なちゅんさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.2

アリーがなあ、レディー・ガガそのものすぎて、途中からレディー・ガガ見てるだけみたいになったのが残念。情熱的かつ無垢にピアノを弾き語るアリーが好きだった。初めてShallowを歌う彼女がかっこよくて美し>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.8

ポーカーは難しくてよくわからないけれど、モリーの才覚と自らの大金を捨てる形になってもなお顧客を裏切らなかったその精神に惚れ惚れした。
どんな形であってもモリー・ブルームは何度も花開くんだろうな。

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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.5

素晴らしいなあ。
ハリーポッターで育った私にとって魔法界の物語はいつも帰る場所だと思う。
大好きなEddieがニュートを演じるのはすごく嬉しいけど、公開当時の異常な熱狂は好きになれなくて、やっと今観る
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ベルリン、アイラブユー(2018年製作の映画)

3.7

City of loveのベルリン編。
華美じゃなく、でも凡庸でもない。
一つ一つのストーリーは決して長くないし、それぞれの関わりも深くないけれど、街角ですれ違うような僅かな接触がいい。
過去と今のベ
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パターソン(2016年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃ好き。
映画的な大きなドラマはないけど、パターソンには毎日何かしら起きる。
アダム・ドライバー演じる、あまり感情を露わにはしないものの、優しく温かみのあるパターソンがすてき。詩的な人だった
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

この切なさ。
夢の国の外側の、夢のような色使いのモーテルで、まるで夢とは正反対な生活を送る。
決して劇中それが対比されるわけではないけれど、ムーニーとヘイリーがもがきながら暮らす姿に、夢とそうじゃない
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男と女の大人可愛い恋愛法則(2006年製作の映画)

2.3

タイトルで大体予想はしてたけど、まあものの見事に大ポカ。わかってたからダメージもないけど、いやあもうなんというの?
せめてどこかに振り切って欲しい。

アーリンが格好良くて好き。
バービが余貴美子さん
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

2.1

ピーターラビットの絵本が大好きだから、この映画はちょっと語りすぎかな。おとぎ話を揶揄するようなのも要らないし。うさぎ大好きだけどこのarrogantなピーターは好きじゃないし。
ただ、フロプシーの赤い
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モンテーニュ通りのカフェ(2006年製作の映画)

3.1

あんまり集中できなかった…
いろんなストーリーがあまり掘り下げられず散らばってる感じ。でもその軽やかさもフランス映画ぽくて嫌いではない。
ジェシカが可愛い。馬鹿じゃない天真爛漫さ、みたいな。
おばあち
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.7

音楽もストーリーも画も全て美しい。

哀しいくらいに純粋で、眩しいほどに情熱で、だからこそひどく切ない。
帰宅したエリオに語りかけられる父親の言葉がひとつひとつ重厚で、噛み締めながら聞いてしまう。
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デザーツ(原題)(1999年製作の映画)

3.5

DesertにDessert…じゃなかった、海辺だったわ。
これは恐ろしい。ちょっと釣り行けないわ……
疑いながらもエクレア食べちゃうユアン・マクレガーの可愛さ。

リトル・ヴォイス(1998年製作の映画)

4.6

ああ、大好きだ。
ジェーン・ホロックスが可愛いし、LVが可愛い。
この映画、本当に好き。

LVは生きがいを音楽に見出していた。パパとの繋がりは誰かに邪魔されるものでも、ましてや誰かに搾取されるもので
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ある子供(2005年製作の映画)

3.5

切なくなった。
タイトルの「子供」はジミーを指すのではなく、ブリュノを指すのかも。
自分が良ければそれでいいという生き方ではいられないと、気付くのは遅かったかもしれないけれど、少なくとも気づけただけマ
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ダブリンの時計職人(2011年製作の映画)

3.8

緩やかに、小さな光にそっと手を伸ばすような映画。

途中めちゃくちゃ辛かったな…
あれが光への一段になるのは事実だけども、にしてもつらい。綺麗な涙だった。純粋で素敵な人こそ、社会の闇に飲まれてしまうみ
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.2

俳優を起用したドキュメンタリーとも言えるほどリアリティがある。その「実際には体験していない人間の演技」であるというフィクションと、決してフィクションだと言い切れないドラマティックなストーリー、虚飾なし>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.1

圧巻…。
俳優陣も豪華極まりないし、ストーリーもかなり面白かった。ただの勧善懲悪のヒーロー譚ではないこと、それがバットマンをここまで人気にさせているのかなと思う。

あとヒース・レジャーのジョーカーの
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.4

わんちゃん飼ってたことはないけど、それでもこれだけ泣けるんだもんな。お家にわんちゃんいる人にとったらどれだけ胸にくるだろうか。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.7

だめだ、好きすぎる。
ストーリーはまあ、バーナムの一代記で、起承転結がしっかりしてていいのだけど、もしそれだけなら多分ここまでよくならなかったと思う。

ミュージカルでのヒュー・ジャックマンが大好きす
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ボヴァリー夫人とパン屋(2014年製作の映画)

3.3

ボヴァリー夫人見ずにこっち見ちゃう。
ラブストーリーというよりはコメディのような。エンディングにクスッとくるのがフランス映画ぽくていい。
ジェマ・ボヴァリーは……まあ、どうにも好きになれなかったけど。
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.1

