映画ファースト・デイなんで「オーメン・ザ・ファースト」見てきたぞ!
悪魔の子ダミアンは、誰から、どうして、どうやって生まれたのか?伝説のオカルト・ホラー映画「オーメン」(1976)の前日譚が、2024>>続きを読む
「原爆の父」と称されるロバート・オッペンハイマーの伝記映画。トリニティ(実験)の名になぞらえて言うなら、理論物理学者として未知のものを生み出そうと純粋な好奇心で邁進する「科学者として」、多くの天才科学>>続きを読む
「エクソシスト」と並ぶ悪魔系ホラー映画の金字塔にして、オカルト映画の元祖とも言うべき傑作。これまで何度も何度もテレビで見てきたけど、スクリーンで見るのは初めてだった。(ありがとう試写会)
「666」>>続きを読む
大学生の頃に映画館で見て以来、実に30年ぶりにスクリーンで鑑賞。やっぱり傑作!
冒頭の上陸のシーンで(その絵画的ショットの数々)、浜辺にピアノを弾きに来るシーンで(アンナ・パキンが海藻を手にバレエを踊>>続きを読む
フランスの山奥にある一軒家で、家の主サミュエルが不審な死を遂げる。彼は果たして事故による転落死か、自殺か、はたまた殺されたのか?
夫殺害の容疑をかけられた妻サンドラ。裁判の過程で、あたかも「解剖」され>>続きを読む
ヨルゴス・ランティモスの過去作を辿る旅、最後はこれです。
独り者はあるホテルに強制的に監禁され、そこで45日以内にパートナーを見つけられなければ「動物」にされてしまうというトンデモ世界のお話。しかし>>続きを読む
「哀れなるものたち」のヨルゴス・ランティモス監督の出世作(?)であり、世にも奇妙な「家族ゲーム」。なんなのこのずーっと変な感じ。
庭付きプール付きの豪邸に暮らす両親と、男1人女2人の5人家族。しかし>>続きを読む
「哀れなるものたち」のヨルゴス・ランティモス監督の前作、ということで拝見。18世紀のイングランド、女王アンと彼女の幼馴染みで公私ともにパートナーの関係にあるサラ。そこにやって来た没落貴族の娘アビゲイル>>続きを読む
好き好き大好き!全てにおいて素晴らしい。
自殺した女性を拾ってきてとんでもない手術で蘇生させ、自宅で飼育、観察する継ぎはぎ顔の天才外科医(ブラック・ジャックかよ!)。ベラと名づけられたその女性は、赤>>続きを読む
懐かしの「Mr.Boo」シリーズ第3段。(実際にはマイケル・ホイ監督・主演作品としてはこれが1作目なんだそうな)
香港では1974年公開ということなので、今年で50周年。さすがに時代を感じる。
あら>>続きを読む
懐かしの「Mr.Boo」シリーズ第2段。(実際にはマイケル・ホイ監督・主演作品としては4作目なんだそうな)
個人的にはこれが一番好き。
テレビ局を舞台に、売れないタレント(マイケル)、発明家を夢見る>>続きを読む
懐かしの「Mr.Boo」、シリーズ第1弾。(実際には、マイケル・ホイ監督・主演作としては3作目だそうな)
小学生の頃によくフジテレビでやってて、ソーセージ・ヌンチャクとウォーター・ベッドのシーンはやた>>続きを読む
アリ・アスター、相変わらず頭おかしい。最初から最後まで、よくもこんなに人を不安にさせるような「いやなもの」を詰め込んでくるよなあ。好きか嫌いかというと、嫌い。(でも好き)
「僕が何をしたっていうの?>>続きを読む
歴史に残る大指揮者にして、多彩な作風の天才作曲家、そして名ピアニストであり偉大な音楽教育者だったレナード・バーンスタイン。妻フェリシアとの出会いから別れまでを中心に描く伝記映画である。
監督・脚本・>>続きを読む
ちょうど100年前、関東大震災の数日後に千葉北部の村で実際に起こった、朝鮮人に間違われた特殊部落出身の行商人一行に対する集団虐殺事件を描いた作品。ドキュメンタリー映画の雄 森達也による初の劇映画でもあ>>続きを読む
カサヴェテス作品の中では一番有名かも。一応コロンビア配給のメジャー映画だし。(オープニングの空撮とかお金かかってて、いつものカサヴェテス作品では出来なそうなことも沢山やってる)
ギャングの会計係の男>>続きを読む
「刑事コロンボ」でお馴染み、ピーター・フォーク演じる土木技師の「うちのかみさん」(ジーナ・ローランズが演じるメイベル)が段々こわれていくお話。
「こわれていく」と言っても、メイベルは一人で勝手に狂っ>>続きを読む
題名だけは知っていたが、長らく見ていなかった作品。
チャイニーズ・ブッキーって誰やねんと思ったら、中国人ノミ屋、西海岸の大物チャイニーズ・マフィアのボス(ジジイ)のことだった。
なんでそいつを殺すこと>>続きを読む
フランス人監督 アラン・マザールによる、イ・チャンドンのドキュメンタリー。いざ撮影開始、となった途端にコロナ禍が始まってしまったため、演出はリモートで行い、撮影は韓国の制作会社パインハウスフィルムの協>>続きを読む
やはりもの凄い作品だ。映画の強度が強すぎる。
ジョンドゥがコンジュを襲うシーンで、二人が初めて言葉をやり取りするシーンで(コンジュを「お姫様」と呼ぶのは、彼女の名が、王の娘=王女=公主(コンジュ)と>>続きを読む
酒と煙草と女優!女優!女優!
