kurageさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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セシボン(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

1970年代に実在した音楽喫茶セシボンを舞台に繰り広げられる、恋愛ストーリー。
ヒロイン演じるハン・ヒョジュはミニスカートの妖精、ファムファタル。女優ユン・ヨジョンがモデルとか。女優志望とデビュー前の
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カサブランカ(1942年製作の映画)

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不朽の名作を、初見にて。
1940年の仏領モロッコ、カサブランカという舞台がエキゾチックでロマンチックで。とはいえ、さほど多くない限定された場所で奥行きのある人間の心模様と歴史の背景を感じられるのが名
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

感想が難しい。赤ちゃんの親を探す旅を通して、産みの母が背負うものの大きさについて考えさせられるが、テーマの強度を増すために準備された設定なのだろうか後半に向かって力技的に不自然なところが散見されたよう>>続きを読む

ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)

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随分昔に観たのでストーリーは全く覚えていなかったけど、冒頭のレガッタのシーンは覚えていた。ボストンやメンフィスの街並み、ケイマン諸島の青い海を観ながら、「行きたいなー」と思いつつ。
内容は、メンフィス
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ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。(2021年製作の映画)

4.5

タイトルで、北朝鮮への無謀な旅の記録か何かと思って見始めたら全然違っていた。自分の想像力の無さよ......。

内容は、両国の外交関係に翻弄される家族の話。
1960年の帰国事業で夫の故郷である北朝
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

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のっけからなぜか涙が出てしまった。
結論から書くと、とても面白かった。

アニメや映画、ドラマ制作だけでなく全てのものづくりに通じる普遍的なものがある。それがどこからくるのかと思いを巡らせたら、自分の
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活きる(1994年製作の映画)

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中国の近代史とともに変わりゆく人間。これは、小さな家族が激動の時代を「活きる」物語。
1940年代に賭け事大好き穀潰しドラ息子・福貴が、賭博に負けて全てを無くしたことで物語は始まる。コン・リーは福貴の
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

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公開当時、映画館で観損ねてしまった。テレビよりもやはり映画館が良かったなと思いつつ、面白かった。終始緊迫。

1979年の朴正煕大統領暗殺事件を映画化。主人公は大統領直属の諜報機関である中央情報部(K
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

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ポスターやタイトルからは想像できない内容だけど、終わってみたら確かにそうだというところもあり、今の中国でよく制作できたなあというような内容。

インドの強壮剤をヤミ販売していた闇落ちしている男のもとに
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米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー(2017年製作の映画)

4.8

沖縄返還50周年記念でBSだったかCSで放映されていたのを見たけど、現在アマプラでも視聴できる。

沖縄戦やアメリカ統治時代のことは知識として知っていたけど、辺野古における住民感情の理解まではいきつか
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

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ハリウッド作品の戦争ものながらも、どちらにも偏らないフラットな視点で描かれている。
栗林忠道の話はノンフィクション作家の梯久美子さんの本で興味を持っていたのだけど、実際に映画で渡辺謙が演じているのを見
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ベルファスト(2021年製作の映画)

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故郷を襲う宗教抗争により、慣れ親しんだ土地を離れざるを得なくなる家族の物語。
北アイルランドの首都、ベルファストに住む小さな家族におそらく本当にあった話なんだろう(監督の原体験?)。
お父さんは大工で
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HiGH&LOW THE WORST(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

Netflixのラインナップに『ビーバップハイスクール』が入ったそうで、自分の中でヤンキーブームがやってきたような、やってこないような。

これまでEXILE系は苦手で全く観る気がしなかったのに、クロ
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クローズZERO II(2009年製作の映画)

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2作目は登場人物のキャラクターが生き生きとしていて1作目と同様にケンカばかりの内容でも面白かった。
対する鳳仙学園の親玉が金子ノブアキなのも良かった。ゴリゴリのヤンキーというよりはちょっとおしゃれな雰
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クローズZERO(2007年製作の映画)

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最近、名作鑑賞が続いていたのだけど、これもまた「ヤンキー映画の名作」らしく、Netflixで観る。

主人公源治が893のお父ちゃんの後を継ぎたいがために鈴蘭高校を制覇する物語という理解でいいのかな。
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

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日本での上映権が切れるということで最終上映の機会にル・シネマで(現在はあまりの人気に権利更新を交渉中とか)。
0時予約開始のチケットは2分でSOLDOUT! トップガンのように公開時やレスリー・チャン
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ダーティ・ダンシング(1987年製作の映画)

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1963年、アメリカの中流家庭の避暑地が舞台。医師の娘ベイビーはホテル付きのダンサーのジョニーに惹かれる。ダンスパートナーのペニーが妊娠したことで代打を踊ることになり、ジョニーとペアを組むベイビー。練>>続きを読む

シティ・オブ・ジョイ 4Kデジタル・リマスター版(1992年製作の映画)

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インド・コルカタが舞台ということで、ずっと観たかった映画。キネカ大森の名画座「パトリック・スウェイジ特集」で上映。しかも『ダーティ・ダンシング』と2本立てで。贅沢。最近、ミニシアターで4Kレストア版な>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