映画を観た後でこのパッケージを見るとちょっとキュンとくる。

決して叔母さんは悪い人ではなさそうだったけど、きっとアディは察しがいいから、今後苦労する。大人びた彼女の「子どもらしくなさ」はどんな人が相
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.2

なるほど。
マジモンの本人なのね。そう思うと演技上手すぎでしょ…

主人公たちの生い立ちを長時間描いた割にはいろんなことの話がいまいち深く掘り下げられてない感じ。
でも本人を起用しているが故のリアリテ
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ベティの小さな秘密(2006年製作の映画)

3.8

ミステリアスで少し重くて、可愛らしくて優しい。
エンディングがすごくよかった。ベティとイヴォンの関係がすごく好きだったし、イヴォンも一緒に暮らせたらいいのにって切なくなった。

学校で涙を見せなかった
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プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

3.6

エピソード盛りすぎかなって気はしたけど、3きょうだいと頑固なお祖父ちゃんがだんだん打ち解けていく様は心がするすると解けていくような気持ち良さがあった。
最後、17年分の積もる話を立ち話のまま続ける父娘
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リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ奇妙で絶妙に異世界。
日本のキツネ伝承がテーマのベースにあるけど、もうちょっとファンタジック。

リザの幸薄感がいよいよ愛おしくなるほど。
トミー谷はヒールだけどヒールになりきれない感じが
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ヴェロニカ・ゲリン(2003年製作の映画)

3.9

あまりにも、嗚呼、あまりにも壮絶。
彼女は無謀すぎた。正義感が強すぎた。
深みを覗き込んでしまった。
そうでなければ、死ぬことなどなかったのに。
でもヴェロニカは、自分の命を賭しても闇を暴こうと、それ
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ポリー my love(2004年製作の映画)

3.5

だいぶ笑った。ベン・スティラーもいいし、ジェニファー・アニストンも好き。
リサがのこのこ帰ってきたのほんとに笑った。ほんまに帰ってくるやん。

統計とか経験則とか、机上の空論じゃ戦えないよね。何が起き
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突然、みんなが恋しくて(2011年製作の映画)

3.8

メラニー・ロランが最強に可愛い。
邦題がなあ…稀に見る合ってなさ。そのまま訳す方が良かったんじゃないかな。

パパのダメ親父っぷりがえげつなくてめちゃくちゃ苛立つけど、クライマックスで全部取り返してく
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クリスマスのその夜に(2010年製作の映画)

3.8

ハッピーだったりハッピーじゃなかったり、メリーだったりメリーじゃなかったりするクリスマスの物語。
そんなドラマティックな人生歩んでる人間ばっかりじゃないよね、映画だったらそれもいいけど。それよりももっ
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薬指の標本(2004年製作の映画)

3.1

この湿度。
生々しくはないのに艶めかしい。じっとりとまとわりつくような空気感と所長の視線。イリスの息遣いまで聞こえてくる閉塞感。

所長との後戻りのできない妖しげな恋と、顔を合わせない同室人のコスタと
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アメリ(2001年製作の映画)

4.3

昔見た気がしたけどほぼ記憶になかったので改めて。

ほっこり幸せになる映画。
アメリが周囲の人たちを幸せにしていく中でちゃんと自分も幸せになれるところが好き。
ニノとアメリ、泣きたくなるくらいに可愛ら
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君と歩く世界(2012年製作の映画)

3.3

壮絶なエピソードが割といくつも入るのに、淡々としていて静か。静かなのに胸に迫る。

シングルファーザーで貧困にあえぐ様とか、事故後に初めて目覚めて自分の両脚に何があったのかと絶望する様、一人息子が氷の
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

3.5

ジブリの駄作良作をジャッジするのはひどく難しいと思う。
何度見ても、この作品を掴みきれずにいる。掴みきれないのに、年齢に合わせて視点が変わっていく。
豪快だけど優しくてしっかり者のリサさんがいつの間に
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あなたに降る夢(1994年製作の映画)

3.7

ザ・おとぎ話 って感じの、約束されたストーリー。正しく、古式ゆかしく勧善懲悪で、良い人はとことんハッピーエンドに、悪い人はとことんバッドエンドに。

誰も悪くないとか悪人が憎めないとか、バッドエンドが
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しあわせの帰る場所(2008年製作の映画)

3.8

苦しい要素盛り込みまくりで大渋滞。
でもいい映画だった。

ジュリア・ロバーツが演じる「お母さん」はなんであんなにも綺麗で理想的なんだろうな。いつもの豪快なあの笑顔はないけれど、素敵な演技だった。
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.7

複雑。
決して今休職中ではないけど、不安定な職だから。
「今の仕事続けたかったらみんなから好かれるように努力して」って言われて、私はそれで完全に仕事に対して前向きな気持ちを失ってしまったけど、立場が違
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メイド・イン・マンハッタン(2002年製作の映画)

3.8

わかってたよ〜このthe romance!って感じ!シンデレラストーリー!身分違いの恋!!現実世界にはあり得ないから映画でも見てときめくしかないじゃない。
マリサ可愛かったなあ。ドレスよりメイドのユニ
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