舞台女優マートルは終演後、出待ちのファンの中にいた常軌を逸した熱烈な少女と遭遇する。その直後の展開にまずビックリ。
以後、マートルはその芝居『第二の女』(とその役柄)に>>続きを読む
酒と煙草と男と女。(そして動物達)
愛がなさすぎ&虚しい愛をばら撒き続けて中身が空っぽになっている小説家と、愛が強すぎ&家族からの愛が欲しいのにそれが叶わずおかしくなっていく彼の姉。
愛の奔流を渡った>>続きを読む
名匠イ・チャンドンのデビュー作。この後の作品にある、あのフツフツと沸きたつような「沸点」に至る場面はあまりないが、十分に魅力的な佳作だと思う。
兵役を終えたマクトン(ハン・ソッキュ)、帰った地元はニ>>続きを読む
鉄橋の下の河原で中年男女達がピクニックをしている。(時代遅れのポンチャックみたいな音楽を流して踊っている)
そこに乱入してきたスーツ姿の男、その名はキム・ヨンホ。ヤケッパチ気味にピクニックの連中に絡み>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
メインのレビューはこちら↓に書いたので、ここではネタバレありきで周辺の考察をあれこれと。
https://filmarks.com/movies/37720/reviews/160553937
【登>>続きを読む
とてつもない傑作。特に終盤、息をするのも忘れるほど、ただただスクリーンにひきつけられてしまう。
タイトルやポスターなどから、ちょっとオシャレな老女が詩作に目覚めるお話かな、なんて・・・イ・チャンドン>>続きを読む
僕(ジョンス)、彼女(ヘミ)、彼(ベン)の三人が、ジョンスの実家の庭でハッパ吸いながら過ごす日暮れのシーンが素晴らしすぎる。
黄昏ゆく空、上半身裸のヘミによる鳥の影絵、雁の群れ、微かに聞こえる北朝鮮の>>続きを読む
無人島に漂着してサバイブしてきたけどもう限界、首でも吊ろうとした主人公の目の前に流れ着く死体ひとつ。そいつがケツから噴き出すガスの推進力でジェットスキーみたいに見事脱出成功じゃああーーー!!
というポ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
なんというロミオとジュリエット!!!
社会落伍者と障害者の恋愛とか純愛とか、そういうんじゃなくて、もっと深く素晴らしい愛すべき「映画」。
冬のソウル市。街ゆく人はコートを着込み吐く息は白い。その中を>>続きを読む
どうやったらこんな脚本思いつくんだろ?
精神科を退院したての人に対して「(カットの途中で美容室出てきちゃうなんて)あんた気は確かなの?・・・あら、私ったら・・・。」みたいな凄いセリフ、普通書けないよね>>続きを読む
何度見ても(といっても2回目なんだけど)不思議な映画。
ラブコメトレンディドラマの「フリ」をした人生哲学集とでもいうべきか。
とにかく人物関係が複雑で、しかもセリフが多すぎて、特に前半は中国語&台湾>>続きを読む
なんと説明の(情報の)少ない映画だろう。それだけに、数々の意味深なシーンやセリフがジワジワと、まさに日焼けの痛みのように後から効いてくる。
11歳の誕生日を迎えたばかりの少女ソフィと、まもなく31歳>>続きを読む
台湾のチェン・ユーシュン監督の名作「1秒先の彼女(消失的情人節)」を、山下敦弘 監督、宮藤官九郎 脚本でリメイク。
男女の設定をオリジナルと逆にしているので(タイトルも「彼女」→「彼」なわけで)、色>>続きを読む
喜寿を目前に控えたマゾで偏屈な老ゲイと、少し影のある売り専の美青年が主役という設定がまず素晴らしい。さらに、「ゲイにとっての老い」というテーマや、同性パートナーシップとか養子縁組とか里親制度とか年寄り>>続きを読む
ウィリアム・フリードキン追悼記念(第二弾)。
ニューヨークのアパートで、ある誕生パーティーが開かれようとしていた。家主で嫌味好きなゲイ マイケル、その恋人で理性的なドナルド、超オネエで料理が得意なエ>>続きを読む
ウィリアム・フリードキン追悼記念。
ゲイばかり犠牲となる連続猟奇殺人事件が発生。犯人逮捕を迫られた警部によって囮捜査官に指名されたのは、「被害者たちに似ている」=犯人の好みのタイプだという理由のアル>>続きを読む