ロキ』をのんびり観ていた結果 今作の劇場観賞が間に合わなかったという失態。Di>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

先日久しぶりに再見した。観やすくて面白くて、すごく好きな映画。古今東西数多の名作がある中で、今作がとんでもないMark数を誇っているのも分かるな〜。

リタイア後のセカンドライフ、キャリアウーマンと専
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DIVOC-12(2021年製作の映画)

2.5

コロナ禍にあえぐクリエイターの創作活動継続を目的に製作された短編集。4話×3ブロックの全12話、楽しさゴリ押しのお話は意外と控えめな印象だった。以下全話感想。

【三島有紀子チーム:テーマ「共有」】
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

娯楽映画の最高峰。なんか面白い映画ない?と聞かれたらこれを推したい。定期的に観返す、エドガー・ライトの最高到達点。

カーチェイス・銃撃戦・強盗・恋愛・ミュージカル、面白いとこ全部のせ映画。これをコメ
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いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

3.0

シリーズの大団円。主人公達の小遣い稼ぎ的に始まったシリーズがなんでテロ阻止の話になるんだ....。笑
犯罪モノの醍醐味の一つである “脱出“ “脱獄“ の楽しさを存分に堪能できた。権威がぶつかって
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

3.5

やっぱり面白いな〜!前作のラストシーンから繋がるように始まるので、なるべく続けての観賞を推奨!

新たに3人が加わったことでメンバーの個性を楽しむ要素が減ってしまった感じはありますが、キャラ立ちはして
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.5

スコアは微妙ですが、普通に楽しめました。イタリア映画はそんなに観たことがないのですが、全編軽いノリで観られる、ケイパームービーの佳作だと思います。

大学教習が仲間を集めて、合法分子でドラッグを作り密
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