改名した三島こねこさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

ガタカ(1997年製作の映画)

4.3

Science Fiction

近年のSFといえば『ターミネーター2』のT-1000型や、『マトリックス』のマトリックス世界があまりに有名だ。そのどれもが可能性としては存在するが、しかしながら現在の
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.1

どうかハッピーエンドを。

私達が彼等のためにできたはずのことを。

正義でなくとも正しいことはあると信じさせて。

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

2.1

マッドマックスは2が最高という通説ですがまさにそのとおり。今回は世紀末ジョーク映画にしか思えない出来となっております。

もともとこういった世紀末作品というのは人を選ぶものなのだけれど、今作はそれにし
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.2

時代劇の皮をかぶったオバカコメディ、

というのはタイトルだけ。実際にはしっかりと時代劇をしていた。ラストまで視聴したとなっては正直前半部の大半をカットしてもよかったのではなかろうかと、それくらいには
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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.8

ラブロマンス映画といえば?

タイタニック?
ローマの休日?

いやいや、この作品を忘れてはいけません。

製作当時の時代背景からプロパガンダもふんだんにぶちこまれてナチ撲滅米国万歳かと思ったらそんな
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.3

洋画版北斗の拳。

モヒカンやら肩パッドやら鉄仮面やら、世紀末感がギャグにすら思えてしまうくらいに溢れている。登場人物は皆脳味噌がモヒカン状態なので頭をすっからかんにして楽しむことができる。

前作は
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.3

キアヌ主演近未来SF映画最終章。仮想空間とかディストピア映画とか言われてたけどそんなことは全然なかったぜ!

エージェント・スミスとの長きにわたる因縁もこれにてひとまず完結。最後はハリウッドらしく超人
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.5

あいつも不快。
こいつも不快。
やっぱり不快。

終盤になればなるほどマルコヴィッチが不憫で仕方なくなる謎の映画。子どもの落書きのような独特な空間構成によって、雰囲気を楽しむ映画という悪臭を全力で放出
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.2

キアヌ主演破茶滅茶アクション映画でSFの方の第二弾。相変わらずスローモーションを利用した映像戯法が楽しい。

今回はマトリックス世界から現実世界にまで物語の裾野を広げてきており、アメリカシリーズ映画ら
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呪怨(1999年製作の映画)

3.5

映像は古いながらもそれによる映像の荒さと俳優陣の熱演がJホラーのお手本とも言える作品にまでクオリティを高めている。

白塗りの顔といえば私達の世代的には小梅太夫が真っ先に思い浮かぶものだから、ついつい
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

納得のロッテントマト満足度0%!

私はいったいなにを見ているんだ!

クソ映画界のレジェンドが劇場公開ということで視聴。それなりに拷問の耐性はあるので覚悟完了していたのだが、待っていたのは拷問ではな
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.4

"やややケッタイな"

"だれを呼ぼう?"

ゴーストバスターズ!!!

キャラクターもゴーストも全員ゆるっとしてるコメディ映画。シリアスな気持ちで見るとガクッと肩を落とすこと請け合い。

ラスボスが
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シャークネード エクストリーム・ミッション(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

いよいよ舞台が宇宙にまで拡張されたシャークネード第三弾。もうシャークネードはサメ映画ではなくシャークネード映画だ!

今回もB級のいいところ詰めみたいな大味アクション映画で90分満遍なく楽しい。しかし
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.0

冷徹なゴッドファーザー。

前作の漢へと成長したマイケルが本格的にマフィアのドンとして暗躍していくシリーズ第二作。相変わらず重厚な世界観でマフィア映画のひとつの完成形として出来上がっている。

今作も
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.7

一人の人生をなぞる作品というのは評価が人の趣味でかなりわかれる。私は正直そういったドラマ作品はそこまで好きではない。
しかし本作は物語の中心となるのがクイズ番組当日という健全な緊張感を孕んだ時間に設定
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バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

2.8

「みんな大好きレーザーカッターが!!!」

ついに大人気シリーズ最終作。前作のラストのモンスター大戦争から始まると思ってワクワクしてました。中身はだいぶマトリックス。

今作はいよいよゾンビがモブ以下
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オクトパス(2000年製作の映画)

1.6

レモンをかけたタコフライが食べたい。

粋なセリフ回しはやっぱり才能がいるんだな。その点やっぱり『コマンドー』は最高だぜ!!!

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.9

最強狙撃手vs最強狙撃手

少年の浪漫のような戦争映画!

