富岡のキャラクターがいまいち捉えどころがなかったので、何故それほどまでに女を取っ替え引っ替えするのか分かりづらかったです。
一方でゆき子の描写は本当に素晴らしかったです。まず、若い盛りに突然義理の兄>>続きを読む
「指先から重さが消える。そう、羽衣のように...」声に出して読みたいセリフです。大いにツボりました。あと関係ないですが、桜子が電車に飛び乗るシーンで、地下鉄でフレンチマフィアに撒かれるジーン・ハックマ>>続きを読む
物凄く印象に残るシーンが一つもないにも関わらず、作品全体の乾いた感触が物凄く印象に残るカウリスマキ独特の演出は、地味だけれど実は一番洗練されているのではないかと思いました。
初めはすぐに人を信じて強>>続きを読む
作品ごとに新しいアイデアを出してくるにも関わらず、あそこまでふくよかであらせられるヒッチコック監督は、余程いいもの食ってんだろうなと、失礼ながら勝手に想像してしまいました。
正直スコティがマデリンと>>続きを読む
どこかの閣下かと見間違えるほど、人を蝋人形みたいに操るその男は、小暮ではなく若干30歳(当時)のシュミットでした。なんと、10000歳以上若いんですねこれが。
いや〜、これはニヤニヤがとまらんね笑>>続きを読む
劇中で舞台を作っていったり、舞台のラストをカットしてしまうところは面白かったですが、舞台と舞台裏の相乗効果があまり生まれているように感じず残念でした。
ありえない世界を面白いと思うか面白くないと思う>>続きを読む
カット割らないうちに一気に3人くらい斬り倒す刀捌きが、ブルース・リーの拳を思い出させます。なぜそんなに早く動けるのよ...
初っ端から尋常じゃない数のエキストラに驚きますが、中盤の「一番星消えたぁ」>>続きを読む
「綺麗な赤毛だ、秋の紅葉だ」
このセリフが聞けただけで一つ収穫です。陰毛を行楽の対象にしてしまうど変態なゴダールさんが今回も暴れとりました。
ゴダールの嫌味だけど品のあるくそしょうもないド下映画でし>>続きを読む
延々と繰り返し続けたリズムが、一気に結実する様が見事でしたが、流石に長いし、これは「ペドロ・コスタ監督作」としてしまって良いものかと思います。ジャンヌ・バリバールの映画ですね。
めっちゃ歯医者です。
歯医者の待合室で流れている音楽や映像がついに映画化されたのかと見間違える出来でした。これはどう見れば良いのでしょう。景色はものすごく心地よいのですが、果たしてこれが映画と言える>>続きを読む
シングルマザーに人種問題にサクセスストーリーに、様々な要素がてんこ盛りにもかかわらず、音速のカッティングでストーリー展開していたところが職人技でした。
ローラのサクセスストーリーやスージーの失恋はあ>>続きを読む
監督が収監されている映画は何事かと思い観にいきましたが、イランはつらいですね...。
「映像が世界を救う!」などと傲慢なことを並べていないところに好感が持てました。映像は時に暴力的になるけども、しか>>続きを読む
地中海の歴史的な遺跡を見た目を船に乗せ、その船をムスリムのテロによって沈めることで、文明を終わりを表すというのは斬新で、間違いなくかなり面白いお話だということはよく分かります。しかも、2003年公開と>>続きを読む
これがドキュメンタリーだと信じられないというのもそうですが、それよりもこれを単身ビデオカメラで撮ったということが信じられません。やたら機材にこだわる映画関係者をボコボコに殴り倒す感性をお持ちだな...>>続きを読む
「全てを肯定して生きろ!」という気を全身から発しながらも、黒澤明や宮崎駿みたいに筋肉質にならず、優しさも持てる余裕が、まさにイケおじなアレハンドロおじさんでした。
「エル・トポ」しかり、フィクション>>続きを読む
イングリット・カーフェンの死装束に心臓止まりかけました笑
イングリット・カーフェンやらビュル・オジェやら、やべぇ映画にしか出てないお姉さん方がいっぱい出ていて最高でしたね。あとペーター・カーンは初>>続きを読む
臭みの強すぎる「ブルジョワジーの密かな楽しみ」と言った感じで、ここまで突き抜けられると逆に好感が持てます。
フランスの石油会社だって、アルジェリアにキスさせた挙句ケツまで蹴り上げてるし、それで得た利>>続きを読む
サトウキビをバチコーンバチコーン、からの大炎上🔥ということで、これには森山良子もざわわ...です。
プロパガンダと言っても、「戦艦ポチョムキン」や「カサブランカ」のような、主義が目的化したような>>続きを読む
よーく見たらクッションみたいなものに雑にテープを巻きつけているだけなのに、全体何故か様になっている感じがよかったです。
かなり長期間製作に取り組まれていたようですが、ものすごく自然に全編ワンカット風>>続きを読む
西行法師を思い出しました。発掘されたフィルムを修正したっていう設定にこちらをくすぐる何かがありましたが、正直これといった感想もありませんでした。
劇伴の雰囲気といい、どことなく動きの少ないジャック・タチという印象を受けました。YouTubeにサウンドトラックとかないですかね...?
