JINさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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母性(2022年製作の映画)

3.8

湊かなえの原作小説はだいぶ前に買ってたのに途中まで読んで放置してしまっていた。
逆に言うと例えば『告白』のように一気に読んでしまいたくなるほど面白いと思わなかったということでもある。
もう内容もすっか
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.6

極力事前情報を入れずに観てみた。
元々孤島モノにはそそられるし、何かおかしいっていう不穏で引っ張られる展開も大好物。
なんとなくレストラン版『ミッドサマー』のような雰囲気を感じたかな。

出てくる料理
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.2

原作小説は未読。
このタイトルを聞いた時から気になってた。
ザリガニの鳴き声ってどんな?っていう。
どっぷりミステリーに浸るつもりで観に行ったら肩透かし。
家族がいなくなり、たった一人で湿地の一軒家で
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.9

IMAXで鑑賞。
新海誠監督作品ということで映像の美しさは間違いないし、音楽もRADWIMPSが担当してるので、IMAXで損はしないだろうと。
ヒロインの声は誰かなあと思ってたら『はらはらなのか』の原
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RRR(2022年製作の映画)

4.9

Filmarksの評価が現在★4.4という異常な高さだったので気になって観た。
改めてインド映画のアクションとダンスの物凄いエネルギーを感じた。
掴みのアクションからもう絶句するぐらいめちゃめちゃ引き
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.7

今泉監督作品ということで観てみた。
お得意の会話劇で、一つ一つの台詞のやりとりがとても面白かった。
側から見てたら普通に何の問題も無さげで関係も良好そうに見える夫婦。
が、妻が浮気をしてることを知った
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.7

先に観た『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』のダニエル・シャイナート監督作品ということで、こちらも珍作だと聞き気になっていた。
死体のオナラでジェットスキーをする冒頭から相当ヤバイ。
しかもその死体
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

4.4

原作漫画に関しては全く知らなかったけど、予告編の段階で面白そうだなとは思いながら結局劇場には足を運ばなかった。
こうゆう馬鹿馬鹿しい作品も大好きなので、劇場で観ても後悔しなかっただろう。
合わない人に
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お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

4.0

萩原みのりが主演ということで観てみた。
こんな手ブレしまくりの画面でチンタラ会話劇を130分も観てられるだろうか?と思ったんやけど、これが徐々に徐々に引き込まれていった。
ほとんど笑わないヒロインで、
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.6

出演者でちゃんと知ってるのはマキタスポーツぐらいで、後はみんな知らない人達ばっかりだったが、異常にクチコミ評価が高いのが気になり観てみた。
ヒロイン役の円井わんっていう人は調べてみたら今まで観た映画や
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.1

クチコミ評価が高かったので観てみた。
演劇っぽさを感じるなと思ったら原作・脚本の根本宗子の同名舞台だった。
4組の男女関係が実は…ってな感じで、後半の怒涛の台詞は実にリアルにあるあるなやつだった。
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カラダ探し(2022年製作の映画)

3.7

原作小説、漫画、アニメは知らない。
ワーナーブラザースジャパンによる日本映画初のホラー作品プロジェクトだとか。
要はカラダ見つけてくれるまで明日は来ませんよっていうタイムリープホラー。

先ず最初に思
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オカムロさん(2022年製作の映画)

3.7

『真・事故物件/本当に怖い住民たち』を手がけたサイゾーによるホラープロジェクト第2弾ということで観てみた。
観る直前にチラシで『ベイビーわるきゅーれ』の伊澤彩織さんの出演を確認したので、これはアクショ
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.8

映画『サマータイムマシン・ブルース』とアニメ『四畳半神話大系』が見事にコラボ。
どちらも大好きな作品だし、これで面白くない訳がない。
しかも大好きな京都が舞台なのだから。
まあ自分は出町柳よりも今出川
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

3.4

予告編の段階で「それ」が一体何なのかごっつ気になっていた。
が、出す作品スベりっぱなしの中田秀夫監督作品ということで、さほど期待はせず。
予想通りツッコミ所の多い作品で、これはもう最初からB級映画を観
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.1

平庫ワカの原作漫画は既読。
読み終わった時にこれは実写映画にするべきだと思ったし、必ず誰かが作るだろうとは思ってた。
1巻だけなので長さも丁度良い。
タナダユキ監督で永野芽郁がヒロイン役に決まった時、
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.2

暴力団への潜入捜査官モノやけど、土竜の唄とは全然違ってかなりシリアス。
岡田准一はザ・ファブルでもほとんど笑うシーンが出てこないけど、この作品でもほぼ笑顔は無し。
そしてやはり彼のアクション作りには感
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

4.2

自分はずっと独身だが、もし結婚してたとして、妻がネットで自分の悪口を秘密裏に書きまくってるのを知ってしまったらどうするだろうか?
そりゃあ冷静ではいられないだろうし、それこそ話が拗れれば離婚話にまでな
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.4

