17/8/14@としまえん:公開時
「今&ここ」のヒーロー
MCUには珍しい、いわゆる市井の人々の話。他作品には殆ど登場しない彼らを話の中心において、シリーズトータルでバランスを取る。例によってM>>続きを読む
6/27@としまえん#7
"ぶっさん" is back?
傑作とは言い難いが、応援したくなったので★1つおまけ。アクションシーンでの位置関係の分かりにくさ等、気になる点がなくはないが、貴重な国産ア>>続きを読む
16/9/1 大泉(公開時鑑賞)
半世紀後の上書き
2004年以降日本では休止状態、その間ハリウッド産が作られていたゴジラ。本作はそうした流れとは真逆の、極めて日本的な方向に振りきって(海外展開な>>続きを読む
6/17 イオン板橋#3
「千と千尋」の換骨奪胎
前田敦子のか細い手足とやる気のない目を見て「千尋」を思い出し、葉子が(元AKBセンター前田敦子の)名前を奪われた「千」に見えた。
広大なウズベキ>>続きを読む
6/11大泉#5
中学生の背伸び
生命が輝く夏の海。それを「どうかしてる」レベルの画力で書き込む。夏休みの中学生の有り余る体力のような作品の力の前に、ねじ伏せられた感覚だ。
原作未読でアニメ弱者>>続きを読む
19/6/5@新文芸座
「人生は悪くない」
「ロッキー」の1作目は、孤独を抱えた登場人物たちが寄り添って懸命に生きていく話で、エンタメ性を加味したその後のシリーズ作品とは毛色の異なる静かな秀作だっ>>続きを読む
5/31_大泉#1字幕
なんじゃこりゃ。
テンポ良く、個々の絵面も悪くはないのだが、映画として単調なのが致命的。怪獣暴れる→人間茫然→誰かしらが「説明」始める。
基本このパターンが繰り返される。こ>>続きを読む
14/8/1(公開時鑑賞)
ゴジラ、アメリカ上陸
怪獣映画としては十分堪能。
ハワイ上陸、サンフランシスコ上空からの降下、MUTOへのトドメの一閃、これら海空陸3つのシークエンスの出来が特に素晴ら>>続きを読む
5/12_TOHO新宿#6
「この船じゃ小さすぎる」
テレビじゃ小さすぎる。今回も「午前10時」に感謝。
西洋絵画の黄金期「印象派」は、カメラ技術が発明される直前だった。それ以降写実的絵画の世>>続きを読む
19/4/26字幕@大泉#2
「カッコ良過ぎだよ、社長」
アメコミ、いや広くヒーロー映画で初めて泣いた。少し冷静にと思って臨んだ二回目は、もっと盛大に泣いた。映画鑑賞を超えたこれぞ「映画体験」。>>続きを読む
4/23 大泉#8
艦長無双
とてもテンポ良く進むので上映時間が短く感じたが、それだけ物足りなさも残ったかな。80年代によく見た米vsソ戦争アクションのようで懐かしい。やはりこういう国家レベルでの>>続きを読む
4/20_TOHO新宿#6
エリオットの決意
スピルバーグは本作のテーマを、彼自身が経験した「両親の離婚」であり、SFは表面的な要素にすぎないと語っているそうだ。エリオットがそれを乗り越えて大人に>>続きを読む
4/6_TOHO新宿#11
スパイクリーの自省
本作の入口は「国民の創生」がKKKを再興させてしまった過去。出口がそのKKKにも支持されるアメリカファーストなあの人。
映画界がどれだけ彼を罵倒し>>続きを読む
4/1_大泉#7
本作お好きな方は読まないでください。
異星のロボット達が、何故にまるで地球人と同じメンタリティーを持っているかのように動くのか。結局これを最後まで受け入れられず、バンブルビーの「>>続きを読む
3/19_TOHO新宿#12
アナケンなめんなよ!
