ろさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

ろ

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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.8


ここ1週間ほど映画から離れていました。

学校の授業は多くないのに、電車の乗り換えと満員電車だけでかなり疲労がたまり、家に帰るとバタンキュー。映画を観る余裕と気力がありませんでした。新学期が始まると
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フォー・ウェディング(1994年製作の映画)

3.7

幸せな話はすべて結婚で終わる
でも僕にはまるで縁がない

タイトルだけ見て"For wedding"だと思っていたけれど、違いました(笑)
For wedding ではなく、Four weddings
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80日間世界一周(1956年製作の映画)

4.0

80日間で世界一周できる...!

今年に入り、旅行に目覚めた私。
春休みは岡山 倉敷や神戸 異人館、京都の伏見稲荷へ日帰り旅行をしました。今月末には伊勢、6月までに北海道にも行ってみたいと思っていま
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.8


人生は寂しく惨めで苦しく、しかもアッという間だ


昨日は学校のガイダンス、そして明日から授業スタート。
長かった春休みも、ついに終わってしまいます。。

さて、ウディアレン作品を観るのも4本目。
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早春(1956年製作の映画)

4.1


先月末は岡山 倉敷へ日帰り一人旅。
そして今日は京都の伏見稲荷with母!
伏見はもっと遠いイメージがあったのですが、家から1時間ぐらいで行けちゃうのでびっくり。
韓国語や英語、フランス語が飛び交う
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.8


「いいか、よく聞け。戦は1人だけでするものではない」


「滝を見にいく」で登場した7人のおばあちゃん。
今度は7人のお侍を観よう!ということで、今作をレンタル。

207分という長尺にビビっていた
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滝を見にいく(2014年製作の映画)

3.9

「ねぇ、クマが出たらどうする?」
「こっちは7人よ。クマも逃げるわ」

滝を見にいくツアー。
ガイドを先頭に、山道を登る7人のおばちゃん。
病気の話をしながら、写真を撮りながら、野鳥を観察しながら。
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.2

”言葉の海を渡る舟”

「彼らが本気で編むときは、」から”編む”繋がりで「舟を編む」。

私が生まれた1995年が舞台。
辞書「大渡海」が完成したのは2010年。
15年もの月日にはたくさんの出会いと
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.8


「男とか女とか、もはや関係なかったんだ」

すごい、日本でもこういう映画、撮れるんだ。

「リリーのすべて」に涙した2016年。
世界で初めて性転換手術を受けたリリー。その延長に、今作の主人公リンコ
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.2


「かもめ食堂のメインメニューはね、おにぎりなんです」

荻上直子監督の最新作を観に行こうと思い立ち、今作をチョイス。

フィンランドの海風やカモメたちの鳴き声、森の清々しい空気を肌で感じられる、とて
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私は二歳(1962年製作の映画)

5.0

「僕が生まれて最初に見たものは、ぼんやりとした影だ。影は絶えずチラチラと動いていた」

私には子どもがいない。夫がいない。恋人がいない。
けれど、お芝居もセリフもとてもリアルで、めちゃくちゃ楽しめる映
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あの手この手(1952年製作の映画)

4.0

「アコのアの字はどんな字書くんですか?」
「アホのアの字。アハハハッ!」

偶然TSUTAYAで見つけた今作。
「淑女は何を忘れたか」にソックリでびっくりしました。
小津さんの「淑女は何を忘れたか」が
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淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

4.0


今年は日本映画120周年記念だそうですね!
京都文化博物館のフィルムシアターでは邦画の古典・名作映画特集でいろいろな映画が上映されています。3月は戦前期の作品。

ということで、初めてスクリーンで小
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キューポラのある街(1962年製作の映画)

4.6


「あたしさ、勉強しなくても高校に行ける子に負けたくないんだ」

母とTSUTAYAに行ったときのこと。
私は木下監督の「お嬢さん乾杯」を借りようと思っていたのですが「あんた、せっかくだから有名どころ
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うちのおバカ社長(2016年製作の映画)

4.5

大阪アジアン映画祭に行ってきました!いぇい!

3月3日~12日、大阪の5カ所の会場で開催される映画祭。
タイや香港、マレーシア、フィリピンなどアジア映画が約50本上映されます。
22歳までの学生は、
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あん(2015年製作の映画)

4.3

”私たちも陽のあたる社会で生きたい”


ずっと観たかった今作。
BSで放送されたものを録画してみました。

なんと四季の美しいこと。
樹木希林と永瀬正敏の演技にぐいぐい引き込まれて、エンドロールで流
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.1


2つの兄弟星のひとときの再会
窓から見える星空を横切る
1つは東から 1つは西から


もう2度と観ないかもしれないなぁと、
たぶん観れないだろうなぁと、ぼんやり思っていた作品。

2015年11月
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SING/シング(2016年製作の映画)

