あさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

あ

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魔女 女だけで(2009年製作の映画)

2.0

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ジャン・ブリカールの道程(2008年製作の映画)

4.0

島の周りを舐め回すように回っても、何も残ってないけども、ジャン・ブリカールの思い出は残っているというのはよかったです。色々な事情はあるけれども、ボートの音と共に遠ざかっていく岸に無常感を感じる静かでい>>続きを読む

アルテミスの膝(2007年製作の映画)

2.0

森に取り込まれたおじさんvsなんか引き止められたおじさん

結論:早よ解放したれ

斬る(1962年製作の映画)

5.0

最初画面の端からスーッと横顔を見せた藤子が足早に妾の元へ行き、ひらひらと舞いながら、ついに広い庭で妾を殺すと、後ろの障子が一斉に開いて女中がわらわら出てくるシーンの躍動感が素晴らしく、そして、刑場の扉>>続きを読む

(1964年製作の映画)

4.8

海にエロスを感じる映画は当たり説。
しかしこの映画のエロスは、嫉妬と表裏一体なドス黒い青春の矛先でした。

海がエロいことで、せり出した埠頭にランニングしにいった時も全く海にはなびかず、最後は海から最
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バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

5.0

ハーヴェイがチンコ出したら優勝。

フルチン泣き、ドア越し無線フェラ、そして賭けに負けたらラジオに発砲、サイレン鳴らして大暴走のハーヴェイさんからしてもうたまりませんでしたが、教会の天上を突き抜ける”
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清作の妻(1965年製作の映画)

3.9

まず朝っぱらから鐘をぶち鳴らす清作からして相当にネジが外れてますが、早すぎて俺でなきゃ見逃しちゃう目潰し、どういうわけかいる亜星(絶対違う)と、あまりにもエキセントリックな映画でした。

中でも印象的
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悪意の眼(1962年製作の映画)

3.8

面白いけどもアルバンの一人語りが多すぎて流石にうるさかったです笑

ここまで全てにおいて蚊帳の外な主人公も珍しく、最後まで一人で盛り上がって終わるアルバンは、殺人の現場も家の外から眺めるしかなく、警察
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吸血鬼(1932年製作の映画)

4.7

保養地に行ったら影に誘われて怪しい館へ...という支離滅裂に見えてしたたかに摩訶不死後な世界へこちらを誘い込む、アリスインワンダーランド的語り口の面白さ、ほんと「ここいうのでいいんだよ」の一言に尽きま>>続きを読む

悲情城市(1989年製作の映画)

5.0

普通の監督なら家族写真にナレーションで終わらせてしまいそうなところ、食卓にぽつんと取り残された父親で終わらすところに衝撃を受けました。

食卓、居間、廊下、病院の玄関、街の広場
そして、日常、228事
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不審者(1951年製作の映画)

4.2

正直ツッコミどころしかないにも関わらず、凄まじいスピード感でスルーされるため、そんなことどうでもよくなる映画でした。

コンプレックスに裏打ちされた強い反骨心を持つ割には「金持ちになったら女侍らせてで
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拳銃を売る男(1953年製作の映画)

3.7

屋根からの3段落ちは見事でした。ただその他は至って普通でした。

少年のアップの顔もわざとらしく感傷的で、「この人も人間だから撃つな」と叫ばせているところもわざとらしく、「緑色の髪の少年」を見た時も思
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ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

4.5

またまた非常に手堅いカメラワークの映画で、時々意識が飛びかけましたが、壁に映ったゲアトルーズの影が服を脱いだり、蝋燭を灯すとゲアトルーズが鏡の中に現れたりと、こちらの目を捉えて離さないシーンが多々あり>>続きを読む

飾窓の女(1944年製作の映画)

4.0

ドイツ時代のギラギラした感じはありませんでしたが、王道で面白いサスペンス映画に仕上がっていました。

中盤の展開には真新しさは何もなく、手堅くやったなという印象ですが、飾り窓にモデルの女がそのまま浮か
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その女を殺せ(1952年製作の映画)

4.0

普通に面白い、そんな作品でした。

揉み合いの最中にカメラを蹴ってくるところは普通にびっくりしましたし、窓越しに見える車が、刺客側か護衛側か、どちらかから見られるかでまた違うスリルがあったのも面白く、
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.8

フェンス越しにルーシーと別れる時に、ルーシーの背景に庭付き一戸建てを見せるところに、決定的に家庭的な安らぎからウェンディが切り離されてしまう残酷さ、本作はこれに尽きるような気がしました。
ルーシーがフ
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健康でさえあれば(1966年製作の映画)

4.5

体を張って笑わせてくれるのがタチならば、様々なギミックを駆使して笑わせてくれるのがエテックスということでしょうか。

振動で譜面上の音符が落ちてきたりと、メタ的な演出も、絵の中のワインを飲んだりしてい
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ママと娼婦 4Kデジタルリマスター版(1973年製作の映画)

3.9

ヴェロニカの独白で、全ての時間がひっくり返ってしまうところには思わず目を見張りました。

真剣な愛と妊娠が、結局死にきれないナルシストがダラダラと3時間以上引きずった空虚な夢物語を一気に切り捨ててしま
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サンタクロースの眼は青い 4Kデジタルリマスター版(1966年製作の映画)

