あべきょさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

あべきょ

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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

3.7

リトル・ゼのようなボスが一極的に支配している方がむしろ治安かが安定するし、複数のグループが対立して抗争を始めると一気に地獄になってしまうことがよく分かる。『ナルコス』でも描かれていたように、スラム街の>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.9

雰囲気はかなり好きなタイプのスパイ映画。
ベルリンというまさに東西冷戦における諜報活動の中心とも言える都市を中心にしつつ、壁崩壊時のその雰囲気を忠実に再現しようとしているところがスパイ映画としては、こ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

冒頭からマドンナのLike a Virginに対する酷い言い様で笑う。彼らの音楽の好みは同時代である80年代のポップスではなく、一昔前の70年代のロックらしい。
そんな70年代の曲をかけるラジオをバッ
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.8

新作が出たので、振り返りのため鑑賞。

改めて観ると、どことなくハリポタ感があるなと思った。舞台もイギリスみたいだし、マジカルな世界観も近い。BGMも同系統で、ハリポタ同様に子供心をくすぐられる作品。
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

グロいけど、色々と皮肉が散りばめられていたりして面白い。発作のせいにして夜な夜な店にやってきた警察官を撃退するところでめちゃくちゃ笑った。

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.3

IMAXレーザーで鑑賞。

戦争面はダイジェスト的に進むし、国際情勢の説明はないので、事前知識はあった方が楽しめる。
自分は高校世界史の記憶に加え、podcast「コテンラジオ」で復習してから鑑賞し
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

3.8

音楽の聴き方も個人主義化、多様化が進んだ今、当時のように「みんなが聴いている共通の音楽」ってなくなりつつあると思うので、ちょっと切ない気持ちになった。
とはいえ、サブスクがなければ、自分はそもそもモー
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裏窓(1954年製作の映画)

3.7

最後のシーンで結局どういうこと??となってしまったけど、名作と言われる所以は理解出来たような気がする。

一時的に脚が不自由な男が、裏窓から近隣住民の日常を覗き見ることで展開するストーリー。一応サスペ
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ヒート(1995年製作の映画)

4.0

長いこと見たい映画リストの上位に入っていた作品だけど、デニーロ×アルパチーノ...!とにかくカッコよすぎる、そして熱すぎる。

敵同士だが「真っ当なプライベートは許されない仕事に生きる男」としてお互い
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

まずは、IMAXで良かったなという所感。
ゴジラが街を破壊する圧倒的な暴力、海上でのゴジラとの戦いは、迫力があってすごく楽しめた。
一方で演技やセリフ周りは終始チープな感じが否めず、主要人物の行動原理
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.6

主人公がギャングの世界に入るまでの生い立ちから始まるのは、同監督の『ディパーテッド』に似ている。ただ、警察やFBIとの駆け引きというよりも、ギャングの男としての人生や生き様に主眼が置かれており、かなり>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

Netflix公開前の先行上映を駆け込みで鑑賞。

デイビッド・フィンチャー監督で、暗殺者が主人公のネオノワール作品とあっては、一足先に観ないわけにはいかず、それだけに期待値も高かったが、冒頭からミニ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

実家のリビングで観ていたのだが、ジョーカーの凶行に終始ママが「怖かね〜、なんねこの人は」と言っていて、まあ普段映画を観ない人の世間一般的な感覚だとそうだよなぁと思った記憶がある。

「頭のおかしい人」
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.3

日本オタク?が作った近未来SFって感じであんまり入り込めなかった、、、

AIによる核爆発事件をきっかけに「対AI戦争」に乗り出す西側諸国vs AIとの平和的共存を掲げる"ニューアジア"という構図は、
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.8

初めて映画館で観たホラーだったので、何回かビックリして身体が動いてしまった。

死霊館シリーズを観はじめるきっかけとなった作品を映画館で鑑賞できた嬉しさもあり、申し分のない(予想しやすい展開だが、それ
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.0

これが実話に基づいてるのは驚きだが、敵対する相手に生きた人間がいるという点はここまでの死霊館シリーズの作品とちょっと違うところ。

シリーズもここまで長くなってくると、最後の山場で「結局ウォーレン夫妻
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.8

アイリーンが華凜で推せる、、、
死霊館本編のロレインに顔も性格も似ているのは意識的なキャスティングだろうな。

ヴァラクめっちゃ出てくるやん、怖すぎ

フレンチがショットガン持ってきて修道院でバトルが
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.6

映画のような夢であり、夢のような映画

難解映画とは聞いていたが、ここまでとは思わなかった。夢と現実の入り乱れる構成は『インセプション』、メビウスの輪のようにねじれた時系列は『メメント』を思わせる。
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.6

