JTKの映画メモさんの映画レビュー・感想・評価 - 88ページ目

JTKの映画メモ

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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

2.0

冒頭の30分程で散漫で取り留めの無い映画だなぁと思ったまま以降殆ど寝てしまった。
ほぼ全編寝た映画だとダニエル・シュミットの「デジャヴ」が記憶にあるのだが、夢か現かの幻夢的シュミット作品とこれとは寝る
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96時間 リベンジ(2012年製作の映画)

3.0

リーアム・ニーソンの包容力あるおおらかさとノーブルさを併せ持つ佇まいが結構好感持てると言うか、どこか憎めないところがあって出演作は見る機会が多い。
というわけで前作「96時間」に引き続き見たわけだが、
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

2.0

よく出来ているのもわかるし、このくらいの女性の方がいい塩梅なのも客観的にはわかる。
でもね、魚相手にしろ恋愛ものは女子が可愛くないとちいとも楽しめない。どうせ絵空事なんだから。
全くタイプではない女子
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狂気の行方(2009年製作の映画)

4.0

「ブルーベルベット」を彷彿とさせるオープニングのタイトルバックにデビッド・リンチpresentsの文字が。おおーっ!
引き続きヴェルナー・ヘルツォークfilmの文字が。うほほ!
キャストにウィレム・デ
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LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

3.6

面白かった!断然好みの映画。
ジョセフ・ゴードン=レビットの未来の自分がブルース・ウィリスってことを知った時点で見る気が失せたのだが、なんやら評判いいので見に行ったところ確かに段々歳を重ねて段々ブルー
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顔のないスパイ(2011年製作の映画)

2.4

典型的紋切り型だと思いきや、中盤から予想を裏切られる展開があることはあり退屈はしないもののどこか釈然としないものが。
どの伏線も人物設定も機能してない気がする。
真相知る新人捜査官に情けをかける訳あり
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あぜ道のダンディ(2010年製作の映画)

2.8

大好きな作品「川の底からこんにちわ」の石井裕也監督の次作。
相変わらずの絶妙な間合いの笑いは健在なるもののテーマが「家族愛」「友情」とベタなせいか、その辺りの描写がくどいのが鼻についた以外は概ね楽しめ
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黄色い星の子供たち(2010年製作の映画)

3.8

1942年、ナチス支配下のパリ在住のユダヤ人一万人の一斉検挙という事実を克明に丁寧に描写すればするほど胸を締め付けられ、子役を始め看護師役のメラニー・ロラン、ジャン・レノの仰々しさとは似て非なる迫真の>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.2

2時間40分の長尺もダレずに楽しめたとはいえ、良くも悪くもリスベット(主役の女性)のキャスティングと描かれ方が全体を支配するこの映画、スェーデン版の方が彼女の痛みも喜びも良く伝わってきた。また、ダニエ>>続きを読む

ピクニックatハンギング・ロック(1975年製作の映画)

3.8

1900年。オーストラリアの女子寄宿学校の女子数名が岩山で忽然と失踪した実話を映画化。
もはや失われた少女性(白いレースのワンピース、リボン、コルセットetc.)を身に纏い絵画から抜け出した様な美麗な
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脳男(2013年製作の映画)

2.8

ハッピーな要素が微塵もない胸糞悪い映画なれど、そこそこ見応えはあった。主人公の脳男と対象を成す二階堂ふみ(この娘かわゆすw)演ずる非道な連続殺人者の人物造形をもっと踏み込めばもっと物語が面白く回ったな>>続きを読む

リアル・スティール(2011年製作の映画)

2.8

古今東西使い古された、離れ離れになっていた父と子が絆を取り戻すというモチーフ(駄目親父と息子がひょんなことから再会→何故か純真で超可愛い子供→情が移る→親父更正→めでたしめでたし)ながら、ロボットボク>>続きを読む

カストラート(1994年製作の映画)

3.2

カストラート=ボーイソプラノを維持する為に変声期前に去勢された歌手とその兄の近親相姦的な愛憎、その兄弟を取り巻く貴族の悲喜交々が絢爛豪華な美術と音楽で繰り広げられる。
兄の種で身籠った母体を愛おしそう
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.0

75歳にしてゲイであることをカミングアウトした父(クリストファー・プラマー)を亡くし、その喪失感で元々奥手で人付き合いの苦手な息子(ユアン・マクレガー)は更に引っ込み思案に。それを案ずる友によりパーテ>>続きを読む

トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 1(2011年製作の映画)

2.0

いくらヴァンパイア映画大好きな私でも、これはちょっと・・・。
3分で済むエピソードを2時間見せられてもねぇ。(苦笑)
お子ちゃま向きにも程がある。

おとなのけんか(2011年製作の映画)

4.0

見る映画見る映画ハズレ無し、盤石のロマン・ポランスキー、このコメディ映画も大当たり!

