いはんさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

3.3

色んな映画がありますよね、

そもそも伝えたいことがない映画、
伝えたいことがはっきりしている映画、
考えないと伝えたいことがわからない映画、
考えた際に人それぞれで違うメッセージを受け取れる映画。
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ANIMA(2019年製作の映画)

3.8

ぴー!てぃー!エー!

これぞ、感性にドンピシャなやつ。
創作型、現代ダンス。
何が良いってね、こういうのって10人いれば10人ちがうメッセージを受け取れるんですよ。というか、受け取って良いんですよ。
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ハンガー(1983年製作の映画)

3.4

一度約束された永遠。
手に入ったのに失われる永遠。
誰がそんなことに耐えれるのだろうか。
Forever and everだと思っていたのにね。

うひょー、はっきり言って撮り方も音楽も全く感性に合わ
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同級生(2015年製作の映画)

3.8

この絵のタッチに惹かれた。
再生ボタンをタッチした。
始終ドキドキした。

なんていうか、初恋って感じ。初々しく、少し切ない。あ、こいつの事が俺は好きなんだと、気づくその瞬間から全ての物事が違うように
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.6

ため息が出ますね。

シンプルな描き方だからこそ、伝えたいことも直で伝わってくる。
様々な事件が起き、取り上げられ、議論され、忘れ去られていく。でも当事者たちにとっては一生残る。

銃なんて、存在しな
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

人は、どこでも“ロスト”してしまうのではないのでしょうか?そして、いつだって孤独が付いて回っているのではないでしょうか?

日常から一転、知らない場所、知らない人、知らない言葉。外界から隔てられ、自分
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

-

”映画とは戦場のようなもの。
映画には愛、憎しみ、アクション、暴力、死がある。
つまり、感動だ。”

これが、噂のゴダール映画ですね。
ついにデビューしました。

デビュー作にして挫けそうです。決して
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初恋(2020年製作の映画)

3.6

あれ、この映画、染谷将太さんが主人公だっけ?

というのが、途中までの感想。
さてさて、最近は自分の無能さ故にタスクが次から次へとのしかかってしまい、赴くままに映画を見れませんでした。で、そんな久々な
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

久しぶりに、見直した。
比較しちゃうのは良くないとはわかっていながらも、私はテネットの何倍もこの映画の方が自分に合ってると思ってしまった。

無限な宇宙の中や上がっていく次元の中で、人間が崇高してきた
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.2

800本目🙈

色んなことを教えてくれる映画。
意地悪な子のお母さんのように、世の中はそうな簡単じゃないわ、こんな映画は綺麗事すぎる、なんて思う人が居るとするならば、まずはその考え方を変えてみて欲しい
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.7

”I can't lie to you about your chances,
but you have my sympathies.”

やっと、このシリーズに手を出した。
とはいえは、一気に見れ
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.7

失った恋は、新たな恋で癒せ、
とはこのことでしょうね。

自分とはこんなにも合うのに、どうしてうまくいかないのか、どうして自分を大切にしないのか。なんてあるあるですね。そういう時は、辛いかもだけど、前
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

創造と破滅は紙一重、
なんて……ね。

話は難しくないと思う。“難しく見える”だけの気がします(全部理解したとは言ってない)。新たな概念を登場させ、理解してもらいたいのならば、まずは丁寧な定義が必要だ
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.0

“お前が死んだら俺は少し変わるな、たぶん”、と言う彼は死んでしまった。

こういう映画って手を出さないのですが、何故か心惹かれたとこがあり鑑賞。想像の10倍くらい素敵な映画でした。

死ぬ直前に携帯に
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プロヴァンスの贈りもの(2006年製作の映画)

3.8

どんな映画も、新規性を求められがちですが、別にありきたりなテーマだっていい映画は作れる。この映画、個人的には好きです。金、プライド、潰し合いの社会に居続け、”良き、美しきモノ”を忘れてしまったマックス>>続きを読む

(2007年製作の映画)

3.3

夏というのは、やはり生物に取っては有り余る元気を使う季節なのかも知れないなと思ったりした。

思春期の子供が、大人の世界を垣間見る、そんな映画に感じました。踏み込みたいが、少し怖い。不思議な魅力がある
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ヤンチャな兄 どっか行け(2018年製作の映画)

3.6

えっと、アマゾンさん、私の趣味分かってるな....という感じです。

毎日妹に迷惑かけて、いじめちゃう兄でも、離れるとなると……。ふざけている映画なのに途中から泣かせにくる。もちろん泣きましたよ。兄弟
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.3

とりあえず、こういう事件があることで社会制度が変わりうるならばそれは“不幸中の幸い”と言えると思う。そして、映画というのは単るエンタメの手段ではないことを再確認。

ダラスバイヤーズクラブと似ているよ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.3

素敵。

映画の最後のシーンが終わり、エンドロールに入る瞬間に久々にこの感情が湧いた。ドノヴァンの生きたかった人生をルパートが引き継いだ、そう感じた。

ルパートの話を流そうとする記者に対して彼が言っ
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

-

母を守るため、小さいアパートの中で社会主義国東ドイツは”再生”した。

誠に、残念である。
観る前は4.3-4.5くらいあげちゃうんじゃないかな自分と思っていたけれど、みてる途中から気分じゃなくなって
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.9

“Happy twenty first kido.”