A24が北欧羊ホラーを作るという話を聞いた時から期待してた。
そしてただただ不穏な予告編でますます気になってた。
羊と言えばクローン羊のドリーがすぐに頭に浮かんでくるが、何かそういった話でも絡んでくる
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.4

伊坂幸太郎の原作小説『マリアビートル』は読んでたので、これがブラピ主演で映画化されると知った時は驚いたものだった。
これなあ、もし新型コロナでの影響を受ける前だったらもっと日本らしい部分も出たんじゃな
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.7

クチコミ評価が高かったし、なんせ主演がのんなので観てみた。
原作はさかなクンの自叙伝『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』らしい。
最初この作品ではさかなクンは女性という設定で作ったのかな
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

3.6

極力情報を入れずに、西島秀俊、大森南朋、斎藤工、玉城ティナ辺りが共演してるし、内容もぶっ飛んでるかもと期待して観てみた。
これって「クルエル(Cruel)」と「狂える」をかけてる訳ではないやんねえ?
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

4.4

これってWOWOWオリジナルドラマがあるんやね。
この劇場版とどう違うのかは知らないが。
先日観た白石晃士監督の『恋するけだもの』のぶっ飛び様が凄まじかったので、こちらのPOV形式ホラーアドベンチャー
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

4.0

ほとんど情報は入れずに観てみた。
これって何かの原作モノかと思ってたら「TSUTAYA CREATOR’S PROGRAM FILM 2017』っていうコンテストの準グランプリ作品の映画化やってんね。
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

4.4

国岡の完全版がめちゃめちゃ面白かったので期待してた。
ただ、今回はミスマガジンの6人が全員殺し屋っていうスピンオフってことで、観る前から彼女達の受賞ご褒美作品だろうなっていうのも感じてたから、その辺で
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.4

IMAX字幕で鑑賞。
『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピール監督作品ということで楽しみにしていた。
今作は前2作とはまた違った形での不穏ムービーで、これまた新鮮な映像体験をもたらしてくれたよう
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.3

IMAX3D字幕で鑑賞。
久々にあのメガネをかけて観たなあ。
おかげでアトラクションを楽しんでる感があったわ。
大画面大音響万歳。
改めてこうやって目の前で恐竜達が本当に生きてるみたいに動いてるのを見
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.4

台湾産のパンデミックホラーってことで、またゾンビものかなと思ったら違った。
「コロナはただの風邪」みたいなことを言う人も多いけど、この映画の中でも謎のウイルスがそれと同じような世間の風潮の中で突然変異
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まく子(2019年製作の映画)

3.1

西加奈子の原作児童文学は未読。
自分が子供の時、大人になんかなりたくないなあと漠然と思ってたので、主人公のサトシの気持ちもわからないではなかった。
大人達が汚ない社会を作り、汚ない生き物のように見えて
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.1

西加奈子の原作小説は未読。
明石家さんまが企画・プロデュースというのは知ってたけど、なんとなくキャラクターの作画に惹かれなくて敬遠してた。
でも蓋を開けてみれば評判は上々だったようで。
肉子ちゃんの声
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

4.0

主人公が自分が大嫌いなタイプのワルで気に入らず、しかもガチのパンク野郎だったのでサイオプスの曲を聴いたら自分が元々この手のパンク嫌いだったのを思い出してしまった。
しかしながら映画としては結構面白かっ
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

4.6

音楽映画だから劇場で観たかったんだけどタイミングが合わず観れなかった作品。
しかも自分が大好きなエレクトロニック・ミュージックの話。
巨大なアナログシンセサイザーを弄る美女という画をかつて映画の中で観
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.2

この作品の存在はよく知らなかったんやけど、ちょうどコロナ禍に当たって劇場公開では不運な扱いだったようだ。
ヒロインの声は誰かと思えば志田未来。
話の内容からすると、子供の頃に両親が離婚した経験のある人
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.6

デヴィッド・バーンって誰だっけ?と思ったら、元トーキング・ヘッズのフロントマンだった。
スパイク・リー監督という安心感もあったが、舞台上の撮り方としては、先に観た同監督の『Beastie Boys S
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温泉しかばね芸者(2017年製作の映画)

3.4

タイトルからしてぶっ飛んでそうだなと思ったので観てみた。
大阪芸大出身の鳴瀬聖人監督が在学中に卒業制作として撮った作品だそうで、なんせ映画好きが集まって好き勝手に作ったようなエネルギッシュなものは感じ
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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.0

寄生虫って何かの比喩かなと思ってたら、本当に寄生虫だった。
なので思ってたのとは全然違った話ではあった。
林遣都演じる極度の潔癖症の青年と小松菜奈演じる視線恐怖症のJKとのラブストーリー。
林遣都はこ
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