『死霊館』に続いて鑑賞。

ホラー系の映画にありがちな、「自分にしか見えていない」みたいな展開があまり好きじゃないので、ちゃんと周りの人間(警察、メディア、研究者)が見ているところでも怪奇現象が起きて
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死霊館(2013年製作の映画)

3.5

「死霊館」ユニバースの1作目。

公開中のシリーズ最新作『死霊館のシスター 呪いの秘密』の世界観?に興味を持ったので、どうせなら1作目からチェックしていこう、ということで鑑賞。

これまで(サイコホラ
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.9

ジョンウィックがラーメンなら、
イコライザーはうどん(笑)

いやー、THE勧善懲悪といえばイコライザーだと改めて感じた3作目。
ロケーションがアメリカではなく異国イタリアの地ということもあり、作品と
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

アクションシーンの進化がすごい。
ほぼ3時間でめちゃくちゃ長いけど、ガンフー、カーフー、刀フー、弓矢フー(?)と多彩な武器で繰り広げられる近接戦闘が相変わらず最高だった。

個人的なお気に入り武器は何
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ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

3.0

ニコール・キッドマンめちゃくちゃ美人だった。実は主人公の通訳が黒幕展開かと思いきや、普通にいい娘だったな。

国連が舞台の思ったより社会派の映画なので、高度な心理戦やアクションを求めて観る作品ではない
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.2

ベニチオ・デル・トロ主演ってことでNetflixに上がってたので当然のように鑑賞。
良かったところで言うと、音響効果による緊迫感の演出はホラー?かと思うほど強度が高く楽しめた。

イマイチだったのは、
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

前作までサブスクでやっと見終え、ついに映画館で初鑑賞。

序盤の砂漠のから始まり、市街地でのカーチェイス、列車と各ロケーションでのアクションは期待を裏切らない。

特に列車のシーンは緊迫感があって相当
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.5

他の方のレビューでも再三言われていますが、「予習必須」です。
自分は予習なしで観てしまいましたが、後からネットで調べて、おぞましさに打ち震えました。(元ネタを知ると5倍は怖くなる!)

さすが、『ミ
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.9

イーサン・ハント、てかトム・クルーズやっぱカッコよすぎるな、、

普段はどちらかというと、どんでん返しとか予想外の展開を求めて映画を観るタイプだけど、逆に見たい展開やシーンを期待通り見せてくれる類の作
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.0

ちょっと完成度高すぎた!
(久々の4.0〜評価!)

まず序盤の飛行機のシーンに始まり、高所、水中、バイク、ナイフとアクションシーンの見どころが多く、クオリティも前作よりかなり高い。

これまでのシリ
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.7

ブルジュ・ハリファでのアクションはもちろんだけど、チーム感がめちゃくちゃあって、面白かった。ラジコンや粘着手袋など、ハイテクなアイテムもワクワク感あって、これまでの作品と比べても全体的なバランスや完成>>続きを読む

355(2022年製作の映画)

3.7

国際諜報機関モノなのでちょっとシリアスだが、その他の設定はさながら『オーシャンズ8』だった。ジェシカ・チャスティンというと『ゼロ・ダーク・サーティ』『女神の見えざる手』などインテリ職のプロフェショナル>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

0からビジネスでガンガン成り上がって行く人ってサイコ気質な人が多いという俗説があるが、正にそれを思い起こさせる一作。
ジェイク・ギレンホール演じる主人公のやり方は確かにイカれてるけど、合理的にも見える
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

2.5

最後のカチコミシーンのアクションは良かったけど、序盤からの会話劇が痛すぎて、途中で見るのやめようかと思ったほどキツかった。会話がつまらないだけならまだしも、聞くに耐えないほどチープで、「つまらない人」>>続きを読む

マーターズ(2007年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

賛否両論あるが、グロ・胸糞耐性があれば、考察しがいがあり十分楽しめる作品。(グロ描写自体を楽しむという意味ではなく)

考察の論点はいくつかあるが、主に以下の3つになるだろう。
(1)なぜリュシーは自
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.8

アクション一辺倒かと思いきや、割と頭使って観ないと置いていかれるストーリー展開。いきなり過去の話になったかと思いきや、そこから〇〇ヶ月後〜という風に時点が変わるので、設定迷子になりかねない。(流石にク>>続きを読む

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ミッションインポッシブル系のアクション重視の諜報機関ものなので、頭を使わず気軽に楽しめた。

ガル・ガドット主演のアクションという意味では『レッド・ノーティス』以来でもちろんめちゃくちゃカッコいいが、
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

ジブリ特有の自然描写、いい意味での「気持ち悪さ」がめちゃくちゃ出ていて良かった。キャラクターのデザイン、動きがシュール(気色悪くて面白い)なのも楽しい。

時代設定は『風立ちぬ』に近いが、今回はファン
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