めちゃくちゃアドバイスしてくる小説家らしき男が掃除夫だったり>>続きを読む
南の島に流れ着くと言われれば、真っ先に椰子の木を思い浮かべてしまうのは、太平洋に面した日本で生まれ育ったからでしょうか?
浜辺に打ち上げられた時に、イネ科の穂が見えてきて、アゼルバイジャンと分かった>>続きを読む
戦地に向かう悲劇を兵士の靴にしてしまうセンスには驚きました。
塹壕の外に靴を放り投げると工房の床に落ち、職人が積み上げられた靴の山にまた靴を放り投げると、戦場で爆発が起こる。そして工場の機械音は機関>>続きを読む
売店の前に置き去りにされたワンダが、一人アイスを持って立ち尽くす横を、車の音が遠ざかっていくところが神がかり的によかったです。
まず告発となっていないところが本当によかったと思います。恐らく知的障害>>続きを読む
いくら濱口竜介が誉めていようが、ちょっとこれは正直合わないですね...
まず皆が色々なところから喋り散らかすので、情報量が多く、あまり親切な映画ではありませんでした。しかも、喋っている内容が話の本筋>>続きを読む
は?リーは少林寺だけで敵陣に乗り込んだんだが?
変装ができて、都合良く感が働き、ハッキングができるやつがいて...うん、インポッシブルではないな、と思わされる映画でした。現実ではインポッシブルですが>>続きを読む
胴体を微動だにせず手脚が宙に舞うブルース・リーの運動神経には参りました。コップでお茶を飲む時5割方こぼす私に是非ともその運動神経を分けていただきたいところではありますが、あいにくブルース・リーは遠い星>>続きを読む
7歳で乗馬を覚え、社交界を悠々と渡り歩く外交官の男が、「夜空を眺めるただの女」に落ちていくところが、かなり皮肉が効いてて面白かったです。そういう訳で、ヘカテなクロチルドは、天性の魔性というよりも、条件>>続きを読む
うーん、なんか外国資本が結構入ったのかな...という印象でした。
「少年、機関車に乗る」や「コシュバコシュ」のように、ロケーションや乗り物に血が通っている演出を期待していただけに、割と都合がよく変に>>続きを読む
これはそもそも映画として成立しているのでしょうか?
リヴェットの映画は、単純な空間に異世界が生まれてしまうところに面白さがあるように感じましたが、本作のように、単に何か中途半端な運命論をこねくり回し>>続きを読む
サスペンスのストーリーというよりも、サスペンスそのものという感じがする映画でした。
存在が不確かな人間とその金に振り回される人々の様は面白く、長い割に不思議と見れてしまういつものリヴェットだったと思>>続きを読む
藁を配り、ビールを盗み、そして恋をする。生活と結びついた乗り物は、まるで息をしているように動くのが面白いです。この感情を持った物の描写は、「少年、機関車に乗る」から一貫しています。この「生き物」が、夜>>続きを読む
流石に長過ぎると思いますが、やはりゾーンに入ったらしっかりと面白くなるリヴェットでした。前半の掛け合いをもう少しコンパクトに抑えられなかったのか疑問に思います。
そうは言っても、ただの一軒家の中身を>>続きを読む
全くの口から出まかせだがそれっぽい言葉に対して、「知らない」とは言えないブルジョワの特性を上手く利用してセックスしようとする大使には笑いました。
高い服を着て、人格に合わない地位についているのだから>>続きを読む
作品のクライマックスに強烈に腹が痛くなり、僕の大きな便のことで頭がいっぱいになってしまって、作品に集中しきれなかったことが悔やまれる...まあ、どうでもいいことですがね。
無表情で同級生に腹パンする>>続きを読む
陸に上げられたり、竜巻にぶちこまれたり、頭の数をどんどん増やされたりと、大変ご多忙を極められておりますシャーク様御一行には、いい加減休ませてやれよと思う今日この頃。ついに本作の鑑賞に至りました。
ま>>続きを読む