こどもの喧嘩を穏便に和解させようと親同士が一席設ける。最初は穏やかに平和的に会話が進むものの言葉のちょっとした端
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.2

弱くて間が悪いヤツはとことん不運で最期は犬死し、片や愛する者の為にする暴力や殺人は正義となりその罪は不問にされるヤツが生き残る。まるで「アメリカ的」なるものの皮肉とも受け取れるエンディング。ありきたり>>続きを読む

ペイド・バック(2010年製作の映画)

3.0

イスラエルの諜報機関モサドのスパイ(男二人・女一人)が東ドイツに送り込まれ、ナチス残党の悪徳外科医を拉致し本国に連れ去ろうとするも逃亡され作戦は失敗。しかしスパイ三人は外科医を殺したことにして、本国で>>続きを読む

麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

3.0

中盤までテンポ良く、あれ?意外と面白いぞ、なんて見てたけど、後半からのあからさまな、お涙頂戴的音楽を背景に繰り広げられる、執拗なお涙頂戴的展開に途端にスローダウン。
脚本自体は良くできたように思うが、
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

4.0

輪廻転生をテーマに過去・現在・未来、と複数のストーリーと時間が目まぐるしく錯綜しつつも破綻なく最後まで飽きさせない長尺3時間弱。その手腕もさることながら、ヘンテコリンな東洋趣味、特に東洋人の特殊メイク>>続きを読む

ポテチ(2012年製作の映画)

3.4

伊坂幸太郎の短編の映画化だそうで、映画も68分という短さながら物足りなさなど微塵も無く大変満足の佳作でした。
「空き巣を生業にする濱田岳演じる主人公今村と同じ生年月日のプロ野球選手尾崎。今村は衝撃の事
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フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

2.5

先日見た「ポテチ」が無駄なくコンパクトにまとまった佳作だったので期待して見たのだが、可もなく不可もなしな感じですかね。
多種多様な登場人物と過去と未来の時間軸に渡って張り巡らされた伏線を回収しつつ痛快
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.6

人々は25歳で成長が止まり、バスに乗るとマイナス一分など、通貨は時間に換算される近未来。スラムの貧困層は余命一日もなく街に死体がゴロゴロ、方や死ねない倦怠感に悩む富裕層。
この頗る面白い設定がしっかり
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千年の愉楽(2011年製作の映画)

1.5

最近お気に入りの高良健吾を始め男優のキャスティングが楽しめました。特に高岡蒼甫が良かった。以上。(-_-)

レディ・キラーズ(2004年製作の映画)

3.6

トム・ハンクス演じる胡散臭さ丸出しのニセ教授によって集められた五人の犯罪者が、カジノの地下金庫に眠る大金を盗む為にトンネルを掘る。と、あらすじだけ書くと通俗的な物語もコーエン兄弟にかかればお得意の底意>>続きを読む

東京プレイボーイクラブ(2011年製作の映画)

3.6

臼田あさ美目当てで何の期待もなく見たところ、大当たり。
東京の名も無き場末の繁華街でピンクサロンを営む男(光石研)の元に、直ぐブチ切れる危ない男(大森南朋)が転がりこんでくる。その男が撒き散らすバイオ
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暗殺の森(1970年製作の映画)

5.0

どちらかというと映画で語られることよりも、映画での語り方の方に興味があるというか、そういう見方しかしてないというか。
過去に観たと「思い込んでいた」が、観てみたら実は観てなかったというこの映画。
主人
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.6

9.11テロで父親(トム・ハンクス)を亡くした少年オスカーは、父親のクローゼットでBlackと書かれた小さな封筒に入った鍵を見つける。そこには亡くなった父との何らかの希望があるという思いで、母親(サン>>続きを読む

フライトナイト/恐怖の夜(2011年製作の映画)

2.8

他愛もない、もとい可愛らしいヴァンパイア映画でした。
コリン・ファレルがヴァンパイアという時点でアレな予感がしましたが、ヴァンパイアものならトワイライトシリーズすら見てしまう程のヴァンパイア好きな私で
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舟を編む(2013年製作の映画)

2.8

愛と涙と感動の脱力系コメディの大傑作「川の底からこんにちわ」の石井裕也監督なら面白いに違いないとロクに内容も知らずに見に行ったところ・・・。
同じ監督でも物語次第で作風も変わるのですね。まっとうに丁寧
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ヴァルハラ・ライジング(2009年製作の映画)

3.3

ニコラス・ウィンディング・レフン監督がヒット作「ドライヴ」の前に作った作品だそうな。

中世のどこかで流浪の民の奴隷として幽閉されてる屈強な主人公は、ボスを殺し自由の身となる。
食事の世話をしてくれて
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天使の分け前(2012年製作の映画)

3.8

めちゃ良かった。
スコットランドの労働者階級の青年ロビーは暴力事件等トラブルばかり起こすも献身的な妻や指導者のおっさん、憎めないおバカな仲間達のお陰で成長していくことになる。
あくまで等身大のイギリス
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11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

1.5

冒頭から三島を演じる井浦新の見るからに線の細い肉体に愕然。
その瞬間からこの映画に対する興味がなくなった。
背広がブカブカで、肉体改造以前ならともかく楯の会発足当時でこれでは・・・。
元々三島が筋肉を
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バニシングIN TURBO(1976年製作の映画)

3.4

ロジャー・コーマン製作総指揮、今や名匠ロン・ハワード監督の1976年度作品。

タイトルの通り70年代に雨後の筍の如く作られたカーチェイスもの。
この手の映画では主人公のカップルが悲惨な最期を迎えるパ
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スノーホワイト(2012年製作の映画)

2.0

魔力を持つ闇の女王(シャーリーズ・セロン)が鏡に問いかけると
「やがて、女王様より美しい娘が現れる。心臓を食べれば永遠の若さが手に入る」と曰う。
どう見ても白雪姫(クリステン・スチュワート)よりシャー
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