4.0

子供と撮れっつってんのに連れてくる人がだんだんと成人女性となっていくのがアホ過ぎて面白かったです。
サンタの皮を被っているけれども、手つきがサンタのそれじゃない笑

ダッフルコート買えたのは大変よろし
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わるい仲間 4Kデジタルリマスター版(1963年製作の映画)

3.5

お金は獲ってもいいけど、思い出は獲ったらダメだというところにユスターシュの価値観が出ていて良かったです。

逃げ足だけは速いが、女もものにできないし、究極的に悪にはなれないところが、「わるい」仲間とい
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史上最悪のボートレース ウハウハザブーン(1984年製作の映画)

3.5

犬もメス犬の遠吠え(お誘い)にムラムラするところが面白かったです。あとあまりにも雑なお○ぱい開示には、流石によく女優さんもOK出したよなと思ってしまいました笑

何故メダルが必要なのか、そして何故ボー
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.0

シガーがあそこまで饒舌なのがイマイチ納得に欠けました。いきなりコイントスをして、「裏か表か」と問いかける以外全く喋らないキャラクターにして欲しかったです。

初っ端の冷たいロングショットが魅力的だった
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秋津温泉(1962年製作の映画)

4.6

足を陰に隠してまた出す仕草が官能的で、冒頭から非常に印象的でしたが、そこからはむしろロングショットが非常に印象的な映画になっていきました。

汽車に残された河本と青空の沈鬱な感じもよかったですが、終戦
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ミカエル(1924年製作の映画)

4.0

愛がとことん一方的なもので終わってしまうという、何とも虚無虚無した映画でした。

ミカエルがなんの迷いもなく侯爵夫人の目を描いてしまったところのクローズアップであ...と察してしまいましたが、やはりそ
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あるじ(1925年製作の映画)

5.0

壁に向かうフレデリックがマッスに目配せすると、マッスが踏み台を前に出してヴィクトルを引っ掛けた時、足元も見えていない「あるじ」の姿が浮かび上がるところで、しっかりこの映画はフレデリック(=ドライヤー自>>続きを読む

Help Me, My Love(英題)(1969年製作の映画)

2.0

ピッチオー二の麗しい音楽と、それをぶち壊すソルディの汚い面笑

イタリア人はソルディの何に魅力を感じているのかさっぱり分かりません。

書き損じの手紙で床を埋め尽くしたり、服毒のついでにインクを飲んだ
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ハンバーガー・ヒル(1987年製作の映画)

5.0

羅生門オマージュの太陽かと思ったら、夜空を落ちてくる照明弾だと分かった時、物凄い絶望感がありました。否応なく兵士の目で戦場を追体験することとなる、凄まじい映画でした。

冒頭、臓器剥き出しの兵士の脇に
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PASSION(2008年製作の映画)

4.5

もう既にその後の作品の原型が出来上がっているような感じがしました。これが「一応」学生映画であるという事実が恐ろしいです。

段々確信に近づいていくに従って、飛び交っていた視線が一つに集まって、やがて極
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天使の復讐(1981年製作の映画)

3.5

こういうストーリー展開を放棄した一点突破系映画は大好きですが、演出があんまり仕事していなかったので、そこまで盛り上がりませんでした。

どうも最初から最後までアクションにキレがなく、それが最も露見した
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世界(2004年製作の映画)

3.7

うーん、そっちへ行ったか...という作品でした。

アンナとの異言語でのコミュニケーションや、ジャケットセルフ放火兄さんは面白かったですが、肝心のタイシェンとの絡みが面白くなかったです。タイシェンはそ
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捜索者(1956年製作の映画)

3.0

なら別に「銃撃」で良くね?映画でした。

オープニングでビスタサイズをこれでもかと見せんばかりにドアを開け放ったところは本当に目を見張るほどよかったのですが、最後同じように扉を閉めた時に、「いや全然締
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The Lonely Villa(原題)(1909年製作の映画)

3.5

家で異変が起こって飛んで帰ってくるという、グリフィスお決まりの展開でしたが、本作はドアを隔てた攻防のみで、あまりひねりがなかったので、少々退屈でした。

ただ、この物語が「見えざる敵」でグレードアップ
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プラットホーム(2000年製作の映画)

3.5

つまらなくはないけど退屈という、何とも感想の言いづらい映画でした。

文化大革命が終わり、少しずつ資本主義のモダンな空気が入ってきている中での若者たちの機微を、劇団という一つの共同体の中で繰り広げるこ
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青の稲妻(2002年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「パルプフィクション」のオマージュが完全に元ネタを超えていました。素早いパンがレストランからクラブへ飛んでいく時、完全に目が覚めます。そこから兵役に落ちたり強盗を計画したりと、ありえないくらい簡単に堕>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

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言いたいことは分かりますが、長過ぎますねこれは...

長回しがスリルを高めることに貢献しているようにも思えず、画面分割も左右それぞれの被写体に何の規則性もなく、非常に捉えどころのない映画に見えてしま
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