ダサ恰好よく意外にも良い後味、最高なB級映画万歳!「ゴーンガール」を思い出す方が多い中、私は「パルプフィクション」にも似た一流のB級映画の矜持を>>続きを読む
3/13 大泉#2
許される者
これまでのイーストウッド作品が一貫して描いてきたのは、許さない&許されない正義の物語だった。ところが今回は一転して、許し&許される話。しかも許される老人を自らが演じ>>続きを読む
3/11 大泉#4
観る人を幸せにする良作
ユーモアはあるがマナーはないトニー、マナーはあるがユーモアのないドク。この二人の旅がとても見やすくて、館内は幸せな笑い声に溢れていた。人生には旅が必要>>続きを読む
3/1_としまえんIMAX3D字幕
COOLなポップアートの洪水
コミックの新刊を寝ころんで読む至福の時間。じっくり読みたいが、先が知りたくてページをめくるスピードがつい速くなるワクワク感。誰もが>>続きを読む
3/5_TOHO新宿#12
これは公開当時に見てこその作品。尺も長く40年経過した今には少し厳しいかと。スピルバーグの近作「ペンタゴンペーパーズ」は、作品そのものが本作へのオマージュ。現代の鑑賞仕様に>>続きを読む
3/4_TOHO新宿#8
美女の醜い争いは蜜の味
こんなにエンタメ要素たっぷりとは思わなかった。エモくて分かりやすいが、キューブリック風味のブラックコメディ。
「悪趣味」にギリギリなりそうでなら>>続きを読む
19.2.22としまえん#9
犯した罪は何だったのか
音だけが頼りという設定と、エモーショナルな展開が、主人公(と観客)の思考の「視野」をミクロな領域に狭め、マクロに俯瞰する状況把握ができなくなる>>続きを読む
2.14@大泉#1
王よりも英雄
20世紀に流行った明るい活劇を、現代のキレた映像で魅せる理想のアクション作品だった。"SKY MISSION"はワイスピのベストバウトだったし、ジェームズワンで大>>続きを読む
2.8@大泉#2
<映画は摩訶不思議>
ジャンル:宇宙モノ→幼少期から好き。
企画:人類初の月面着陸を、偉業としてではなく、一人の男の私的な物語として描く→面白そう。
監督:デイミアンチャゼル→「>>続きを読む
19.2.1@シャンテ#1
試される観客
終始漂う不穏な空気と、メタファーの洪水に後頭部が痺れた読後感。
これ見よがしとも思えるメタファー群と、分かりやすい二項対立構造(貧困X富裕、本能X理性et>>続きを読む
19.1.25_としまえん#2
四つ葉のクローバー
「アンブレイカブル」「スプリット」の事前鑑賞は必須。気持ちがいいほど説明が省かれていて、これほど前作の鑑賞済みが大前提になっている作品は珍しい。>>続きを読む
19.1.17_大泉#7
父になる男たちの物語
前作は「ロッキー」の世界観を忠実に継承したものだったが、今作では「父と子」という(このシリーズが正面からは向き合ってこなかった)テーマを中心に進む。>>続きを読む
19.1.7 @TOHO新宿#1
空っぽな人間の怖さ
ハートウオーミング系の話と思いきや、強烈なブラックコメディだった。
登場人物たちが皆、チャンスの言動を曲解し振り回されていく展開は楽しい。しか>>続きを読む
19.1.4_大泉#8
言葉よりも触れ合い
おでこをつけて話し、歌う二人がなんとも印象的だった。
これは二人の愛情の深さを示すだけでなく、ジャックがミュージシャンの命である聴力を失いつつあること、>>続きを読む
他人の「好き」を笑ってはいけない。
それがどんなものでも。
ジェームズのブリグズビーベア「完結編」を作りたいという想い。最初は単純に続きが見たい、という気持ちからだったかもしれない。が、その制作過程>>続きを読む
みんな自分が好き
「イチが好きな自分」が好きなヨシカと、
「ヨシカが好きな自分」が好きなニの、本当に面倒くさい話(褒め言葉)。
そんなヨシカなので、人からの素直なストロークを受け取れない。終盤での>>続きを読む
彼らに会いたい。
斬新な(悪く言えば歪な)作品だが、見終えるとこの3人のことを、彼らの母親も含めて好きでたまらなくなる。これがなにより本作が傑作たる証左だ。
二度目の鑑賞で改めて思ったのが、あらゆ>>続きを読む
12/18ユーロスペース#2
男らしさと暴力。この両者が「ないまぜ」になっていく怖さ。
江戸末期の時代設定でありながら、台詞は全て現代語。これはかなり意図的な演出で、作品のテーマが現代にも通底する>>続きを読む
18.12.14_大泉#5
松たか子から岡田准一への見事なボディブロー一発!このシーンのカタルシスが全部もってった。
岡田自身はそこまでクズではないのだが、死んでいった凡人たちの代表として。
一方で>>続きを読む
18.12.8_TOHO新宿#11
失敗も成功もロジックが明快で、意外にも緻密な作品。
第一幕での行動原理は妻の為に「してあげたい」。優しい夫であることに間違いはないのだが、「恥よりも死を選ぶ」とまで>>続きを読む
18.11.30 としまえん#2
家族という「結界」がガタガタなので、異界からの介入を防げない一家の悲劇。
これでもかと厭なモノを見せ続ける本作は、家族という共同体が如何に脆いものかを語る。確かに>>続きを読む
11/17@大泉#1
フレディ、頼むもう一曲聞かせてくれ!
エンドロールの"Don't stop me now"は、そんな願いへのアンコール曲だった。
本作はほとんどがフレディが<見る>側として>>続きを読む