というのはまあ間違ってはいないだろう。ただしこの作品は実話が元となっているのだから、題材こそ魅力的だからと気楽に見れるものではない。
近年で
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.2

アドルフ・ヒトラー大総統閣下。

近年人種差別問題や戦犯問題とは隔離して、政治家として優秀な面を評価されるアドルフ・ヒトラー。今作も発表当時問題とされた難民問題などに焦点を当てて、彼のカリスマについて
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ジュラシック・シャーク(2012年製作の映画)

1.4

男のおっぱい。
女のおっぱい。

同じおっぱいなら乳首が出るぶん、リッチのタンクトップおっぱいの方がえっちなサメ映画。お色気成分は控えめなのだが、サメ映画はやっぱりおっぱいがあった方がいいわ。

しか
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シャークネード カテゴリー2(2014年製作の映画)

3.6

鮫の凶器は歯だけだと思ってました。

新年一発目の鮫映画。相変わらず馬鹿馬鹿しいB級のノリを全速力で駆け抜けるエネルギーを感じる。今作もチェンソーと爆弾は健在。開幕数分でシャークネードしているのは流石
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ゴースト・シャーク(2013年製作の映画)

2.4

「あなたのサメはどこから?」

「私は水道管から」
「私はコップから」
「私はトイレから」

これはゴースト・シャークなのか。ゴーストなだけの最強シャークではないのか。殺傷能力高杉晋作恐ろしや。
サメ
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ピラナコンダ(2012年製作の映画)

1.8

見所1:煙玉の威力が派手!
見所2:終盤まで死人が出る!
見所3:メロンジュースが飲みたくなる!

ピラニア+アナコンダでピラナコンダ
ピラニア成分についてはよくわからん

露出計って結局なんだったん
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

4.0

THE・スルメ映画。

難解なタイトルかと思ったら主人公の名前だった映画のひとつ。ドニーダーコじゃなくてドニー・ダーコなのか。

本作は評価が間違いなく二分される。難解な映画の考察を楽しめる人間なら大
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.3

クリスマス映画の代名詞。

シリーズは3から視聴したので本作は家族のドラマパートに時間が割かれているなと肩透かし。コメディパートは安心安定のクオリティだったが、今視聴してみるとトラップの殺意が高い。草
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My Best Friend's Wedding/My Best Friend's Sweating(原題)(2011年製作の映画)

3.1

『スイス・アーミー・マン』の監督ならまあこういう作品になるよなと納得。

メニー汁ブシャーッッッ!!!

Right Place(2005年製作の映画)

3.4

似た感性の持ち主にはたまらない、快感を感じる映像に満ちたショートフィルム。オチはあまりひねりがないが、EDの整骨映像が気持ちいいのでなんでもいい。

blind(2011年製作の映画)

3.2

実際にないとは言い切れない近未来。

ガスマスクというアイコンひとつでここまで退廃的な空気をつくるのはさすがとしか言いようがない。娘さんの首の解釈を調べてきます。

ザ・ブラック・ホール(原題)(2008年製作の映画)

3.4

3分間で起承転結がしっかりまとまっている。小噺や落語に感覚として近い。前のレビューでブラックホールは入ったら出られないという評があるが、なるほどと膝を叩く思い。

セリフがないから万人が楽しめる。

フィスト・オブ・ジーザス(2012年製作の映画)

3.9

これがJesusなら基督教は滅んだほうがいい。

B級としてやりたい放題なので一見の価値あり。クソしょーもないを地でいく作品。首吊らせたまま復活させたらそりゃそうなります。

Z級みたいに言われるけど
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マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

3.9

KING OF POP

マイケルに興味を持つ年頃の頃、既に彼は他界していた。そのため"マイケル・ジャクソン=KING OF POP"という認識こそあったが、どこか前時代の偉人という印象があった。しか
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.0

人生経験によって評価が変容する映画。

フォレストの人格が善人として完成されていたからこそ、この映画は名作とされているのだろう。しかしながらフォレストは家族としての愛は与えられても、ジェニーから男への
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.7

無人島になにかひとつ持っていくなら?

「メニー!メニー!メニー!」

感想や評価は千差万別だろうが、オリジナリティならばまず後続作は出ないであろうクソ映画ならぬガス映画。
冒頭の太平洋横断シーンはま
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バレット・オブ・ラヴ(2013年製作の映画)

2.6

愛がおかしくさせちゃうオジサン。

マッツ・ミケルセンがかっこよすぎる一作。キャラクター個人には魅力を感じないのだけれど、マッツ・ミケルセンがかっこよすぎるんだよな〜〜〜!!!
そりゃああんなイケメン
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ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

3.4

"Scouts forever"

心底しょーもないゾンビコメディ。基本的に全編ギャグ仕立てなので褒め言葉としてハラハラしない。ゾンビよりおっぱいに目が行きますね。
下ネタが許せるならこの映画を嫌いな
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.7

"女"という迷宮。

顔に囲われる男。
顔を忌避する女。

隠し扉。
超記憶症候群。
J・ヴォーカンソン。

その裏にある贋作の意図を観衆に悟らせない奇異なワードが、この作品の独特な世界観を構成する。
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