IMAXや4Dで観なくてよかった。
なぜなら、自分は画面に酔いやすいから。タダでさえ大きなシネコンのスクリーンから飛び出すように戦闘機が動き回っていたら、きっと心拍数は上がるわ、気持ち悪くなるわで大変
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瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと(2022年製作の映画)

4.8

寂聴さんのように生きると悔いはないかもしれない。でも、寂聴さんは悔いが残っている。裕さんが幸せかどうか、心配でたまらない。裕さんが幸せでありますようにと私も祈る。寂聴ファンではないけど、寂聴さんの気持>>続きを読む

「粘土のお面」より かあちゃん(1961年製作の映画)

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戦後の長屋風景。
ド貧乏でも、メソメソせず前を向いてフランス国歌を歌って。
伊藤雄之助のダメ父ちゃん役、とても良かった。じんわりと、かあちゃんの大きさ、強さが伝わってくる。

夫婦は子供の前で文句言い
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

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世知辛い事情で自殺願望を持った男が自分で死ねないため、地下組織?に自分殺しを依頼。途端に花売りの女性に恋をしてー。
キャラの濃いおじさんがたくさん登場。盗人2人組コンビが出てくると何処か滑稽な感じ。
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流浪の月(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

李相日監督の作品は感情を抉られるような重いものが多いが、作風は好き。今回も原作を読んだときの印象そのままに映像化されていたので映像や音楽は期待は裏切らなかった。

あまり多くを語らない(語れない)もど
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

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95年の作品ながら、古びた感じが全くしない。言わずもがな後世に残っている超メジャー作品なのだけど、だからこそ食指が伸びず(あまのじゃく)、地上波放映で話題となった機会に配信で観た。......観てよか>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

医大在学中に大切な友人ニーナが男性にレイプされたため、学校を中退した主人公キャシーが亡くなったニーナのために復讐をしていく話。

トランプ政権時代に作られた映画としてふさわしい内容。ロックだ!
キャシ
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ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

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アマプラ見放題終了間近とのことで、何の気なしに観始める。
主人公の怪しい大男、トミーの言動が気になって、結局最後まで観てしまう。
サマーフィルムを観終わった直後だった。「つくりたい映画をつくる」という
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子猫をお願い(2001年製作の映画)

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何度でも観返したいガールズムービーの傑作。
高校時代の仲良し5人組は20歳になり、それぞれの道に進んでいる。性格や家庭、勤務環境の違いはどうしても相手とのギャップを感じざるを得ない。5人の現在地ととも
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

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恋愛映画じゃなく時代劇を作りたい勝新オタクの女子高生が、映画制作に挑戦する。予備知識なしだったので、SF設定だったことに驚いた。
映画にかける女子高生たちの青春ドラマは、ポスター通りの爽快感。
主人公
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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叔父のジョニーと甥のジェシーが数日間の共同生活で他者と自分を認めて解放されていく過程を描いた作品。

ラジオジャーナリストのジョニーは子供たちへのインタビューをライフワークにしているが、独身。妹のヴィ
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EXIT(2019年製作の映画)

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テレビをつけたらやっていたので途中の猛毒ガスが迫って主人公の姉が道路で倒れたあたりから視聴。いつもは途中からは見ないけど、ノンストップの緊迫感でぐいぐいと引き込まれて、最後まで見てしまった。
主人公が
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

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ベルリンの高級ホテル「グランド・ホテル」を舞台にした群像劇。
主要登場人物5名が動くのは、ほぼスイートルーム階とイエロールーム。限定された空間でそれぞれの人生が交差していく。
5人5様、悲喜交々のラス
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劇場版 奥様は、取扱い注意(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ドラマのラストシーン、夫婦対決でどうなる?からの記憶喪失設定とは韓流ドラマかいっ?とツッコミを入れてしまった。元特殊工作員というキャラの立った妻の暗躍を期待してしまったのだが、ドラマと違って映画はそう>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

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久しぶりに観たら、シーン自体は意外と淡々とした描写が続くように感じた。とはいえ、中国最後の皇帝・溥儀の人生自体が皇帝から平民(庭師)になるいうドラマチックさなので、描写が淡々としていてもどうしても変化>>続きを読む

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

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イップ・マン最終章。
アメリカに渡った弟子、ブルース・リーの招待でサンフランシスコに行くイップ・マン。反抗期の息子との葛藤、アメリカにおける華人の立ち位置、男の友情、アメリカ海兵隊が中国武術を取り入れ
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

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久しぶりのイップ・マン。先が気になって、完結まで2作続けて観てしまった。面白かった! 格闘技は好きではないけど、詠春拳は所作の美しさに見とれてしまう。特にイップ・マンは体幹が全然ブレてない。
実在の人
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建築学概論(2012年製作の映画)

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韓国ドラマや映画において初恋と初雪はドラマになりやすいのかよく描かれる題材や背景の一つではある。
この映画は、女性の気持ちになったり、男性の気持ちになったり、結構忙しい。

ソヨンを演じるハン・ガイン
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