4.8

「どん底に落ちたら、あとは上がるだけ!」


FM OSAKA 試写会にて。
洋楽好きの私にとって、ウキウキの110分。楽しくてあっという間でした♪

有名どころだと...
Stevie Wonder
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

どうか乾杯を 夢追い人に
たとえ愚かに見えても


劇場で観た名作ミュージカルといえば、午前十時の映画祭で出会った「サウンドオブミュージック」と「ロシュフォールの恋人たち」。

あのとき受けた衝撃と感
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しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

5.0


”不幸を避けるのは、幸福への道ではない”


私は今、アランの「幸福論」を読んでいます。そんな私にとって、とてもタイムリーな作品でした。

”比較すると、幸せは台無しになる”
”時として幸せとは全て
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リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)

3.9


予告編がとってもいいんですよ。
何回も観ちゃうぐらい良くて。
そんな予告編通りの映画です。

11歳のウィルは厳格な宗教のため、一切の娯楽を禁じられている。テレビ、ラジオ、そして映画。そんな彼の楽し
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

5.0


私、自閉症やアスペルガー症候群の話が好きで、よく観るんです。

その理由の一つは主人公と自分を重ねて観ているから。

私は(というか多くの人はそうだと思うけれど)ただのウツではありません。パニック障
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.7

「私は人々のうわべより、心の性質に興味があるの」
「でも性質は外見から分かるわ。愛とは外見から一目で人の心の奥まで見抜くことなのよ」


ずっと観たかったロメール作品。
図書館でDVDを発見したので借
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

4.0

突然炎のごとく、女が現れ
戦争が始まり、そして終わり
結婚し、子どもが生まれる
さらには突然の浮気の嵐

人生は”突然”の連続。
突然炎のごとく
素晴らしい邦題だと思う。


ジュールとジムは親友。
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ひまわり(1970年製作の映画)

4.4

「諦めなさい。ここには生きたイタリア人はいない」
「いいえ、必ずいます。必ずどこかに」

昨日、久しぶりに祖母と電話。
アランドロンやブリジットバルドー、そしてフランス・イタリア映画の話に。その時 話
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.7


これが最後だなんて、
僕たちは哀しいくらい
不器用だった。

家族って、すべての人間関係の基礎となる社会集団だと思うんです。小さいけれど、密度が濃くて、それ故に遠慮をしたり水臭くなる。

家族って、
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

4.4


”恋愛”っていう概念を愛していただけ。
彼のことよりもね。
”距離”に恋してた。


映画を観てこんなに笑ったのは、いつ振りだろう。
私、今作はコメディだと思います。
ちょっぴりほろ苦いコメディ。
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軽蔑(1963年製作の映画)

3.9

「軽蔑するわ。これがあたしの気持ちよ。だから愛せないの。軽蔑してる」

今作には女性の複雑な心理がよく描かれています。ハタチそこそこのお子ちゃまな私は、理解するのになかなか苦労しました(^_^;)
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.9

「君の現実の世界は、どこにあるんだ?」


ロックミュージックに彩られた全編。
いつもは Coldplay "Fix You" を聴きながらレビューを書くのですが、今回は気分を変えたくて、Oasisの
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スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

3.6

僕の人生は混乱続き
複雑で悲惨で乱雑で、絡まっている


フランスからバルセロナへ。
就職に有利になると勧められ、1年間留学することを決めた主人公グザヴィエ。そこで彼が経験したこととは...。

バル
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情婦(1957年製作の映画)

4.4


アガサクリスティ原作の法廷ミステリー。

「マレーネディートリッヒ...マレーネディートリッヒが...!」
母が朝からうるさいので(笑)早速レンタルして鑑賞会♪

ビリーワイルダー風味の中にアガサク
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キャロル(2015年製作の映画)

3.8


人に惹かれる理由や嫌う理由は分からない。
分かるのは、その人に惹かれるか 惹かれないかだけ。


落ち着いた赤色のベレー帽
赤地に黒のチェック柄のジャケット
真っ赤な口紅に、赤くなった頬
透き通るよ
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赤い風船(1956年製作の映画)

5.0


オレンジ、ミドリ、青、黄色、白、ピンク・・・そして赤
つやつやと輝く赤い風船


やっぱりフランス映画はいいな。華やかだけど、ちょっぴり憂いのある音楽と映像にとても癒されます。

ある日、街灯に引っ
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ショコラ 君がいて、僕がいる(2015年製作の映画)

3.8

ベルエポック期のパリで人々を魅了した、フランス史上初の黒人芸人ショコラの実話。


以前から楽しみにしていた今作。

私は映画館でチラシを集めるのが趣味の”チラシ小僧”なのですが(笑)今作には2種類の
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トップ・ハット(1935年製作の映画)

5.0


Heaven... I'm in heaven,
And my heart beats so that I can hardly speak.
And I seem to find the happ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.8


”シェフ・カールキャスパー復活!”

皆さん、今日の晩ご飯は何でしたか?

私は家でたこ焼きをくるくる回していましたよ~。(さすが大阪!と言われそう。笑)家で作るたこ焼きには必ずキムチとチーズを入れ
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