ここからわたしの涙腺はゆるゆる。

私たちの人生は誰かの物語であり、私たちは誰かの物語になる。人生とはなんとも頼り甲斐のない語り手だが、それが途
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SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(2016年製作の映画)

3.2

ベネディクトカンバーバッチとマーティンフリーマンだったらマーティンフリーマンというどうでもいい情報を添えて。

さぁーてさて、すごく有名?なシリーズらしいですが私にはいまいち響かなかった模様。物語の進
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.2

ジムジャームッシュ、ビルマーレイ、アダムドライバーだけでもう高得点をあげたくなってしまいますが、この高得点はどちらかというとこの映画自体に捧げたい。

きっとね、ジムジャームッシュは言いたいことがあり
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.8

アメリカのヒーロー主義、日本の集団意識。
そりゃアメリカ映画なので、ヒーロー主義が勝つってやつですけどね。

集団意識。
分かっていて属してしまう、高倉健が言ってたように、“おれはグループの一員”なん
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

-

こういう映画って好きなようで苦手なんです。
つまり、好奇心はすごく高ぶっているが観ると辛く、胸糞悪くなることが保証されてるとわかる映画ってこと。

原作は知らないですが、
この映画を見ている時、ふとこ
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メカニック(2011年製作の映画)

3.4

最近ハンニバルドラマシリーズにハマりすぎて、やっと見終えたところです(3シーズン分)。グロいの苦手でなければぜひ観て欲しい(宣伝)。

で、この映画は気休め。
こういうアクション系って集中しなくても見
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

うん、やっと観た。
あー、ティモシーを映画館で眺めたかった、眺めたかった……自分何してん。

昔に読んだ原作の記憶(ほとんど残ってない)を引き出しながらみてたんだけど、あー、そういえばそうだった、ロー
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.6

これ、公開の時めちゃめちゃ映画館で観たくて、でも期待が大き過ぎて映画館で観るのためらってしまった作品。

“自分は特別で、人とは違う”
うん、誰でもこう思いたいよね。それ自体は悪くない、問題はやり方。
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.2

心が痛い。
クエトと母のシーン、涙が一気に込み上がる。

もう何を書けばいいか分からないなぁ。知識不足というのはもちろんある。
独裁は主義ではない。怖いのはそれが主義として広まっていくこと。でももっと
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斬、(2018年製作の映画)

-

人を斬り、心を失う。
何か、狂気に似たものを感じる。

いやぁ〜、久々に池松壮亮作品を観たいなと思って選ぶ一作にしてはだいぶ重かった。まぁ、ジャケから分かれよって話ですな。不気味で、負の感情が漂う。憎
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17歳の肖像(2009年製作の映画)

4.1

おじさんに惚れることは悪くない!!!!!
そこじゃない。それよりも、人を見極めるEducationなのだ。いや、もはや自分を見極めるEducationなのかもしれない。自分が何を欲しがり、どんな人、生
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彼奴(きやつ)は顔役だ!(1939年製作の映画)

3.6

世界は変わり続ける、
私たちも変わり続けるのか?
運は順に回ってくるし、悪運だって順に回ってくるもんだなと観てる時は思った。ただ、運というよりも、世間の変化、時代の変化があまりにも早かったんだなって後
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つぐない(2007年製作の映画)

4.3

“The story can resume. I will return. Find you, love you, marry you and live without shame.”

物語、映像、
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ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

3.6

久々のハードボイルド、
気になってたフリッツラング。
他のは作品はポスターから少し異様な雰囲気を感じてなかなか手が出せなかったけど、これは王道サスペンス感があったらからとりあえず見てみた。

レイモン
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.8

”I ask no favors for my sex.
All I ask of our brethren is, that they will take their feet from off
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.7

“俺は違うって思っても、結局孤独な人間は皆同じだ“

思ったより、ハード。
ウォンカーウェイ、香港映画の絶頂期にこんな芸術感がぷんぷんするような映画を撮っていたのね。我が道を行く感があって好感度が上が
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